
こういった疑問に答えます。
こんにちは。もちおです。
ソフトテニスをやっている人は、「上達したい!」って思いますよね。
でも、なかなか上達しない…
大会までの時間は限られているので、もどかしい気持ちを抱いたりすることってあると思います。
結論を先に言うと、最速で上達するためのコツは、
すぐに試合をするべき。試合をしながら、練習する。
です。
本記事では、このことについて、くわしく解説をします。
僕自身は輝かしい実績を残した選手ではありませんでしたが、指導をした教え子が各種の大会で入賞したり、関東大会に出場したりしてくれました。みなさんに役立つ内容もあるかもしれませんので、自分の経験を記事に書きます!
目次
試合をしないで練習ばかりするのは効率が悪いです。いきなり試合をしましょう。

練習ばっかだと、練習のための練習をして「練習だけうまい人」になると思う
練習だけうまい人っていますよね。
それは、試合を想定していないか、試合を全然やっていないからだと思います。
東京女子体育大学の行動から、本質を見出しましょう
東京女子体育大学は、大学の全国大会(インカレ)で過去に7連覇を成し遂げ、2017年・2018年と2連覇中の、超強豪校です。
その東京女子体育大学の練習について、僕が以前うかがった話では、
- 東京女子体育大学は、試合で使う練習しかしない
- その年の他のチームの状況などを考えて、どうすれば試合で勝てるかを考え、そこから逆算して練習を組み立てる
- それを率いているのが、武田博子監督
とのことでした。
ここから、本質が見えると思います。
つまり、「試合から逆算している」ということです。
時間が限られている(タイムリミットが決まった勝負)
小学生(ジュニア)の活動や、中高生の部活動でも、目標となる大会が決まっているはずです。そして、卒部する時期も決まっているはずです。
つまり、みなさんがやっているソフトテニスは、すでにタイムリミットが決められているレースなんです。
それなのに、試合をせず、自分の現在地を明らかにせず、ゴールから逆算しないで練習ばかりしていたら、非効率的で目標達成の確率がぐっと下がってしまうはずです。
なので、ゴールから逆算して日々の練習に取り組むべきです。
ここでいうゴールとは、「勝つために、試合でどのようなプレーをするか」です。
ゴールから逆算するためにも、どんどん試合をするべきです。
参考:僕の経験談
東京女子体育大学の武田博子監督と比べたら、僕は雑魚です(笑)ですが、初心者だけのチームで、ジュニアの時からやっていた選手がいるチームに3ヶ月で勝ったこともあるので、すこし経験談を書きます。
上達のためにやったこととは
初心者の選手たちを、1ヶ月で大会に出場させました。
「1ヶ月後に大会があるから、そこに出場しようね。」と伝えて、ラケットの握り方と振り方、ルールを軽く教えた後に、いきなり1ゲームマッチの試合をさせてみました。
もちろん、ダブルフォルトばかりでしたし、ラリーなんか続きません。(レシーブゲームをとった選手が勝つ(笑))
でも、試合をしたことによって、
と、選手自身も、やることが明確になりました。
その後、1ヶ月のなかで、試合も積極的にやりつつ、試合を成り立たせるための技術と審判のやり方を徹底的に身につけさせて、大会に出場させました。
もちろん勝てませんでしたが、1年先輩の相手(とは言っても、そんなに上手い選手ではなかったですが、とはいえ1年先輩の相手)に、ファイナルゲームで競るところまでいった選手もいました。
初心者の選手にはしばらく試合をさせない、という考えもあるとは思いますが、僕はこのように、試合を実際にやらせてみた結果、選手が急速に成長したと感じました。
そして、3ヶ月後には、ジュニアの時からやっていた選手がいるチームに勝ちました。うれしそうな選手たちの様子を見て、とてもうれしかったですね。
結論:上達して勝てるようになるために、試合をしよう
というわけで、繰り返しですが、上達して勝てるようになるために、試合をしましょう。
試合をして勝ちを目指すことで、課題が明確になってくる
戦うと、必ず壁にぶち当たります。自分に足りない部分が見えます。そうしたら、そこをピンポイントで練習です。
上達して勝てるようになるためのプロセス
まとめると、このような感じです。
①試合:自分の現在地を理解するために、いきなり戦う
②問題発見:戦うと、自分に足りない部分(課題)が見える
③練習:課題をピンポイントで練習する
「最初に全ての技術を身につけて、それから試合をする」という感じでやりがちですが、それだと「いざ、試合でどのように使えばいいのか分からない技術」ばかり身につけた「練習だけは上手い選手」になりがちです。
インプットしつつアウトプットしましょう。試合をやらないと、上達しないし勝てるようにはなりません。
具体的な方法
最後に、具体的なアイディアを書いておきます。
練習メニューの工夫
練習をやって、最後に試合をする、という練習メニューの組み方をしがちですが、インプットしつつアウトプットすることを強調するために、
- 試合 → 練習(試合で見つかった課題の練習) → 試合
- 練習(この後の試合に向けた練習) → 試合 → 練習(試合で見つかった課題の練習)
というように、メニューを組み立てるのもアリです。練習にメリハリもつくので、一石二鳥です。
まとめ
最速で上達するために、
すぐに試合をしましょう。試合をしながら、練習しましょう。
※ただ、目標まで何年も時間があって、選手がむちゃくちゃ辛抱強くて、じっくりと下積みをできる場合は、練習ばかりする期間を長くとっても良いとは思います。そこらへんは、選手の状況によって、調整すべきだと思います。
おしまい!
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