//もちおのソフトテニスノート
//2021年2月23日(火) 第405号
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フォアハンドストロークの時の左手(非利き手)について、僕が考えていることを書きます。
フォアハンドストロークの時の左手
ソフトテニスの指導って「左手はこうすべきだ!」とかそういう「形」に目が行きがちですが、本来、大事なのは「形」じゃなくて「目的・機能」。
ってことで、
ストロークで実現したいことは何なのか?を考える
↓
その「実現したいこと」から逆算して、左手の使い方について考える
という順番で考えてみたいと思います。
…とはいえ、「はよ形を教えてくれ!」ってのが本音だと思うので、先に結論を言うと、、、、僕は左手は結構高めに構えるべきだと思っています。
具体的にはこんな感じ↓
以下、その理由について。
※ただ、大前提として、そんなに「打ち方」にこだわらなくてもいいんじゃない?ってのが僕の立場です。「打ち方」よりも「戦い方」の方が大事でしょ、中高レベルなら特に!って感じ。でも、今回は「打ち方」について考えます。
フォアハンドストロークの時の左手に関する考察
ストロークで実現したいことは、2つに大別できると思います。
- ラケット面の加速(→ボールのスピード・回転量UP)
- 再現性(→ストロークが安定)
じゃあこれらを実現するために何が必要なのか?これも(たぶん)2つあると思っています。
(1)リラックスした状態(ラケットを持っている腕に余計な力が入っていない状態)
→スイングが速くなる&安定する
(2)体を回す
→ラケットが加速する
「(1)リラックスした状態」については、過去のテイクバックに関する記事で書いたので、暇な人はぜひチェックをお願いします。

今回は「(2)体を回す」について考えます。
体を回すと、左肘は左脇腹におさまる
「(2)体を回す」と、左肘は左脇腹あたりにおさまることになります。これが人間の体の構造上、自然なはず。

こんな感じです。
左手の使い方
ここまでをまとめると、こうなります↓
ラケット面を加速させるために、体を回したい。自然な体の回し方をしたら、左肘は左脇腹あたりにおさまる。
じゃあ、自然な体の回し方をするために、どの位置に左手を構えて、左手をどのように使えばいいのか?
僕の考え↓
体を回した時に、左肘が左脇腹あたりにおさまるような位置に構えて、そこから左肘を引けばいいだけ。

こんな感じ。ここから左手をまっすぐ引けば、”ムダなく”左肘が左脇腹あたりにおさまるはず。

悪い例として使って申し訳ないのですが、あゆタロウさんの左手は問題ありだと思っています。左手が下がりすぎているので、体を回す時に支障を来たす構えになっている。
ただ、最初の前置きに戻りますが、勝つためには「打ち方」よりも「戦い方」の方が重要だと思います。あゆタロウさんの「打ち方」には問題があると僕は思っていますが、多少「打ち方」に問題があったとしても、全国レベルまで上りつめることは可能なんですよね。これが現実!
今日は以上です!じゃ、またねー

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