
こういった疑問に答えます。
こんにちは。もちおです。
2020年度の大学入試から、今までのセンター試験に代わるテストとして「大学入学共通テスト」の実施が予定されています。この「新テスト」の詳細はまだ検討中の部分がありますが、確定事項のなかでセンター試験からの大きな変更点として挙げられるのが
英語の4技能(「聞く」 「読む」「話す」「書く」)の評価
です。
英語に関しては大きく制度が変わりますので、どんな形になるのか疑問に思う人も多いと思います。特に、2020年度に高校3年生になる生徒やその親(保護者)は不安に思うところも多いはず。
そこで、本記事では
- 2020年度以降の大学入試の英語がどうなるのか?
- どうやって対策したらいいのか?
について書きます。
本記事は公式ページ(大学入学共通テスト(新テスト)等について)(大学入試英語成績提供システム基本情報)の2019年5月現在の情報をまとめたものです。公式ページの内容を全部読むのは時間がかかるので、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
2020年度以降の大学入試の英語はどうなる?
記事の冒頭で書いた通り、2020年度以降の大学入試の英語では、
- 「読む」 = reading (リーディング)
- 「聞く」 = listening (リスニング)
- 「話す」 = speaking (スピーキング)
- 「書く」 = writing (ライティング)
の4技能を評価することになります。これは、今までのセンター試験が「読む」「聞く」の2技能しか評価できていなかったことへの反省からです。
どうやって4技能を評価するの?
民間の資格・検定試験を活用して、4技能を評価することになります。
具体的には、以下の流れで評価されます。
①
受験生が、民間の資格・検定試験を受検(大学入試センターが受験生一人一人に割り当てるIDを使って受検するので、大学入試センターは受験生のスコアを把握することができる)
↓
②
大学入試センターが、高校3年の4月~12月の間の2回までの試験結果を各大学に知らせる
↓
③
各大学は、資格・検定試験の結果や個別試験により、英語4技能を評価する。(どのように評価するかは各大学次第)
ID(共通ID)はどうやって発行するの?
高校生は、在籍校で申込書を取りまとめして、一括して申込みを行います(高校2年生の11月頃に申し込みになる予定)。だから、学校の先生の言う通りにすればOK。
浪人生(既卒者)は、本人が住民票等の本人確認書類を添付し、個別に直接センターに申込みを行います(ただし、共通IDの有効期間は2年間なので、前年度に取得していれば1浪の人は新たに発行する必要はないです)。
民間の資格・検定試験と新テストを両方受けるの?
今までのセンター試験に相当する英語のテスト(「大学入学共通テスト」「新テスト」)は、なくなります。
ただ、急になくなるとさすがに困るから、とりあえず2023年度(令和5年度)までは、センター試験に相当する英語のテスト(「大学入学共通テスト」「新テスト」)は実施します。
で、各大学は「大学入学共通テスト」(「新テスト」)と資格・検定試験をどう評価に使うかを判断するとのことです。
新テストの英語はどんな問題?センター試験からの変更点は?
平成30年2月に実施された試行調査(プレテスト)は、
- 筆記(リーディング):80分(配点100点)
- リスニング:40分(配点100点)
でした。
つまり、今までのセンター試験と同様、
- 「読む」reading(リーディング)
- 「聞く」listening(リスニング)
の2つの能力を中心に問う試験です。
筆記(リーディング)テストでは、
「読むこと」の力を把握することを目的としたことから、発音、アクセント、 語句整序などの問題は出題していない。
とのことです。
今までのセンター試験では、筆記試験の枠のなかで
- 「話す」speaking(スピーキング)
- 「書く」writing(ライティング)
の2つの能力を試すために、発音、アクセント、語句整序などの問題を出題していました。しかし、2020年度からはこれらの2つの能力は民間の資格・検定試験で測定できますので、「大学入学共通テスト」(「新テスト」)では出題から外れた、ということです。
リスニングテストでは、
実際のコミュニケーションや言語の使用場面をより一層反映することを重視する
とのことです。
この点に関しては、大きな変更ではないと思うので、特に意識する必要はなさそうです。しっかりとリスニングの力を身につける努力をすれば大丈夫です!
ただし、
多くの英語の資格・検定試験で各技能の配 点が均等となっている状況を踏まえ、「筆記[リーディング]」と「リスニング」の配点 を均等とした。
とあるように、リスニングの重みが増えました。
つまり、まとめると
- 「大学入学共通テスト」(「新テスト」)の内容はセンター試験とほぼ変わらない。
ただし、
- 筆記(リーディング)テストでは、発音、アクセント、語句整序などの問題は出題されなくなる
- リスニングの重みが増える
ということです。
2020年度以降の大学入試にむけて、どうやって対策したらいい?
- 「読む」 = reading (リーディング):今まで通りでOK
- 「聞く」 = listening (リスニング):今までよりも対策が必要
- 「話す」 = speaking (スピーキング):今までよりも対策が必要
- 「書く」 = writing (ライティング):今までよりも対策が必要
理由は
- 「読む」はほぼ現行通りである
- 「聞く」は配点が増加した
- 「話す」は資格・検定試験でもろに問われることになった
- 「書く」は資格・検定試験でもろに問われることになった
からです。
各大学の個別試験の傾向もありますので、志望大学によって対策の仕方も変わるとは思いますが、大まかな方向性は上記の通りになるはず。
早めの対策が必須
以上、2020年度以降の大学入試の英語について、2019年5月現在の最新情報を書きました。
こうやって情報をしっかりと整理して、理解すると、受験生や保護者の方はますます不安になるかもしれません。
英語の技能は伸びるまでに時間がかかることが多いですし、高校や予備校の授業では、一対一の指導ではないので「読む」以外の能力を効率良く伸ばすことが難しいですよね。
そこでオススメなのが、リクルート社が提供する「スタディサプリENGLISH(日常英会話コース)」です。
は、 リスニングで細かいところまで聞き取れなくて困っている人
- リスニングで聞き取れない原因を細かく診断して、自分に合ったプログラムを提供してくれるスタディサプリENGLISH
- 通訳者も訓練として行うディクテーション(聞き取った英語を書き取る)トレーニングがあるスタディサプリENGLISH
がその悩みを解決してくれるはずです。
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を使えば、自分一人でも発音を良くすることができます。
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- 日本語が表示されたら制限時間以内に英語でスピーキングしないといけない「クイックレスポンス」トレーニングがあるスタディサプリENGLISH
を使って英会話力を高めることができます。
確かに、スタディサプリENGLISH(日常英会話コース)は英会話力の向上に特化しているので「書く」能力を高めるのにはあまり向いていません。「書く」能力を高めるためには、また違った対策が必要です。
しかし、料金が月額980円で決して高くはないことを考えると、
「読む」「聞く」「話す」の3つの能力を伸ばせるスタディサプリENGLISHは、誰もが利用しやすい、2020年度以降の大学入試の有効な対策法の一つと言っても良いと思います。
ちなみに、資格・検定試験として使えるTOEIC向けの「スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)」もあります。TOEIC対策コースは月額2,480円と割高ですが、日常英会話コースの全ての機能を使うこともできます。資格・検定試験でTOEICを選ぼうと思っている人はこちらが便利です。
スタディサプリENGLISHはスキマ時間にスマホで勉強ができますので、部活や用事で忙しい高校生にとってもありがたいはず。例えば電車でリスニングのトレーニングをすれば、電車でぼーっとしている他の高校生よりも優位に立つことができます。
受験は先手必勝です。なるべく早く対策を始めた方が有利に戦えます。
月額980円で決して高くはありませんし、7日間の無料体験ができるので安心です。ぜひ試してみましょう。
日常英会話コース → 英語学習の新定番!スタディサプリ ENGLISH
TOEIC対策コース → TOEICテスト対策
おしまい!
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