//もちおのソフトテニスノート
//2021年2月2日(火) 第384号
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先日、裏Stepのメンバー(高校生)とその高校の選手と一緒に試合をして気づいたことの第二弾。
判断の瞬発力
高校生と試合をして、「判断の瞬発力」の重要性を改めて実感しました。っていうか、意識しないと「判断の瞬発力」って落ちるんだなって初めて気づきました。
「判断の瞬発力」ってのは、状況や相手の体勢から考えて「あ、こうだな」って判断するまでのスピード…っていう意味。例えば、相手後衛が回り込みながら打とうとしている時に「あ、引っ張りに来る可能性が高いな」って判断するとかそういうことです。
この「判断の瞬発力」が高いレベルでテニスをする上ではやっぱり重要。ソフトテニス選手なら鍛えなきゃいけない能力の一つですよね。
というのも、ソフトテニスのミスの大半は「遅れ」によるものだから。ラケットを振り始めるのが早くてミスをするよりも、振り始めるのが遅くてミスをすることの方が圧倒的に多いわけです。そして、強い選手は速くて早い。速いボールを早いタイミングで打ってくるので、相手を「遅れ」させるのがうまいんです。だから強い。
つまり、速いボールを早いタイミングで打ってくる選手に勝とうと思ったら、こっちとしては「判断の瞬発力」を鍛えて遅れないようにしなきゃいけないってことです。
実際、「判断の瞬発力」がいつの間にか衰えていた僕は、久しぶりに高校生と試合をしてミスを量産。「あ、前衛(僕)の方に打ってくる」って判断はできても、その判断が遅いから”時すでに遅し”状態になって間に合わないことがものすごく多かったんです。
「うわ、判断遅すぎだろ俺」
絶望。
と同時に、「判断の瞬発力」って落ちるんだなってことに気づきました。
「えー!昔は(ミスをするとしても)こんなミスの仕方はしなかったのに!」って思うことが結構あったんです。いや、ゆーて僕はそんなにうまい選手だったわけではありませんが、それでも大学時代に関東リーグ3部で試合をしていた(※全然勝てなかったけど)ので、そこそこの「判断の瞬発力」はあったはずなんです。
が、やっぱり中学ソフトテニス界に長いこと身を置いていたことで、「判断の瞬発力」がいつの間にか衰えていたんだと思います。中学生はボールも遅いしタイミングも遅いことが多いですからね。判断が遅くてもなんとかなることが多いんです。いつの間にか体がそのスピード感に慣れてしまった。
中学生は悪くない。悪いのは自分の意識の低さ。
※この文章を書きながら思い出したのが、東京女子体育大学OGのコーチが言ってた「時間が止まったかのようなテニス」っていう言葉。”タイミングの遅いテニス”をやっている選手のプレーを見て「なに時間が止まったかのようなテニスやってんの?」って言ってました。日本一のチームの選手からしたらイライラするくらい遅かったみたいです。
判断の瞬発力を鍛える
ただ、中学校で「判断の瞬発力」を鍛えるのは難しそう。どうしてもボールが遅くてタイミングも遅い選手が多いので。かなりの強豪校に行かない限り、無意識のうちに「判断の瞬発力」が向上するのは期待できなさそうです。
でも鍛えるのを諦めたら強い選手には勝てない。じゃあどうやって鍛えるのか?
次回、考えてみます。今日は終わり。じゃ、またねー

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