(歴史)

【日本史9】律令制度とは?東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

【日本史9】律令制度とは?東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説「律令制度って何?」

このブログ記事は、そんなあなたに向けた記事です。

 

こんにちは。もちおです。

 

本記事では、

律令制度(平城京の時代)

について説明をします。

 

この記事を読むと

  • 律令制度とは何なのか?がわかる

 

この記事の信頼性

僕(もちお)は、元社会科教員。

  • 日本史についてそれなりにくわしい。

僕(もちお)は、東大入試で日本史を選択。

  • 日本史についてそれなりにくわしい。

 

※わかりやすくするために、ちょっと崩した表現をすることがあります。(すみません)

 

 

律令制度とは?

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律令国家ってどんな国家だったのか?っていう話をします。

 

【日本史9】律令制度とは?東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

今回話をする時代は、奈良時代です。

 

 

ヤマト政権と律令国家の違い

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まず、ヤマト政権と律令国家って何が違うのか?っていう話から。

 

 

【日本史9】律令制度とは?東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

ヤマト政権の土地・人々の支配のあり方は、私地私民です。

これは、各地のリーダーである豪族が、土地と人々を支配しているっていうこと。

 

 

ヤマト政権には大王っていうボスがいるんだけど、あくまで各地を支配しているのは豪族なんです。

 

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701年に大宝律令っていうものが出されて、律令国家になりました。

 

 

【日本史9】律令制度とは?東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

律令国家の土地・人々の支配のあり方は、公地公民です。

これは、国家が、土地と人々を支配しているっていうこと。

 

 

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天皇が政治を行うところを朝廷(中央政府)と言って、国のために働く役人が朝廷がある場所(都)に住んでいました。

で、天皇は中央政府から国司っていう役人を地方に送って、地方の政治を行うんです。

 

 

このように、ヤマト政権と律令国家は土地・人々の支配のあり方が違っていました。

 

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ヤマト政権は地方分権、律令国家は中央集権って表現することもできます。

 

 

律令制とは

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じゃあ、天皇が日本をまとめるためには、どんなことが必要だったのでしょうか

 

律令国家について、もうちょっと中身をくわしく説明します。

 

 

まず、国家は何をしなきゃいけないのか?

 

もちお
もちお
ざっと、こんな感じです。

 

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  • 治安維持(国内の平和を保つ)
  • 天皇のお世話
  • 外交
  • お寺の整備
  • 富の管理
  • 防衛

などなど。

 

 

治安維持(国内の平和を保つ)

1個目の治安維持(国内の平和を保つ)ですが、これを実現しようと思ったら、

「これはやっちゃダメだよ」っていうルールを決めなきゃいけない

ですよね。

 

例えば、人を殺すことを禁止したり。

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で、ルールを決めるだけじゃなくて、ルールを破った時の罰も決める。

 

この、ルールと刑罰についての決まりのことを、と言います。

令国家のは、これです。

 

 

役人の育成

で、国家がやらなきゃいけない仕事はたくさんあるので、それらの仕事をしてくれる役人が必要です。

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なので、役人を育てるための教育機関を作りました。

(中央に作られたのを大学、地方に作られたのを国学って言う)

 

 

役人と政治の決まり

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で、国家の仕事をする役人たちは、仕事の種類別に作られた役所に入って、仕事をするんです。

 

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その役所は、こんな感じ。

今も文部科学省とか防衛省とかいろいろありますよね。仕組みは同じです。

 

ちなみに、役人の中でランクが高い人は貴族と呼ばれました。

 

で、仕事をしてくれる役人がいたとしても、仕事の進め方のルールとか仕組みがないとまずいですよね。

役人が自分の考えで好き勝手に仕事をすると、やばい。

 

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ということで、政治に関する仕事の決まりを作りました。

これをと言います。

律令国家の令は、これです。

 

 

税を集める

で、役人はタダでは仕事をしてくれないから、報酬(給料)を与える必要があります。

ってことで、税金を集める必要が出てくるわけです。

 

中央政府は、人々から集めることにしました。

 

もちお
もちお
だって、そうですよね。

 

国のための仕事をするためのお金ですから、その国の中にいる人から少しずつ集めるのは当然です。

 

じゃあ、どうやって集めたか?

 

これが大変でした。

 

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まず、日本の中にどんな人がどれくらいいるのか?を調べます。

男性、女性、年齢など、一人一人調べたんです。(超大変)

 

で、日本の中にいる人についてわかったんですけど、さすがに税金を一人一人から別々に集めたら超大変です。

ある程度、まとめて集めたいわけです。

 

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というわけで、グループを作りました。(

 

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平均25人のグループです。

21〜60歳の男性が3〜4人含まれるようにグループを作ったみたいです。

 

このグループから、その中にいる人の年齢・性別にもとづいて税金を集めました。

 

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これが、代表的な税金です。(ここに出てくるものは全部大事)

 

税金って言うとチャリーンっていうお金って思うかもしれませんが、昔は食べ物とか布とか労働とかが税金でした。(チャリーンっていうお金で納めることもできなくはなかったけど)

税金っていうとわかりづらいので、「国のために人々が負担したこと」って言うことにしますね。

 

 

人々の生活を保障(班田収授法)

でもさすがに、「負担だけしてくれ」っていうのもあれですよね。

 

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生活を保障してあげないといけないんです。

 

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もちお
もちお
だって、死んだら負担してもらえないので。

 

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ってことで、中央政府は6歳以上の全ての人に田んぼをプレゼントすることにしました。(口分田

農業をして、食べ物を確保して生活できるようにしてねってことです。

 

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この、6歳以上の全ての人に口分田を与えることを定めたルールを班田収授法って言います。

 

中央政府が土地をプレゼントしているっていうことは、土地は中央政府のものっていう意味ですよね。

これが、公地公民の「公地」です。

 

 

名簿を作る

じゃあ、いざ田んぼをプレゼントするってなった時、どうやってプレゼントするのか?

さっき作ったグループにまとめてボンってあげるんです。

 

で、6歳未満の人にはプレゼントしないし、女性には男性の3分の2しかプレゼントしない、っていうことになっていました。

なので、グループの名簿が欲しいですよね。

 

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ってことで、名簿を作りました。

名簿は2種類。

戸籍と計帳です。

  • 戸籍:6年ごとに作成(目的:口分田を与えるため)
  • 計帳:毎年作成(目的:税金をとるため)

 

 

奴隷がいた

ちなみに、この時代にも差別があって、奴隷がいました。

 

いつの時代・どこの世界でも差別される存在がいるような気がするけど、奴隷っていう差別の対象がいないと、人々の生活は安定しないのかな?って感じですね。

 

話を戻します。

 

 

 

 

地方の仕事

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戸籍や計帳を作ったり、田んぼをプレゼントしたりっていう仕事は誰がどうやってやるのか?です。

 

どうやってやるのか?ですが、地域をある程度の大きさに分けて、役所を作って、その役所に地域のことは任せた方が良いですよね。

 

もちお
もちお
今だって、都道府県の役所に地方のことはある程度任せているじゃないですか。

 

ってことで、日本をいくつかの地域に分けました。

 

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これをと言います。(今でいう都道府県)

 

で、国には国府っていう役所が置かれました。

そこで働く人々=役人(国司)は、天皇がいる場所(中央政府=朝廷)から派遣することにしました。

 

つまり国司は、律令国家の政治を地域に広めるうえで、すごく重要な役割を果たしたってことです。

 

 

情報のやりとり

で、地方と中央政府で情報とかをやりとりする必要がありますよね。

 

当然、電話もメールもできないから、直接移動して伝える必要があるんです。

 

ってなると、道が必要になります。

 

もちお
もちお
草がボーボーで岩がゴツゴツの道じゃ困るんですよ。

 

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ってことで、道路が整えられました。

長い距離を歩くのは大変だから、を使いました。

 

 

地域の有力者(豪族)に頼る

で、地域の仕事(例えば口分田を用意したり、口分田をグループにプレゼントしたり、そのために戸籍を作ったり)は国司に任せるんですけど、さすがにある程度の大きさに分けたとはいえ、国は大きすぎる

 

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ってことで、国の中をさらに区分することにしました。

これが、です。

 

このように地域を「国ー郡ー里」って分けた制度のことを国・郡・里制って言います。

 

郡と里は今でいう市町村です。

 

郡をまとめる役人は、郡司と言います。

この郡司になったのは、地方の有力者(豪族)です。

 

国司は中央政府から派遣したけど、郡司はその地域で力を持っている人にやらせた、っていうこと。

 

もちお
もちお
そりゃそうですよね。

 

地域の細かい仕事とかは、中央政府から出張してくる人じゃなくて、その地域にくわしくて、その地域の人々に対して影響力を持っている人がやった方が良いので。

 

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ちなみに里をまとめる人は里長って言います。これはサラッと流してOK。

 

 

ざっくり律令国家の仕組みはこんな感じです。

 

あと防衛について言うのを忘れていました。

 

防衛

国家が滅びないようにするために、防衛はむちゃくちゃ大事な仕事です。

海の向こう側から攻めてこられたら困ります。

 

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ってことで防衛をするんですけど、

海の向こうっていうと、この時代の場合は西の方を気にすればよかったんです。

それは、中国や朝鮮半島が近いから。

 

もちお
もちお
攻めてくるとしたら西からなわけです。

 

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ってことで、九州には防衛(あと外交)の拠点として大宰府っていう役所が置かれました。

 

で、戦うためには軍隊が必要です。

 

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で、さっきの「国のために人々が負担したこと」のなかの兵役です。

 

中央政府は、21〜60歳の男性3〜4人から1人の割合で兵士にして、軍隊を作りました

 

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さっき、21〜60歳の男性が3〜4人含まれるようにグループを作ったって言ったけど、これは1つのグループ(戸)から1人、兵士を出すようにしたっていうことです。

 

で、西側の防衛について言いましたが、

さすがに東の方の海を気にする必要はありませんでした。

アメリカとかから大きな太平洋を渡って人が来ることはなかったはずなので。

 

 

蝦夷

ただ、東の方で防衛の仕事がなかったわけではありません。

 

【日本史9】律令制度とは?東大卒の元社会科教員がわかりやすく解説

実は、当時の律令国家は、まだ日本列島全部を支配しているわけじゃなかったんです。

東北地方はまだ律令国家の支配にしたがっていたわけじゃなかった。もちろん北海道も。

 

もちお
もちお
学校の教科書の地図を見てみると、東北地方と北海道には色が塗っていないはずです。

 

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で、東北地方に住んでいて、律令国家の支配に従わなかった人々を、蝦夷って呼びました。

 

律令国家は、この蝦夷をなんとか従わせようとします。

 

でも蝦夷からしたら「なんでオマエらにしたがわなきゃいけないんだよ」って感じだから、抵抗するんですよ。

つまり、東北地方ではバトルが結構起きたんです。

 

だから、そのバトルのための軍隊も必要。

 

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戦いの拠点として多賀城っていうのを作りました。

 

 

これが律令国家の仕組みです。

このような素晴らしいシステムを作ったのってすごいですよね。

 

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今の日本の政治の仕組みと結構似ていますよね。面白いですよね。

 

で、このシステムで日本をまとめるぞ!って張り切ったわけですが、果たしてうまくいったのでしょうか?

 

ぶっちゃけ、戸籍作ったり口分田をプレゼントしたりするの、大変そうですよね。

あと、「国のために人々が負担したこと」も、人々からすると結構大変そうです。

 

もちお
もちお
僕はこの運脚っていうのがイヤです。

 

超大変そうです。

 

っていうことで、このシステムは果たしてうまくいったのでしょうか?

これはまた今度、説明します。

 

 

 

 

まとめ

以上、

律令制度(平城京の時代)

について解説をしました。

 

まとめると、

  • 律令国家の土地・人々の支配のあり方は、公地公民(国家が、土地と人々を支配している)
  • 人々を支配して、国のためにいろいろ負担してもらうために、律令国家は名簿(戸籍・計帳)を作って、田んぼ(口分田)を与えた

となります。

 

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もちおでした。

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