このブログ記事は、そんなあなたに向けた記事です。
こんにちは。もちお(@softenisuke)です。
学校で働くと、勤務時間内に授業準備とか無理だわって思いませんか?
授業の準備は帰宅してから深夜までやることになって、一生懸命な教員ほど睡眠時間を削りがち。
そこで本記事では、
授業準備をうまいことやる方法
について説明をします。
この記事を読むと
- 効率よく授業準備をする方法がわかる
この記事の信頼性
- 元中学校教員の僕(もちお)が実際にやってみて良かったと思った方法を紹介します。
タップできる目次
教員が授業準備をうまいことやる方法

教員が授業準備をうまいことやる方法は、ざっくり2つに分けられます。
- 授業準備の時間を生み出す
- 授業準備の時間を短くする
(②の方が本質的というか効果が大きい)
では、それぞれ説明します。
①授業準備の時間を生み出す

方法の1つ目は、「授業準備の時間をなんとか生み出す」です。
- 他の仕事を減らしたり
- 他の仕事にかかる時間を短くしたり
して、授業準備の時間をなんとか生み出すしかないんです。
僕が実際にやってみて、効果が高かったなと思ったのは5つ。
- (1)掲示物作成をやめる
- (2)提出物を出席番号順で集める
- (3)鋼のメンタルで飲み会を断る
- (4)授業時間中の「生徒の活動の時間」を増やす
- (5)時短グッズを使う
それぞれ説明します。
(1)掲示物作成をやめる

思い切って掲示物作成をやめました。
でも、教室の掲示物って貼った直後は注目されるけど、すぐにみんな見なくなりますよね。
そして教育効果が大きいのかも謎です。
だったら、掲示物作成をやめちゃおう、と。
授業準備の方が大切です。
僕も、初任の頃は凝った掲示物を作ろうとしていましたが、すぐに断念しました。
2年目からは割り切って「掲示物に力を入れない」と決めたら、掲示物に関する仕事量が一気に減りました。
(2)提出物を出席番号順で集める

提出物を回収する時に出席番号順で集めるようにしました。
やり方はこんな感じ。
提出物を手に持った状態で生徒が出席番号順で並ぶ
↓
出席番号順に、名簿にチェックしながら回収する(忘れた人も、出席番号順で並んで、忘れたことを申告する)
一人一人回収する時間がない場合は、トレーをたくさん用意しておいて、
- 出席番号1~5の男子は、このトレーに入れる
- 出席番号6~10の男子は、このトレーに入れる
って感じで集めておくと、あとで並べ替えるのがかなり速くなります。
(3)鋼のメンタルで飲み会を断る

飲み会は断りまくりました。
(4)授業時間中の「生徒の活動の時間」を増やす

生徒の活動の時間を増やしました。
50分の授業の大半を「教員からの説明」の時間にしてしまうと、授業時間中にフリーになれず苦しくなりますよね。
(というか、質問できる時間を長くとった方が良い場合もあると思う)
なので、「授業時間中にフリーの時間を作る」ためにも、なるべく生徒の活動の時間を増やします。
で、「生徒の活動の時間」中に、やれる仕事をやる、という感じです。
(もちろん生徒を完全に放置はしないようにしながら)
(5)時短グッズを使う

時短グッズを使うのも便利です。
ハサミ、ホッチキス、印鑑ホルダーなどなど、地味だけど時短になる便利グッズがあります。
時短グッズについては別の記事でまとめているので、あとで読んでもらえるとうれしいです。
(クリックすると別のタブが開くので、この記事から離脱せずに済みます)
②授業準備の時間を短くする

方法の2つ目は、「授業準備の時間を短くする」です。
授業準備の時間をなんとか生み出そうとしても限界があるので、授業準備の時間自体を短くしないとどうしようもないんですよね。
僕が実際にやってみて、効果が高かったなと思ったのは2つ。
- (1)プロ講師の授業のマネをする
- (2)形に残す(ストックする)
それぞれ説明します。
(1)プロ講師の授業のマネをする
プロ講師の授業のマネをしました。
スタディサプリっていうオンライン学習サービス(授業動画が見放題になる有料サービス)に、教員なのに登録しちゃいました。
(同じことを考えている先生は結構多いらしい)
スタディサプリに登録すると、約15分に区切られた授業動画(小学校〜高校)を全教科見放題になります。
で、何が良いかっていいうと、かなり説明がコンパクトでわかりやすいことなんです。
(自分の説明にムダが多すぎることがわかる)
授業はこんな感じです。
こんな感じで使いました。
スマホを使って通勤電車の中で見る
↓
「なるほど!こうやって説明すればいいのか。同じように説明してみよう」って考えておく
↓
プロ講師のマネをして授業をする
月額1,980円なんですけど、それくらいなら必要経費ってことで良いかな、と。
(むしろ、月1,980円払った結果、毎日30分授業を考える時間を削減できるとしたら最高)
とはいえ、さすがに月額1,980円は少し躊躇するので、「14日間の無料体験」を利用して使用感をチェックしてみることをおすすめします。
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(2)形に残す(ストックする)

来年度以降のことも考えて、形に残しました。
講義ノートでも授業プリントでも、なんでもいいので形に残します。
メモも残さず頭の中だけで考えて、授業して終わりだとストックされていかないので、しんどいままに。
(2回目以降でも、「どうやって授業したかな?」って思い出さなきゃいけない)
電子化した方が便利だと思います。(「あの授業のメモはどこだっけ」って探さなくて済むので)
工夫しないと授業準備なんてできない

なにかしら工夫をしないと授業準備なんてできないですよね。
授業準備の時間が取れない理由
- 一日にこなさなきゃいけない校務多すぎ
- 若手だからってたくさんの仕事を振られる
- なのに空き時間少なすぎ
- 突発的にトラブルが起きて時間とられる
- 保護者からクレームが入って保護者対応に追われる
- 放課後は部活指導と下校指導
- すべて終わって職員室に戻ってきたらデスクの上に書類が山積み
- 先輩や用務員の人の世間話、長話に付き合わなきゃいけない
授業準備をしないと地獄

授業準備をしないと二重に地獄です。
生徒も地獄 | 「眠い」「わからない」 |
---|---|
教員も地獄 | 「眠そうにしてる」「わからない顔してる」 |
で、焦ってギャグを言ったりして授業を盛り上げようとすると、
友達同士、無言で顔を見合わせて「つまんな…」って言われるのがオチです。
残り30分もあるのに「はやくチャイム鳴ってくれ」って感じる地獄のような授業になるので、授業準備はうまいことやりましょう。
まとめ
解決策①:授業準備の時間を生み出す
- (1)掲示物作成をやめる
- (2)提出物を出席番号順で集める
- (3)鋼のメンタルで飲み会を断る
- (4)授業時間中の「生徒の活動の時間」を増やす
- (5)時短グッズを使う
解決策②:授業準備の時間を短くする
- (1)プロ講師の授業のマネをする
- (2)形に残す(ストックする)
教員におすすめの記事
教員の仕事効率化についてまとめた記事はこちら
本を出版しました

「過去の僕のようになってほしくない」という思いを込めて、元教員の僕の具体的なノウハウをまとめた電子書籍を出版しました。
<目次>
- はじめに
- 第1章 長時間労働の理由
- 第2章 生産性を意識する
- 第3章 教員の仕事との向き合い方
- 第4章 スケジュール管理・タスク管理
- 第5章 作業環境を整える
- 第6章 教室環境を整える
- 第7章 メンタルを整える
- おわりに
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教育問題についての僕の意見
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