【教員】

合唱コンクールで良い合唱をする(優勝する)コツ【考え方編】

合唱コンクールで良い合唱をする(優勝する)コツ【考え方編】
怒っている女性のイラスト
合唱コンクールを頑張りたい先生・中学生・高校生 「合唱コンクールを頑張りたいです。できれば、自分のクラスが優勝するようになりたいです。でも、男子が歌わなかったり、みんな恥ずかしがったりしていて、うまくいく気がしません。あと、どうやって練習すれば優勝できるようになるのかも分かりません。」

 

こういった疑問に答えます。

 

こんにちは。もちお(@softenisuke)です。

今回は、

合唱コンクールで良い合唱をするコツ【考え方編】

について説明します。

僕は元教師で、本記事で紹介する考え方で合唱コンクールに取り組んだ結果、全ての年で優秀賞(学年でトップ、3年の担任の時は学校トップ=最優秀賞)という賞をいただくことができました。

本記事で紹介する考え方(コツ)は、結構、再現性が高いと思いますので、何か一つでもみなさんの役に立てばうれしいです。

合唱コンクールに関する別記事もありますので、もしよければ合わせて読んでください。

▶️合唱コンクールで良い合唱をする(優勝する)コツ【練習のコツ編】

▶️合唱コンクールで良い指揮をするコツを元教員が解説【指揮者賞とりたい人へ】

▶️合唱コンクールで良い伴奏をするコツを元教員が解説【伴奏者賞とりたい人へ】

▶️合唱コンクールの並び方のコツを元教員が解説【最高の合唱を目指す】

【合唱コンクール】あるある

合唱コンクールとかマジめんどい

男子ちゃんと歌って!
…。(歌わない)

これ、合唱コンクールあるあるですよね。

他にも、

  • 歌い始めても、ものすごい小さな声でしか歌わない
  • 「ここから歌うよ」って指示されても、「周りの人ちゃんと出すかな?」ってうかがって出だしの声を出さない
  • 声を伸ばす部分で伸ばしきらない

こんなこともあると思います。

これ、原因があります。

【合唱コンクール】合唱コンクールは4月から始まっている

教室の画像

なんでこうなるの?
もちお
もちお
合唱コンクールは、そのクラスの生徒たちの関係性がモロに出ます。

で、4月から合唱コンクールまでに、クラスが「自分のことを表現しやすい安心感のある集団」になっていれば、合唱コンクールはうまくいく可能性が高いです。

 

つまり、合唱コンクールは4月から始まっているんです。

さっき書いた「あるある」は、

クラスの人間関係が十分に構築されていないから起こります。

  • 歌うこと、頑張ることが恥ずかしい → 歌わない
  • 大きい声で歌うと目立ちそうで嫌 → 小さい声でしか歌わない
  • 出だしの声を出すのが自分だけだったら恥ずかしい → 出だしの声を出さない
  • 声を伸ばすところで伸ばすのが自分だけだったら恥ずかしい → 声を伸ばしきらない

もちお
もちお
全員が完璧に自分の素を出せるクラスってのはないとは思うけど、

自分のことを表現しづらいクラスって、いやじゃない?

うん。周りの人が「なにあいつ」って見てくるような、そんなクラスって居心地が悪い。
もちお
もちお
合唱も結局は、そのクラスが「自分のことを表現しやすい安心感のある集団になっているか」で決まるんです。

自分のことを表現しやすい安心感のあるクラスになっていれば、

  • 歌うこと、頑張ることは恥ずかしいことではない → 歌う
  • 大きい声で歌っても、受け入れてくれる安心感 → 思いっきり歌う
  • みんな出だしの声を出すって信じている → 自分も出だしの声を出す
  • みんな伸ばすって信じている → 声を伸ばしきる

ってなるはずです。

だから、合唱コンクールは4月から始まっています。4月からの、クラスの人間関係の成熟度で、そのクラスの合唱はわりと決まってきます。

【合唱コンクール】歌いたくない人もいるのがクラスだ

歌っている男子の画像

クラスが結構いい感じなのに、それでも声が小さい人っているじゃん!むかつく!
もちお
もちお
中学生の時の僕も同じようなこと思ってました。「歌わない人むかつく!」って。
もちお
もちお
中3の時、僕は結構クラスの中で頑張っていた方だったと思うんですが、あまりにも女子のアルトの声が出ていなかったので、「こうやって歌うといいんじゃない?」って言ったら、ある女子に「きもっ…」って言われました(笑)

当時の、思春期真っ盛りの僕はひどく傷つきましたね(笑)

放課後、先生に「なかなかうまくいかないんです」って合唱コンクールの悩みを打ち明けた時に、その傷が深く印象に残っていたのか、涙がボロボロと出てきましたよ(笑)

www(きもっ…)

でも、教師になってから思ったのは、そりゃ歌いたい人もいれば、歌いたくない人もいるよなってことです。

もちお
もちお
クラスが「自分のことを表現しやすい安心感のある集団」になっていたとしても、歌いたくない人は歌いたくないんです。

で、全員に「思いっきり歌うこと」を求めるのって、なんか不自然というか、窮屈だなって気づきました。

視野を広げて考えてみると、歌わない人にも過去に何かトラウマがあったのかもしれないね

クラスって、いろんな人がいますよね。一人一人、みんな違います。

いろんな人がいるっていうことを理解して、いろんな人を受け入れることが大事だと思いました。

歌いたくない人もいるのがクラスなんです。

歌いたくない人もいるのがクラス

で、合唱コンクールは、そういうことを学ぶのに良い機会だな、と。

  • 合唱コンクール、本気で頑張りたい!っていう人
  • 合唱コンクール、そんなに頑張りたいとは思わない…っていう人

どっちかに針が振れすぎるのもダメ。

お互い、歩み寄るんです。

もちお
もちお
歩み寄らないで、

「本気で歌ってよ!歌わない人、マジ意味わかんない!むかつくっ!」

ってなったり、

「合唱コンクールとか別にどうでもいいし。頑張りたい人だけで頑張ればいいじゃん」

ってなったりすると、うまくいきません。

この後すぐ書く、目標が達成されないんです。あくまで合唱は手段

 

合唱コンクールを通して、人間社会に必要な「歩み寄り」を学ぶんだ!

という信念が、教師には必要だと思います。

【合唱コンクール】優勝を目標にすると、うまくいかない

トロフィーの画像

でも、やっぱりなんとしても優勝したい(最優秀賞をとりたい)!どうすればいいの?
もちお
もちお
僕が担任をしたクラスは全て、合唱コンクールで優勝(学年でトップ、3年の担任の時は学校トップ)しました。

が、一度も優勝を目標にはしませんでした。

え、どうして?
もちお
もちお
ある本の受け売りです。

長谷川博之(2012)『クラス皆が一体化! 中学担任がつくる合唱指導』明治図書

『クラス皆が一体化! 中学担任がつくる合唱指導』の画像この本のまえがきに、このようなことが書かれています。

 合唱で最優秀賞を取るというのは、目的じゃなくて手段です。

 最優秀賞がゴールだとしたら、最優秀賞を取った後何が残るんですかということですね、私が言いたいのは。

 たとえば学校づくりを使命とする三年生で、合唱コンクールで優勝したのに、始業式や終業式の歌を本気で歌わないというのでは、私に言わせればナンセンスなのです。無意味。点数を付けられないとやらない、賞状が出ないと頑張らない、という打算まみれの学級では駄目なのです。そういう状況では、最優秀賞の賞状などただの紙切れなのです。

かっこいい…
もちお
もちお
はい。僕も読んで、「かっこいい」と思いました。

僕、この本は合唱コンクールに関わる教師必携の本だと思っています。

この本を読んで、「合唱コンクールでは優勝は目標にしてはいけない」と感じ、生徒にはこう伝えました。

「賞は目指すものではなく、素晴らしい取り組みをしたクラスが『結果的にとっちゃうもの』だ。」

もちお
もちお
担任として、賞を狙っていなかったかというと、やっぱり生徒に賞をとらせてあげたい思いはありました。

でも、一言も「賞をとるぞ」とは口にはしませんでした。口が裂けても言いませんでした。

もちお
もちお
それよりも、「このクラスでできる最高の合唱を作り上げる!」これを目標にしていました。

その結果、毎回、賞をいただくことができました。

賞は目指すものではなく、

素晴らしい取り組みをしたクラスが『結果的にとっちゃうもの』

まとめ

以上、

合唱コンクールで良い合唱をするコツ【考え方編】

について説明しました。

いろいろと偉そうに書きましたが、あくまで、一教員の考え方にすぎません。

ただ、この記事や他の記事で紹介した考え方で合唱コンクールに取り組んだ結果、全ての年で優秀賞(学年でトップ、3年の担任の時は学校トップ=最優秀賞)という賞をいただくことができたので、100%間違っているわけではないかな…とは思ってはいます。

とはいえ、僕は音楽科ではありませんので、音楽科の方からしたら「なんだこれ」と思うこともあるかと思いますが、その時はコメント欄などで教えてくださると助かります!

 

合唱コンクールに関する別記事もありますので、もしよければ合わせて読んでください。

▶️合唱コンクールで良い合唱をする(優勝する)コツ【練習のコツ編】

▶️合唱コンクールで良い指揮をするコツを元教員が解説【指揮者賞とりたい人へ】

▶️合唱コンクールで良い伴奏をするコツを元教員が解説【伴奏者賞とりたい人へ】

▶️合唱コンクールの並び方のコツを元教員が解説【最高の合唱を目指す】

 

もちお(@softenisuke)でした。

他にも書籍が多数ありますので、チェックしてみてください。

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