身近なものになりつつあるプログラミング。
Twitterを見てみると、“中学生プログラマー”を名乗る人も多い。
いよいよ「プログラミング=習い事の1つ」って感じになりそうな気配。
実際、僕が教員をやっていた時も「小学生の時にプログラミングスクールに行ってました」っていう生徒がいました。
こんな感じで「子供×プログラミング」の流れは確実に来ているんだけど、その流れを加速させた1つの要因に
小学校でのプログラミング教育必修化
が間違いなくあるはず。
ところで…中学校ではどうなの?
って気になっている人も多いはずなので、本記事では
中学校のプログラミング教育
について整理しつつ、
中学生はプログラミングを学ぶべきか?
について僕の考えを言う。
目次
中学校でのプログラミング教育は昔から行われている

「新しく中学校でもプログラミング教育が必修化されるのかな?」って気になっているかもしれないけど、実は
中学校ではすでに(昔から)プログラミング教育が行われています。
10年以上前から、プログラミングは「技術・家庭」の「技術分野」の学習内容に規定されているんです。
【技術分野】
内容
D 情報に関する技術
(3) プログラムによる計測・制御について,次の事項を指導する。
ア コンピュータを利用した計測・制御の基本的な仕組みを知ること。
イ 情報処理の手順を考え,簡単なプログラムが作成できること。
ただ、2021年度から全面実施になる新学習指導要領で、プログラミング教育も少し変化が起きます。
ざっくり言うと、
中学校でのプログラミング教育が2021年度から高度になる
という変化。

「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」が新たな学習内容として追加されるんです。
「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツ」の例
- 学校紹介のWeb ページにあるQ&A方式のクイズといった双方向性のあるコンテンツ
- 互いにコメントなどを送受信できる簡易なチャット
これ、結構高度な内容です。
とにかく、学校でプログラミングを学ぶ以上、中学生はプログラミング学習から逃れることはできないということ。
となると、未来を見すえている人にとっては
学校でプログラミングを学んでおけばそれでOKなのか?
という点が問題になる。
言い換えると、
中学生は学校以外でもプログラミングを学ぶべき?

という問い。
この問いに対して、僕だったら
学校でのプログラミング学習は超初歩的な内容のはずだから、「それでOK」とは言えない
でも、別に学校以外でプログラミングを学ばなくても困りはしない。
でもでも、若いうちにプログラミングを学んでおいた方が将来の可能性がグッと広がるよ
僕がいま中学生だったら、(部活をやりながら)プログラミングの勉強もすると思う
って答えます。
というのも、大人になってわかったんだけど、プログラミング学習には2つの大きなメリットがあるからなんだ。
中学生がプログラミングを学ぶメリット

①論理的思考力がアップする
プログラミングっていうのは論理的思考の結晶のようなもの。
プログラミングをまったくやったことがない人に「プログラミングとは何なのか?」を説明するのはすごく難しいんだけど、下の例でなんとなくイメージをつかんでもらいたい。
サイコロを振って、1がでたら500円、2がでたら1,000円、3がでたら1,500円、4がでたら4,000円、5がでたら5,000円、6がでたら6,000円もらえる
っていうのをプログラムで書く↓
(1) 1〜6の数字の中からランダムで1つ整数を出す。この数字をAとする。
(2) もしAが3以下の数字だったら、B=A×500とする。
(3) もしAが4以上の数字だったら、B=A×1,000とする。
(4) B円を与える。
これをプログラミング言語っていう特別な言葉で書くだけ。
もし「なんだ、この程度なの?」って思ったとしたらその認識は正しくて、プログラミングといえど別にそんなに難しいことをやっているわけじゃないんです。
論理的思考力が乏しい人にはプログラミングはできないけど、逆に
プログラミングをするためには論理的思考力が必要だから、プログラミングを学ぶことで論理的思考力が嫌でもアップするということ。
回りくどく説明しちゃったが、つまるところ
中学生がプログラミングを学ぶことで、数学にも国語にも英語にも応用できる(そして人生で必要かつ超重要なスキルである)論理的思考力を身につけることができるんだ。
そしてそれだけではなく、
②稼げる

という生々しいメリットもあります。
プログラミングはいろんなお仕事を円滑に進める上で必要な技術なんだけど、プログラミングができる人材はいろんな業界で足りていないのが現状で、
それゆえ、「プログラミングができます」って言えると就職しやすくなるのは間違いないし、給料も高くなる傾向にあるから。
なんらかのスキル(他の人があまり持っていないスキル)を身につけておくことで、「食いっぱぐれることはない」っていう安心感を得ることができます。
中学生はプログラミングを学ぶべき
以上、2つの理由で中学生もプログラミングを学ぶべき!って思っているんだけど、
実際、感度が高い保護者はすでにしれっと自分の子供にプログラミングを学ばせているのが今の世の中。見えている人はちゃんと行動しているんです。
ここからは、「待ってくれよ。まだしれっと学ばせていないよ!」っていう人向けに、中学生におすすめのプログラミング学習法について説明します。
中学生におすすめのプログラミング学習法

プログラミング学習のやり方は大きく3つに分けられます。
- 参考書を使って独学
- 動画やアプリを使って独学
- プログラミングスクールを利用
で、圧倒的におすすめなのは「③プログラミングスクールを利用」です。
こうやって言うと「ハイハイ、宣伝ね」って思うかもしれないし、まあ実際20%くらいはその気持ちもあるので間違ってもないんですけど、
でもマジメに、プログラミングを学ぶんだったらプログラミングスクールを利用しておいた方が良いのは事実。
その理由を説明します。
①参考書を使って独学
これはマジでおすすめしません。99%挫折します。
僕は99%側の人間だったので、挫折しました。
そこそこ分厚い本を買って1日4ページくらいのペースで独学したんですけど、2週間で挫折。
強制力がないから、学校業務で忙しくなると「今日はいいや」ってなっちゃう。で、「今日はいいや」が続く。挫折。
大人でもキツイんだから、中学生も当然キツイ。参考書を使った独学はやめた方がいいです。
②動画やアプリを使って独学

これは悪くはないんですけど、95%挫折します。
僕は95%側の人間だったので、挫折しました。
- Progate(プロゲート)
- ドットインストール
っていう無料でプログラミングを学べるサービスがあって、かなり便利ではあります。
んが、
結局のところ強制力がないから、「今日はいいや」が続くとオワリです。
それに、”プログラミングあるある”の「どこが間違ってるのかわからん!」っていう状態になった時に、マジで困ります。
そうなった時、基本的に自分の力でなんとかするしかないので、マジでシンドいです。
③プログラミングスクールを利用

ってことで、おすすめなのがこれ。
中学生向けに内容を易しく(&おもしろく)したプログラミングスクールがたくさんあります。
ロボット×プログラミング | ロボットを使いながらプログラミングを学べる。 |
---|---|
テキストプログラミング | 純粋なプログラミングを学べる。 |
どれも当然「習い事」って感じになるのでお金はかかるけど、挫折しにくいのでおすすめです。人気なのはロボット×プログラミング。
では、最後に中学生向けのプログラミング教室をいくつか紹介します。
中学生におすすめのプログラミング教室

ヒューマンアカデミー こどもプログラミング教室
ロボット×プログラミングの講座(ロボット教室)とテキストプログラミングの講座(こどもプログラミング教室)が用意されています。
好きな方を選んでOK。
スモールステップでカリキュラムが構成されているので、プログラミングやパソコンの初心者でも大丈夫とのこと。
受講費は月額9,900円(税込)。
無料で体験授業に参加できるようです。無料なのでとりあえず試してみるのがいいと思います。
体験授業の申し込みと、近くの教室の検索は下記リンクからできます。
>>ヒューマンアカデミー
エジソンアカデミー
ロボット×プログラミングの講座が用意されています。
毎月1体のロボットを組み立ててプログラミングするというカリキュラムになっているので、飽きることなく続けられそう。
受講費は教室によって違うとのこと。
無料で体験授業に参加できるようです。無料なのでとりあえず試してみるのがいいと思います。
体験授業の申し込みと、近くの教室の検索は下記リンクからできます。
オンライン家庭教師 e-Live
完全1対1の個別指導をオンラインで受講することができます。
マインクラフトを使ったプログラミング学習の講座や、ゲーム制作のプログラミングの講座が用意されています。
受講費は月額14,850円(税込)。
無料で体験できるようです。無料なのでとりあえず試してみるべし。
体験授業の申し込みは下記リンクからできます。
>>オンライン家庭教師 e-Live
やってみて合わなかったらやめればいい

プログラミングは必須スキルというわけではないけど、できないよりもできた方が良いのは間違いありません。
論理的思考力のアップにつながりますし、将来の選択肢を広げることにもつながります。
無料で体験できるスクールがたくさんあるので、とりあえず試してみるのがおすすめ。
で、「なんか違うな」と思ったらやめればOKです。
気楽に試してみましょう。

もちおの価値観、ソフトテニスの著作・発信媒体などをまとめます。
★もちおの価値観
- ソフトテニスについて論理的に考えたい
- 根拠をもってプレー・指導したい(感覚・慣習・伝統だけじゃなくて)
- ソフトテニスが上手い人をもっと増やしたい

★メルマガ(裏Step)

ソフトテニスについて考えたり研究したり情報収集したりした内容を1,000字くらいの文章にまとめて、ほぼ毎日配信しています。テーマはいろいろ。(月額500円〜)
ソフトテニスが大好きな人向けです。
※ソフトテニスが大好きな方・もっと勝ちたい選手・我が子を応援する保護者が集まり、議論したり支え合ったりするグループチャットに参加可能なコースもあります。
もちおが一番力を入れている活動がこれです。
「もちおのソフトテニス発信活動を支えてやるか」って感じで、寄付の気持ちでも良いので参加してくださると助かります。
くわしくはこちら。

★もちおノートリスト
各画像をクリックするとnoteの詳細ページに移動します。





ブログやYouTubeを更新したよ!っていうお知らせや、ソフトテニスに関する思いつき・悩み・考えなどをツイートしています。クセ強め。
★ブログ
ソフトテニスに関連する製品についての記事を投稿したり、過去のメルマガ記事の一部を公開したりしています。
★YouTube
言語化するのが難しい内容を中心に投稿しています。