仕事効率化
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教室の掲示物は頑張らなくていいと思うし、工夫しなくていいと思う

望岡 慶(モチオカ)
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クラス担任になると考えなきゃいけないのが教室の掲示物

ついつい「居心地の良い空間にしたい!」「温かみのある教室環境を!」って思ってこだわりがち。

教室の掲示物は、こだわればこだわるほど達成感があるんだけど、こだわればこだわるほど残業が増える悩みの種でもあります。

んで、僕は「掲示物は頑張らなくていい!工夫しなくていい!」って思っています。もっとやるべきことが他にあるでしょ、って感じ。

ってことで、このブログ記事では学校(教室)の掲示物に関する僕の経験・思いを書きました。

モチオカ ケイ
モチオカ ケイ
学習ブロガー
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元社会科教員・元ソフトテニス部顧問のモチオカ ケイ(望岡 慶)です!

公立中→公立高→浪人→東大→東大院→外部コーチ中に高校生の成長に感動して教員を志望→中学教員→退職→ブロガー

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凝った掲示物を作ろうとして1ヶ月で挫折した

教員1年目の僕は、「クラスの掲示物、がんばるぞおおおお!」って思っていました。

教室の掲示物

左から「4月」「5月」「6月」…っていうプレートを作って、教室の後ろの壁を12個に分割。

そこに「4/12 ●● ●●●」って生徒の誕生日と名前を書いたプレートを貼りつつ、毎月新しい掲示物を作ってどんどん掲示する!っていう計画。

んで、4月は頑張りました。誕生日のプレートを掲示して、4月らしい桜の木に見立てた掲示物を作って掲示したんです。

ところが!

5月以降は忙しくて教室掲示どころじゃなくなり、挫折。完全放置。教員忙しすぎ・・・。

っていう経験もあって、僕がたどり着いた結論↓

学校(教室)の掲示物は頑張らなくていい!

教室掲示は教員が時間と労力を投下するべき業務じゃないでしょ!っていう。

そう思った理由がこちら↓

①むっちゃ時間がかかる

学級の掲示物っていくらでもこだわれる業務なんですよね。こだわって作った学級掲示は管理職や保護者から喜ばれるでしょう。

でも、教員が時間外労働をしてまで力を入れて作るべきものなのでしょうか?

モチオカ
モチオカ

「教室掲示はたくさんの時間をかけてやる仕事なのかな?」って、自分の頭で一度しっかり考えてみるべき

僕は掲示物作成のせいで残業…ってのは、仕事の優先順位を間違っていると思っています。限られた時間の中でやるべきもっと大事な仕事があるはずです。

もちろん、やらないよりはやった方がいいかもしれません。でも、時間は有限です。

思い切って「やらないこと」を決めない限り教員の多忙問題は解決しないし、そもそも優先順位がそれほど高くない作業だと思います。

それに、

②すぐにみんな見なくなる

っていう悲しい現実があります。

教室の掲示物って、新しいものを掲示した直後は注目されるけど、すぐに「見慣れた景色」になって見られなくなるんですよね。寂しい。

そして、だからこそ、

③効果があるのか謎すぎる

という疑問が消えない。

もしかしたら教室の掲示物を頑張ることで教育効果がものすごくあるのかもしれません。

でも、もしかしたら教育効果がちょっとしかないかもしれないし、全くないかもしれない。

結局のところ、教育効果の検証なんかできないわけです。教室の掲示物って、それくらい曖昧なもの。

モチオカ
モチオカ

ぶっちゃけ、ほぼ教員の自己満足の世界だと思います。

すっごく辛辣なことを言いますが、

教室の掲示物

人型の紙に一人一人言葉を書いて、全員が手をつないだように見える「みんな仲良し!絆っ!!!!」って感じの”いかにもな掲示物”教員の自己満足すぎ

偶然集まった数十人の生徒がなんで「みんな仲良く」しないといけないのか謎です。

他の大事な仕事が早く終わって時間的余裕がものすごくあるなら、100兆歩ゆずって教室の掲示物をむちゃくちゃ工夫して頑張ってもいいと思います。

やらないよりはやった方が良い気がするので。

でも、余裕がないのに「掲示物も頑張る!居心地の良い空間にしたいし、温かみのある教室環境にしたいから!」って頑張るのは「頑張っている自分に酔っている」と言われても仕方ないです。もっと本質的な仕事しようよ、っていう。

居心地の良い空間・温かみのある教室環境は掲示物によって作られるものじゃなくて、生徒同士の人間関係によって生み出されるものだと思うし。

ってことで、

余裕がないなら掲示物を頑張るのはやめよう

ってのが僕の結論です。思い切ってやめちゃいましょう。もっと大事なことがありますから!!!

実際、教員2年目からは割り切って「掲示物に力を入れない」と決めたら、掲示物に関する仕事量が一気に減って結構楽になりました。

鹿の画像

とはいえ、、、

まったく掲示物を頑張らないと、「あの先生はやる気がない」みたいな評価・印象になって、そのことがマイナスに寄与する可能性もあります。

モチオカ
モチオカ

なので、そこそこはやっておいた方がいいかも…とは思います。現実的には。

ということで、最後に「僕はこうした」っていう事例を紹介します!

僕はこうした

必要最小限の努力をしました。こんな感じ。

  • 各係・委員会のポスター(→誰がどの仕事をしているかすぐに確認できる)
  • 各係・委員会の連絡ポケット(学校指定のやつ)
  • 月のスケジュールホワイトボードに書いて置く)

昔はクラスの集合写真を掲示したこともあったのですが、生徒が不登校になったりするとなんか微妙な感じがしたので、集合写真の掲示も途中でやめました

その他、インスタ映えしそうな掲示物は一切作らず。本当に力を入れませんでした。

学級の掲示物に力を入れるよりも、学級通信を頑張った方がコスパが良いと思います。学級通信は保護者に直接届くので。

学級通信については別記事に書きましたので、よければ読んでください!

学級通信を毎年100号出した元教員の僕がネタを紹介【学級だより】

伝えたいこと

掲示物を頑張るのは絶対にダメ!とまでは思わないし、やらないよりはやった方がいいかもしれません。

でも、

思い切って「やらないこと」を決めない限り、教員の多忙問題は解決しない!

限られた時間の中でやるべきもっと大事な仕事があるはずだから、他のもっと大事な仕事に注力するべしでござる!!!!!!

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モチオカ ケイ
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