
裏Step(ソフトテニス競技者育成”裏”プログラム)というオンラインチームを運営しているのですが、
その中の内容が全くわからないのもあれだと思うので、
裏Step内に投稿している記事をたまにブログにアップしています。
ということで、今回は裏Step内に投稿した
「自分のテニスをしよう」っていう言葉の危うさと、プレーヤーの4つのレベルについて
です。
▶️【32ページ目:もちおのソフトテニスノート】「自分のテニスをしよう」っていう言葉の危うさと、プレーヤーの4つのレベルについて
https://twitter.com/softenisuke/status/1262346365025173505
//もちおのソフトテニスノート
//2020年2月16日(日) 第32号
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ソフトテニスのアドバイス

こんにちは。もちおです。
今回は、「自分のテニスをしよう」っていう言葉についてです。
僕もこの言葉を使ったことがあるんですけど、今はちょっと危うさのある言葉だと思っています。
なぜかと言うと、、、
このことを説明するために、ソフトテニスプレーヤーのレベルを4つに分けて考えます。
プレーヤーの4つのレベル

まず、ソフトテニスを始めたばかりのプレーヤー、つまり超初心者の段階では、飛んできたボールにラケットを当てることに必死で、何も考えることができません。
戦略うんぬんの前段階です。
この状態をレベル1とします。
次に、「こういうボールを打とう」と自分のことばかり考えている段階。
これをレベル2とします。
中学校の地区大会レベルではほとんどのプレーヤーがレベル2という印象ですが、はっきり言って、レベル2の相手に対して駆け引きのようなことをする必要はありません。
なぜなら、相手は自分のことしか考えていないので、こちらが何か駆け引きをしようとしたとしても意味がないからです。
おそらく、「自分のテニスをしよう」っていう言葉は、プレーヤーが試合中に自信をなくして迷いが生まれた時に、かける言葉なのだと思います。
(なので、「自分のテニスをしよう」という言葉をかけること自体が悪いわけではありません。)
レベル3のプレーヤーは、自分のことだけでなく、相手がどういうプレーをしてきているか?まで考えるプレーヤーです。
相手のプレーに応じて自分のプレーを調整し、自分にとって有利な戦い方(相手にとって嫌な戦い方)を選ぶので、対戦相手がレベル2であれば、高い確率で勝ちをつかみとることができます。
駆け引きが必要になるのは、レベル3以上の相手と試合をする時だけです。
そして、レベル3の選手に対して「自分のテニスをしよう」と声をかけることは、危ういのです(なぜなら、相手に応じて適切な戦い方を選んでプレーしようとしているから)。
そしてレベル4のプレーヤーは、相手がどういうプレーをしてきているか?だけでなく、さらに「自分のこと(プレー)を相手がどう思っているか?」まで考えます。
「このポジション取りで相手は嫌がっているから、このポジション取りを続けよう」とか、「ロブで振り回す戦術を使っていると思っているだろうから、このあたりでショートボールでも使ってみるか」とか。
この段階までいくと、試合の中で種をまいておいて、ここぞの時に相手の裏をかくプレーをしてゲームを制する…といった高度な戦術をとれるようになってきます。
そして、レベル4の選手に対して「自分のテニスをしよう」という声かけがNGなのは、言うまでもありません。
というわけで、ソフトテニスプレーヤーのレベルは4つに分けられるので、そのプレーヤーのレベルに応じて、かける言葉を変えなければいけないと思っています。
ソフトテニスって面白いですよね。
ではでは。
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