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教員におすすめな本をジャンル別にまとめましたー

望岡 慶(モチオカ)
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実際に読んでよかった!って思った本を紹介します

生徒への接し方を学べる本

嫌われる勇気・幸せになる勇気

嫌われる勇気

値段(単行本)約1,600円
(Kindle)約1,300円
著者岸見一郎、古賀史健
出版社ダイヤモンド社
出版年2013年
もちおのおすすめ度★★★★★

幸せになる勇気

値段(単行本)約1,600円
(Kindle)約1,500円
著者岸見一郎、古賀史健
出版社ダイヤモンド社
出版年2016年
もちおのおすすめ度★★★★★

今まで読んだ本の中で一番、読んでいる最中にドキドキした本です。

今までの自分が否定される感覚と一緒に、「なるほど!こうすればよかったのか!」といろんな発見がありました。

問題行動の第1段階、それは「称賛の要求」です。

(中略)

親や教師に向けて、またその他の人々に向けて、「いい子」を演じる。組織で働く人間であれば、上司や先輩に向けて、やる気や従順さをアピールする。それによってほめられようとする。入口は、すべてここです。

(中略)

彼らは「いいこと」をしているのではありません。ただ「ほめられること」をしているだけなのです。そして、誰からもほめられないのなら、特別視されないのなら、こんな努力に意味はない。そうやって途端に意欲を失います。彼らは「ほめてくれる人がいなければ、適切な行動をしない」のだし、「罰を与える人がいなければ、不適切な行動もとる」というライフスタイル(世界観)を身につけていくのです。

この2冊は教員必読だと思います。

怒りっぽい教員は必読。

人を動かす

値段(単行本)約1,600円
(Kindle)約1,600円
著者デール・カーネギー
出版社創元社
出版年1999年
もちおのおすすめ度★★★★★

超有名な本です。

学校教育者関係必読。だと思う。

  • 人を動かす三原則
  • 人に好かれる六原則
  • 人を説得する十二原則
  • 人を変える九原則

などなど、ちょっとうさんくさい小見出しですがかなりタメになることが書いてあります。

事例紹介が多くて文章量がものすごいことになっていてちょっとヘビーですが、おすすめです!

これからの教育について考えさせられる本

ニュータイプの時代

値段(単行本)約1,700円
(Kindle)約1,400円
著者山口周
出版社ダイヤモンド社
出版年2019年
もちおのおすすめ度★★★★☆

これからの時代に必要な能力について解説している本。

「オールドタイプ」と「ニュータイプ」という言葉を使って、

「昔はこれで良かったけど(オールドタイプ)、これからはこれが必要だよ(ニュータイプ)」って感じの説明をしてくれます。

読みやすいので、2時間くらいでサクッと読めると思います。

モチオカ
モチオカ

こんな感じの本ってたくさんありますが、

その中でもこの本は納得感がかなり高かったです

「オールドタイプ」の価値観のまま、2100年頃まで生きる生徒達の指導にあたるのは、罪深いと思う

藤原先生、これからの働き方について教えてください。

値段(単行本)約1,700円
(Kindle)約1,300円
著者藤原和博
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版年2015年
もちおのおすすめ度★★★★☆

教育関係で最近有名な藤原和博さんの本です。

  • 今までのような「知識偏重、一つの正解を出す能力育成」の教育だけでは不十分
  • 「知識・情報を活用して、納得できる解を出す能力育成」の教育の比重を上げていくべき

っていう内容。キャリア教育の参考にもなります。

モチオカ
モチオカ

この人の本って正直どれも書かれていることがほぼ同じなのでw、

とりあえずこの本を読めばOKだと思います

いろんなキンドル本が読み放題になるKindle Unlimited対象の本なので無料で読めます

学校の「当たり前」をやめた。

値段約2,000円
著者工藤勇一
出版社時事通信社
出版年2018年
もちおのおすすめ度★★★★☆

様々な先進的な改革を行っている麹町中学校の校長が書いた本。

本の帯に書かれている内容からして、かなり革命的。

「麹町中学校だからできるんだよ」って批判されがちですが、「これからの学校はどうあるべきか?」を考えるうえでのヒントがたくさん書かれているので、読んでおくべきだと思います。

世の中の闇について学べる本

最貧困女子

値段約900円
著者鈴木大介
出版社幻冬社
出版年2014年
もちおのおすすめ度★★★★★

売春や性風俗で日銭を稼ぐしかない「最貧困女子」。

おそらく、生徒の一部は「最貧困女子」というカテゴリーに属することになります。

いろんな生徒がいる公立学校の教員なら、絶対に読むべき本。

この本を読むと、弱者の実情を知らずに教壇に立っていた自分が恥ずかしくなります。

いろんなキンドル本が読み放題になるKindle Unlimited対象の本なので無料で読めます

累犯障害者

値段約650円
著者山本譲司
出版社新潮社
出版年2009年
もちおのおすすめ度★★★★★

障害者の犯罪をテーマにした本。

日本社会の闇をこれでもかというほど突きつけられました。絶対読むべき。

目次

  • 序章 安住の地は刑務所だった―下関駅放火事件
  • 第1章 レッサーパンダ帽の男―浅草・女子短大生刺殺事件
  • 第2章 障害者を食い物にする人々―宇都宮・誤認逮捕事件
  • 第3章 生きがいはセックス―売春する知的障害女性たち
  • 第4章 ある知的障害女性の青春―障害者を利用する偽装結婚の実態
  • 第5章 多重人格という檻―性的虐待が生む情緒障害者たち
  • 第6章 閉鎖社会の犯罪―浜松・ろうあ者不倫殺人事件
  • 第7章 ろうあ者暴力団―「仲間」を狙いうちする障害者たち
  • 終章 行き着く先はどこに―福祉・刑務所・裁判所の問題点
  • 解説・江川紹子

ヤングケアラー

値段約900円
著者澁谷智子
出版社中央公論新社
出版年2018年
もちおのおすすめ度★★★★☆

「ヤングケアラー」とは、家族の介護を行う一八歳未満の子どものことを言います。

自分が勤務している学校に、ヤングケアラーに属する生徒が絶対にいるはず。

モチオカ
モチオカ

宿題をやらなかったり遅刻が多かったりする生徒=だらしない生徒

って短絡的に考えてすぐにイライラしちゃう教員は、ぜひこの本を読んでほしいです。

もしかしたら、その生徒はヤングケアラーで疲れ切っているかもしれないので。

学級経営に役立つ本

発達障がいの子がいるから素晴らしいクラスができる!

値段約2,200円
著者小野隆行
出版社学芸みらい社
出版年2015年
もちおのおすすめ度★★★☆☆

わりとマイナーな本ですが。

クラスに一人は必ず発達障害の生徒(もしくは、グレーゾーンの生徒)がいる…っていう感じなので、特別支援的な本は読んでおくべきです。

クラス皆が一体化!中学担任がつくる合唱指導

値段約1,000円
著者長谷川博之
出版社明治図書出版
出版年2010年
もちおのおすすめ度★★★★★

入手困難な本ですが、かなりおすすめ。

本のまえがきにこのようなことが書かれています。

合唱で最優秀賞を取るというのは、目的じゃなくて手段です。

最優秀賞がゴールだとしたら、最優秀賞を取った後何が残るんですかということですね、私が言いたいのは。

たとえば学校づくりを使命とする三年生で、合唱コンクールで優勝したのに、始業式や終業式の歌を本気で歌わないというのでは、私に言わせればナンセンスなのです。無意味。点数を付けられないとやらない、賞状が出ないと頑張らない、という打算まみれの学級では駄目なのです。そういう状況では、最優秀賞の賞状などただの紙切れなのです。

クスッと笑える本

ものの見方検定

値段約1,600円
著者ひすいこたろう
出版社祥伝社
出版年2014年
もちおのおすすめ度★★★☆☆

マイナスに思える出来事をプラスの見方をする本で、読んでいて笑えます。

落ち込んだ時とか、元気が出ない時におすすめ。

副担任の先生におすすめな本

No.2理論

値段(単行本)約1,600円
(Kindle)約1,200円
著者西田文郎
出版社祥伝社
出版年2014年
もちおのおすすめ度★★★☆☆

西田文郎さんっていうメンタルトレーニングの第一人者が書いた本です。

チーム(組織)のトップではなく、ナンバー2、つまり2番目に重要なポジションにいる人のあるべき姿を学ぶことができます。

モチオカ
モチオカ

副担任の先生におすすめです

部活動顧問の先生が、副部長の指導をする時にも役立つと思います。

プレゼン指導に役立つ本

社外プレゼン・社内プレゼン

社外プレゼンの資料作成術

値段(単行本)約1,700円
(Kindle)約1,400円
著者前田鎌利
出版社ダイヤモンド社
出版年2016年
もちおのおすすめ度★★★★☆

社内プレゼンの資料作成術

値段(単行本)約1,700円
(Kindle)約1,400円
著者前田鎌利
出版社ダイヤモンド社
出版年2015年
もちおのおすすめ度★★★★☆

プレゼン資料(スライド)の作成について学べる本。

  • 職員会議資料の作成で時間がかかってしまう教員
  • 授業プリントの作成に時間がかかってしまう教員
  • プレゼンをする機会が多い生徒会の担当教員

におすすめ。

教員にとって毎日の授業は「社外プレゼン」みたいなものですので、『社外』を先に読むのがいいと思います。

生徒会など集会でプレゼンをする生徒への指導の時にも役に立ちます。

生徒がプレゼンのスライドを作る時に、やたらアニメーションを入れたり、スライド1枚に文字を大量に書いたり、読みづらい色を使ったり…っていうのは結構あるある。

そんな「ヤバイ」スライドを使って、体育館で生徒会役員がプレゼンをする…っていう光景を結構見ました・・・

生徒会担当の教員など、生徒にプレゼン指導をしなきゃいけない立場の人は読んでも損しないと思います。

自己啓発的な本

採用基準

値段(単行本)約1,600円
(Kindle)約1,200円
著者伊賀泰代
出版社ダイヤモンド社
出版年2012年
もちおのおすすめ度★★★★☆

リーダーシップとは何なのか?どんな人材が求められているのか?について学ぶことができます。

  • 長い会議に困っている教員
  • 学年職員の中で存在感が薄い教員
  • 生徒のリーダーシップを伸ばしたい教員

におすすめ。

この本を読むと、

  • チームの中でどういう行動をすればいいのか?
  • 学年の仕事をどのような考え方で進めればいいのか?

などがわかります。

ビジネス寄りの本ですが、むっちゃおすすめです。

生産性

値段(単行本)約1,700円
(Kindle)約1,400円
著者伊賀泰代
出版社ダイヤモンド社
出版年2016年
もちおのおすすめ度★★★★☆

元マッキンゼーの人材育成マネジャーの伊賀泰代さんによる「働き方」についての本。

こんな教員の方におすすめです。

  • 朝早く起きて学校に一番乗りで出勤しちゃう教員
  • 夜遅くまで残って仕事をしちゃう教員

昔の僕です

学校現場には「生産性」の概念(インプットとアウトプットの比率に関する考え方)があまりにも浸透していないので、学校でずっと働いていても「働き方」に関する重要な考え方はなかなか身につきません。

が、この本を読むと、

  • 忙しさを解消するために「仕事時間を増やす」という対処をしてはいけないってこと
  • 資料の効率の良い作り方(授業を考える時にも使えます)
  • 会議の効率の良い進め方

などがわかります。

おすすめ!

自分の時間を取り戻そう

値段(単行本)約1,700円 (Kindle)約1,300円
著者ちきりん
出版社ダイヤモンド社
出版年2016年
もちおのおすすめ度★★★☆☆

内容的には『生産性』と似ていますが、よりやわらかく、万人受けする感じで書かれています。

固い文章が苦手な人はこちらの方がおすすめです。

まとめ

嫌われる勇気幸せになる勇気生徒・保護者との接し方がわかる。超おすすめ。絶対読んでほしい。
人を動かす学校教育関係者で読んだことがなかったら、正直ヤバイ。
ニュータイプの時代これからの時代に必要な能力について解説している本。
藤原先生、これからの働き方について教えてください。キャリア教育の参考になる。
学校の「当たり前」をやめた。「これからの学校はどうあるべきか?」を考えるうえでのヒントがたくさん書かれている。
最貧困女子公立学校の教員は絶対読むべき。
累犯障害者特別支援級がある学校の教員は全員読むべき。
ヤングケアラー宿題をやらなかったり遅刻が多かったりする生徒にイライラしちゃう教員は読んでおくべき。
発達障がいの子がいるから素晴らしいクラスができる!学級担任が持っておくべき考え方。
クラス皆が一体化!中学担任がつくる合唱指導合唱コンクール指導に役立つ。入手困難。
ものの見方検定落ち込んだ時とか、元気が出ない時におすすめ。
No.2理論副担任の先生におすすめ。
社外プレゼン社内プレゼンの資料作成術生徒にプレゼン指導をする教員なら必読。
採用基準リーダーシップとは何なのか?どんな人材が求められているのか?がわかる。
生産性労働時間が長い教員におすすめ。
自分の時間を取り戻そう自分の人生を充実させたい人におすすめ
自己紹介
モチオカ ケイ
モチオカ ケイ
学習ブロガー
元社会科教員・元ソフトテニス部顧問のモチオカ ケイ(望岡 慶)です!

公立中→公立高→浪人→東大→東大院→外部コーチ中に高校生の成長に感動して教員を志望→中学教員→退職→ブロガー

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