【ソフトテニス】

【ソフトテニス】シャツイン派とシャツ出し派の対立から社会の勉強をする

【ソフトテニス】シャツイン派とシャツ出し派の対立から社会の勉強をする

ソフトテニスの「シャツイン」に関する、きたのりょうすけさんのツイートとその反響が結構面白くて、これに関して記事を書いちゃおうと思いました。(シャツイン反対派の人は最後まで読んで)

問題(?)のツイートがこちら。

https://twitter.com/kitanoryosuke/status/1277225122462490624

ほんとソフトテニスってダメになってるよなぁ??社会人になってよく思う

YouTubeとかのコメントとか?声出さないと態度悪いとか、シャツ入れないとダメとか?

選手に制限かけるだけだと思う。

ソフトテニスの考えが古いわ~~~

頑固なじぃーさん、ばぁーさんのせいだよな?ちょっと制度を変えないと

 

うん。なんでダメなの?

 

もちお
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ソフトテニスのシャツインとは

鬼頭貴之選手(ソフトテニス)の画像

シャツインとは、その名の通りシャツ(ユニフォーム)をパンツの中に入れる着こなしのこと。

 

 

シャツインの歴史

「シャツインの歴史」って大げさな見出しをつけていますが、入念に調べもせずに、適当に書きます。(でも、大体あっていると思う)

 

日本ソフトテニス界では、シャツインが伝統的な着こなしという感じでした。

 

昔のソフトテニス選手の画像

引用:ソフトテニス・マガジンさんのツイート

 

これが昔懐かしの短パン。この時代はシャツインは当然のことでした。

(シャツインとは関係ないけど、)今この短パンを履けって言われたら、ソフトテニス人口は激減しそう。ダサいよね。

(僕がソフトテニスを始めた頃もギリギリ短パンの時代で、先輩が試合中にいつも下着=おパンツが見えていないかチェックしている姿が印象的だった)

 

 

で、シャツ出しについて。僕の感覚だと、10年くらい前はまだ「シャツ出しはNG」という空気でした。

 

シャツ出しというと篠原小林ペアの篠原選手が思い浮かぶ人もいると思うんだけど(篠原選手はシャツを出して、小林選手はシャツインしてて、対照的だったから)、篠原選手のことを「シャツ出し、ありえん!」って感じで揶揄し、「オマエのことは認めねえからな」っていうオーラを漂わせていた超強豪校の監督もいたくらいです。(今も仲悪いのかな?)

 

ちなみに、そんな篠原選手も日体時代はさすがにシャツインだった様子。

 

日体時代の篠原選手の画像

引用:ソフトテニス・オンライン

 

このように、昔は「シャツ出しはNG」という空気感がすごく強かった。短パン時代から作られてきた伝統を考えると、当然のことでしょう。

 

 

ですが、シャツ出しは、ここ5〜10年くらいですごく増えました。

 

ソフトテニスのスパッツの画像

例えば、福井県庁の中本圭哉選手は昔からずっとシャツインをして試合をしていたんですけど、たしか2〜3年前くらいから突如としてシャツ出しをして試合をするようになったのです(場面によって、シャツインしている時もあるけど)。「中本選手はシャツインを貫いているんだなあ」と思っていた僕は、中本選手のシャツ出しを見て、「うお!マジか!」って思ったのです。

 

 

じゃあなんでシャツ出しが増えたのか?ですが、たぶん、「シャツ出しで着てね」「シャツ出しで着るユニフォームだよ」ってメーカー側がプロモーションをしている風潮と無関係ではないはず。

まあ真相は謎ですが、とにかくシャツ出し人口が最近になって増えてきたのは間違いありません。

 

 

シャツイン賛成派とシャツイン反対派の対立

内本・内田ペアの画像

で、シャツイン賛成派とシャツイン反対派の対立は、もはや恒例行事です。

正直、「あー、いつものやつね」って感じなのですが、「社会とは何なのか?」という深いテーマにつながる重要な話題だと思うので、整理して考えてみます。

 

 

シャツイン賛成派の言い分

  • それが伝統だから
  • その方が礼儀正しいから
  • 身なりの乱れがマナーの乱れにつながるから

 

シャツイン反対派の言い分

  • 熱中症予防
  • シャツを出してもプレーに影響はない
  • 硬式テニスはシャツを出している

 

両者の言い分は、たぶんこんな感じ。

シャツインで育ってきた僕自身は、実は「もうシャツ出しでいいんじゃない?」っていう立場です。シャツイン反対派(シャツ出し賛成派)の言い分の方が、理屈としては正しいと思っているからです。

 

 

理屈としては正しいのに批判される理由

張本選手の画像

引用:VICTAS Journal

 

でもね。ここで考えなければいけないこと、理解しておかなければいけないことがあるんです。

 

社会規範の説明画像

「●●するべきだよね」っていうのを社会規範(きはん)って言うんですけど、この社会規範は、社会のメンバー(僕たち)の価値観によって作られるものなんですよね。

 

合理的かどうか?が、直接、社会規範を作るわけではない。

 

 

例えば、シャツイン反対派の言い分から考えると、「ノースリーブでシャツ出しで試合すること」っていうルールが作られてもいいはずです。だって、熱中症予防になるし、プレーに影響はないし、硬式テニスではノースリーブの人がいるんだから。

 

でも、合理的だけど、ソフトテニス界では嫌な人の方が多いはず。僕も嫌です。合理的だったとしても、社会のメンバーの価値観とはズレているから、これはルールにはならないわけです。

 

 

ソフトテニス界では、伝統的に「シャツインするべきだ!」って思われていたので、(現状、)シャツインがソフトテニス界の社会規範になっている。

 

そして。

 

社会規範の説明画像

社会規範は、慣習とに分かれます。(本当はもっと細かく分かれるけど、ここでは省略)

  • 慣習=みんなが「●●するべきだよね」って思っている内容のこと。
  • 法=「●●するべき」っていう明確なルール。

 

 

社会規範の説明画像

慣習に反することをしたら、その社会のメンバーから当然、批判されます。

一方、法として定められている場合は、その法を疑問に思ったとしても、その社会のメンバーなら守らなければいけません。

 

今回の例で言うと、シャツインはソフトテニス界の慣習。だから、”ソフトテニス界のメンバーである”きたのりょうすけさんは、シャツ出しをすると批判されるのですw

※シャツインは法ではないので、シャツ出しをして試合をしてもNGというわけではない。シャツイン賛成派の人たちから批判されるだけ。

※シャツインの慣習が法として規定される例もある。全中はその典型。服装規定に「裾を外へ出したり袖をまくることはしない。」と書かれている。この場合、シャツ出ししたら完璧にNG。シャツ出ししたいなら試合に出るな、ってことになる。

 

 

文句だけ言う人はア○

じゃあシャツインを受け入れなければいけないのか…というと、そういうわけではない。

 

社会規範の説明画像

社会規範は、社会のメンバー(僕たち)の価値観によって作られるもの。

「シャツ出しが普通だよね」っていう価値観を社会(ソフトテニス界)に浸透させればいいわけです。

 

 

そのための方法は大きく2つ。

  • (1)シャツイン賛成派(シャツ出し反対派)の「頑固なじぃーさん、ばぁーさん」(引用:きたのりょうすけのツイート)死ぬまで待つ
  • (2)シャツイン賛成派(シャツ出し反対派)価値観を変えるために働きかける

 

 

つまり、文句だけ言ってもほとんど前進はしないのです。文句を言えば言うほど、シャツイン賛成派(シャツ出し反対派)の人は感情的になって、ルール変更を受け入れてくれなくなるから。

もし社会規範を本当に変えたいのであれば、価値観を変えるべく、戦略的に戦う必要があるということ。

もしそれができないなら、今ある慣習・法は受け入れなければいけない。これが社会の仕組みです。

(それも無理なら、社会の外へと出るしかない)

 

 

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何が言いたいかというと、シャツ出しを認めてもらいたいのであれば、ちゃんとした手続きで戦わなきゃいけないということ。特に中学校の「シャツ出しNG」の空気はむちゃくちゃ強いので、選手が文句を言ったところで、事態は好転しないはず。

 

ちなみに僕は「もうシャツ出しでいいんじゃない?」って思っているけど、戦ってまでルール変更をしたいとまでは思わないから、静観します。(ごめんね)

 

 

中学生はとりあえず校則を変えるところから始めてみたら?

学校の廊下の画像

中学校では学校生活の中で「シャツ出しNG」のルール(校則)があると思います。

 

せっかく生徒会・生徒総会っていう仕組みがあるんだから、「なんでシャツインしなきゃいけないの?理由は?」ってドヤりながら体操服をシャツ出しをしている生徒は、ちゃんとした手続きで戦えばいいのに、って思います。

正当な手段で戦うことをせず、「シャツインは理屈が通ってない!おかしい!」って言って堂々とルール違反をする人は、社会というものがどういうものなのか?をわかっていなさすぎです。(中学校はこういう人が多すぎ。)

 

 

ただ。

もし生徒会・生徒総会を使ってちゃんと戦ったのに、教員が「ダメなものはダメ!」って言って正当な戦い方をしてこなかったとしたら、それは大人が悪いです。そしたら暴れましょ。

 

慣習・法に文句があるなら、ちゃんと戦うべし。

 

 

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POSTED COMMENT

  1. 高井志保 より:

    シャツを出す、出さない、よりもだらしなく見えるか見えないかは『サイズ感』のように思いますね。
    もはや基準は個人の感覚、好みによりますので、なかなかルールを作るのは難しいけれど、身体のサイズに合っていないとだらしないと思う人間は割りと多いのかなと思います。美的感覚の違いは人それぞれあると思いますが。
    身体の小さい小学生、中学生はだぼだぼになることも多いのでだらしなく見えないのが好ましいという意見もあるのかなと思います。
    メーカーも丈の短い、外に出してもバランスが悪くならないデザインのものを作っていて、それは逆にインするとバランスが悪いように見えます。
    あくまで、個人的な意見ですが、体型に合ったものをバランス良く着こなすのが、ソフトテニス界の中でも、外でも、これから必要じゃないのかなぁと。
    ただ、自分はおそらくじーさん、ばーさん側に入ると自覚があるからだろうけれど笑、そういう表現に対して反応してしまいました。機会があればTwitterではなく、話をしてみたいなと思いました。私がずれてる可能性があるので。

    • もちお より:

      コメントありがとうございます!いつもお世話になっております。

      サイズ感、確かにそうですね。大きなサイズのシャツを出していると、確かにだらしなく見えます。
      最近は、メーカーがデザイン性をかなり意識して作っていますよね。シャツ出し前提のデザイン。ソフトテニス人気を向上させるための施策の1つだと思うので(カラーシューズのように)、おしゃれ路線に進むべきだと僕は思っています。(特に競技人口が多い中学校こそ)

      「じーさん、ばーさん」って一括りにするのは乱暴ですよね。高井さんのように、柔軟にアスリートファーストで考えている方はたくさんいると思っています。彼のあのような表現は、変化を停滞させることにつながる表現だと思うので、かえってマイナスだと思っています。

      ぜひぜひお話ししてみたいです!

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