(歴史)

【日本史11-1】班田収授法と墾田永年私財法を東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

【日本史】班田収授法と墾田永年私財法を東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説「班田収授法と墾田永年私財法って何?」

このブログ記事は、そんなあなたに向けた記事です。

 

こんにちは。もちおです。

 

本記事では、

班田収授法と墾田永年私財法

について説明をします。

 

この記事を読むと

  • 班田収授法の内容や目的がわかる
  • 墾田永年私財法の内容や目的がわかる

 

この記事の信頼性

僕(もちお)は、元社会科教員。

  • 日本史についてそれなりにくわしい。

僕(もちお)は、東大入試で日本史を選択。

  • 日本史についてそれなりにくわしい。

 

※わかりやすくするために、ちょっと崩した表現をすることがあります。

 

 

班田収授法とは

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班田収授法とは

6歳以上の全ての人に口分田を与えることを定めたルール

(目的)税を負担する人々の生活を保障するため

 

 

【日本史】班田収授法と墾田永年私財法を東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

律令国家では、6歳以上の全ての人に対して、田んぼ(口分田)をプレゼントしていました。

 

なんでこんなことをしたか?というと、人々の生活を保障するためです。

 

 

【日本史】班田収授法と墾田永年私財法を東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

律令国家では人々にいろんな負担をしてもらっていたわけですが、ただ「負担だけしてくれ」っていうのだけだとマズいんですよね。

生活を保障してあげずに、人々が死んじゃったら負担してもらえなくなってしまうんです。

 

だから、律令国家は「農業をして、食べ物を確保して生活できるようにしてね」ってことで、人々の生活を保障するために、田んぼを与えていました。

 

 

【日本史】班田収授法と墾田永年私財法を東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

6年ごとに作成する戸籍にもとづいて、6年に1回です。

この、6歳以上の全ての人に口分田を与えることを定めたルールを班田収授法って言います。

 

 

【日本史】班田収授法と墾田永年私財法を東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

生活の保障が目的なので、収穫に課す税(租)は収穫のたった3%だった。(決して重い税ではなかった)

 

 

班田収授法の課題

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ただ、この制度を計画通りに実行するのはむちゃくちゃ大変でした。

むちゃくちゃ大変だった理由は、2つおさえておけばOKです。

 

【日本史】班田収授法と墾田永年私財法を東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

1つ目が、作業が大変だったということ。

 

戸籍っていう名簿を作って、土地を準備して、それを人々に与えて…っていう作業はとても大変だったみたいです。

6年に1回の作業とはいえ、大変すぎて、口分田を与えるのが遅れがちになったりもしたらしいです。

 

 

【日本史】班田収授法と墾田永年私財法を東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

2つ目が、口分田が不足したということ。

奈良時代の初めに人口がかなり増加したらしく、プレゼントする田んぼ(口分田)が足りなくなってしまったみたいです。

 

天然痘っていう感染症が大流行した聖武天皇の頃には、人が死にまくって口分田が荒れたりもしました

 

ちゃんと人々の生活を保障できるような土地を準備するのが難しくなっちゃったんですよね。

 

 

この2つの理由で、班田収授法を計画通りに実行するのはむちゃくちゃ大変でした。

 

で、律令国家は対策をしました。

 

 

 

 

墾田永年私財法とは

クリックすると、このあと説明するところから再生されます。

墾田永年私財法とは

新しく開墾した土地の私有を認めることを定めたルール

(目的)口分田の不足に対応するため

 

 

【日本史】班田収授法と墾田永年私財法を東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

口分田の不足に対して、人々に開墾(ボーボーに荒れた土地を、農業ができるように耕すこと)してもらうようにしたんです。

それが、743年に出された墾田永年私財法です。

 

この法は、新しく開墾した土地の私有を認めるものでした。

 

 

墾田永年私財法の影響

【日本史】班田収授法と墾田永年私財法を東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

墾田永年私財法が出された結果、

農民のなかでうまくいっていた人は、「よっしゃやるぜー」ってなって、土地を開墾しまくって、私有地を広げていったんです。

 

また、貴族や寺院も、「よっしゃやるぜー」ってなって、土地を開墾しまくって、私有地を広げていきました

 

 

【日本史】班田収授法と墾田永年私財法を東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

墾田永年私財法の後にできた私有地のうち、貴族や寺院の私有地のことを荘園と言います。

 

 

【日本史】班田収授法と墾田永年私財法を東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

大事なことは、律令国家のルールであった、国家が土地と人々を支配する「公地公民」の原則のうち、公地を自ら否定したっていうことです。

 

 

ちなみに、農民の話をもう少ししておきます。

 

もちお
もちお
これも大事です。

 

【日本史】班田収授法と墾田永年私財法を東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

人々は口分田を与えられて生活のために農業をしていたわけですが、その農民の中には、やっぱりうまくいく人うまくいかない人がいたわけです。

(与えられた土地の質とか、農業の技術の高さとか、作業の丁寧さとか、いろんな理由があるとは思います)

 

で、うまくいかなかった農民は、食べるものが確保しづらくなったりして貧しくなっていくんですが、それでも租調庸は納めないといけないんです。

 

そんな時にどうするか?というと、うまくいってる農民に助けてもらうんですね。

 

もちお
もちお
租調庸を代わりに納めてもらったり、うまくいってる農民の土地で働いたり。

 

こうして、うまくいってる農民は、貧しい農民を支配下において勢力を拡大していきます。

彼らの労働力を使って、私有地の拡大とかをしたりして、大規模な農業経営を行うようになります。

 

こんな感じで、一言で農民って言っても、うまくいって勢力を拡大していった農民と、そこに取り込まれていった農民と、まあ普通に暮らしている農民、いろんな農民がいたのです。

 

 

まとめ

班田収授法とは

6歳以上の全ての人に口分田を与えることを定めたルール

(目的)税を負担する人々の生活を保障するため

 

墾田永年私財法とは

新しく開墾した土地の私有を認めることを定めたルール

(目的)口分田の不足に対応するため

 

 

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