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授業プリントの作り方と注意点【教員向け】

望岡 慶(モチオカ)
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授業プリントってどうやって作ればいいんだろう?

って悩み、いろいろ考えた結果、授業プリントの作り方・注意点に関する自分なりの考えがはっきりしてきました。

ってことでブログ記事にまとめておきます!

元教員の一つの意見にすぎないですが、よかったらお読みください!

モチオカ ケイ
モチオカ ケイ
学習ブロガー
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元社会科教員・元ソフトテニス部顧問のモチオカ ケイ(望岡 慶)です!

公立中→公立高→浪人→東大→東大院→外部コーチ中に高校生の成長に感動して教員を志望→中学教員→退職→ブロガー

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授業プリントを作る目的を明確にする

教室の画像

授業プリントの作り方について考える前に、まず「そもそもなんで授業プリントを作るのか?」っていうのを考えます。

実際問題、教科書さえあれば授業はできるわけです。授業プリントなんてなくてもいいんですよね。

そんな「なくてもいいもの」をわざわざ作る以上、作る目的を明確にする必要があると思います。

わざわざプリントを作る目的

プリントを作る目的は、ざっとこんな感じかなと思います↓

①教科書の内容をわかりやすく整理する教科書の記述だけだと知識を整理・構造化しにくいので、整理・構造化したプリントを作る
②ノートに写す手間・時間を削減する板書を書き写すのに時間がかかる(個人差もある)ので、その時間を短縮して別の活動の時間を確保するために、板書する内容をまとめたプリントを作る
③教科書には載っていないことを伝える教科書には載っていないけど知ったら学びが深まる補足情報を伝えるために、プリントを作る
④教科書の内容を隠す授業の中で生徒に考えさせたり予想させたりするために、空欄を入れたプリントを作る
⑤演習問題を提示する生徒に取り組んでほしい演習問題をピックアップしたプリントを作る

目的に応じたプリントを作る

プリントを作る際は、「プリントを作る目的はこれだ!」ってのをはっきりさせてから、その目的に応じたプリントを作ります。

思考停止で「とりあえずプリントを作ろう!」ってのはダメ。時間がもったいないです。

モチオカ
モチオカ

ちなみに、僕は「④教科書の内容を隠す」という目的でプリントを作るのはどうなんだろう…って思っています。

「教科書に書いてあるじゃん!それ!」っていう内容をわざわざ空欄にして、「さあ、ここに入る言葉は何かなー?ww」って問いかける教員の授業って・・・疲れますよね。

今の時代、塾や通信教育ですでに予習をしている生徒は結構いるわけです。そういう生徒からしたら「(いや、もう知ってるんだけどな…でも先生に悪いから知らないふりしようかな…)」みたいな感じになりがち。

教科書に書いてある内容を特にひねったり工夫をしたりもせずに”ただそのまま空欄にしただけ”のプリントは教員の自己満足。やめるべしでござる!!!

僕はこうした

僕自身(元社会科教員)がプリントを作る時に意識していたことがこちら↓

教科書の内容をわかりやすく整理する

教科書のノッペリした文章だと、どうしてもわかりにくいですよね。

知識って構造化して頭に入れることが大事だと思うんですけど、教科書の文章って一応構造化されているとはいえ、その構造がとっても見えにくい。

あと、教科書の文章はどうしても長くなりがち。

なので、「教科書の内容を構造化・整理してギュッとコンパクトにする!」という目的でプリントを作っていました。

→授業では、そのプリントを拡大コピーしたものを黒板にはって説明。

生徒からしたら黒板にはってあるものと同じものが手元にある状態になるので、ノートに写す手間がなくなる

なるべく余白を作る

教科書の内容を少ない文字数でぎゅっとコンパクトにするのってすごく難しいんですけど、その中で「なるべく余白を作ろう!」って意識していました。

教員が口頭・板書で説明した内容を生徒が余白にメモしたくなるように…という願いを込めて。

実際にその願いが叶ったかどうかはさておき

文章がギチギチに詰め込まれた余白のないプリントって、配られた瞬間「うわーーーーーーやる気起きねえ」ってなるじゃないですか(僕自身、そういうプリントを作った経験あり・・・)。

しかも余白がないと「教員が喋ったことをメモしよう」って気も起きない。生徒が書き込みたくなるデザインになっていないわけです。

そうならないようにするために、なるべく余白を作る!!!

欠席の生徒がいることを前提に作る

授業を受けることでプリントが完成する…って感じの「授業に参加することが前提のプリント」は(なるべく)作らないようにしていました。

というのも、「授業に参加することが前提のプリント」を作ってしまうと、欠席の生徒や不登校の生徒が気遅れしてしまいそうだな…って思ったから。

また、授業中にボーッとしてて「あ、ここ空欄になっちゃった」ってことになると、その生徒は困ってしまいます(自己責任とはいえ)。

隣の生徒や友達に「ちょっと見せて」って言って自分でフォローできる人だったらいいですけど、授業中にボーッとしがちな生徒「あ、ここ空欄になっちゃった」ってなってもそのままスルーしがち

ってことで、「授業に参加することが前提のプリント」は作らずに、「教科書の内容をわかりやすく整理したよ」っていうプリントを作るようにしていました。

使いたければ使えばいいし、使いたくなければ使わなくていいよ、くらいの感覚です。一応作っといたけど、ご自由にどうぞ的な。

ちなみに、僕のプリントの作り方は教員キャリアの序盤から終盤にかけて、こんな感じで変わっていきました↓

【序盤】教科書の内容と、よりくわしい情報をまとめたギチギチのプリント

(これ、わかりにくくない?自己満足になってない?って思った)

【中盤】授業に参加することが前提のプリント

(欠席の生徒へのフォローが大変だし、なによりかわいそう)

(このプリントを使って授業をやると知識伝達にむちゃくちゃ時間がかかる)

(「もう知ってます」的な顔をしている生徒もいるなあ…)

(「授業に参加することが前提のプリント」はやめよう)

(知識伝達の時間をなるべく短くして、知識を自分で咀嚼する時間を増やした方が良いのでは?)

【終盤】教科書の内容を整理・構造化したプリント(板書内容を先に配る、的な感じ)

授業プリントの作り方

タブレットを使っている男性の画像

スマホとタブレットを使う

僕は、授業のプリントをスマホとタブレット(iPad)で作成していました。使っていたソフトはApple純正のPagesとKeynote。

iPadのApple pencilで作成した教材の画像

例えば、こんな感じのプリントを作りました。

関連:教員におすすめのiPadを元教員が紹介

スマホとタブレットで作るメリット

  • デジタルで保存されるので、「あのプリントはどこだっけ」って探す時に検索しやすい
  • 翌年度以降、使い回ししやすい(「形に残す」ことができてその学年の授業を再び担当した時に楽になる)
  • 修正しやすい(スマホとタブレットで同期しておけば、通勤電車の中でスマホを使って修正することもできる)
  • キーボード入力と手書き入力を同時にできる(iPadの場合、キーボードとApple Pencilを用意するのがおすすめ)

スマホのスキャナアプリを合わせて使うと便利です。

スキャナアプリで教科書の図表を写真に撮れば、アプリが撮影時の縦横の歪みを修正したデータを生成してくれるので、教科書の図表をプリントに添付するのも楽になります。

制約を課す

プリントを作る時に自由度が高すぎるといろいろと悩むことになるし、教員はつい「やりすぎる(作りすぎる)」傾向にあるので、なんらかの制約を課すのがおすすめ。

例えば、

  • 必ずテンプレート通りに作る!
  • 必ず1枚にまとめる!

とか。

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伝えたいこと

授業プリントを作る目的を明確にして、目的に応じたプリントを作るべし!

スマホとタブレットを使うと便利!

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