教員ってやたら研修が多いですよね。
もちろん「この研修はすごく勉強になった!」っていう良い研修もある一方で、「なんだこれ…」っていう研修や「あー、ただ上からやれって言われてやってる形だけの研修なんだな」っていう研修があるのも事実。時間返して。
んで。
ただ研修をするだけならまだしも、「研修の後にA4用紙1枚で報告書を出しなさーい!」っていう研修もあって、キィィィィィィィィィィィィッ!ってなった経験がある人も少なくないはず。
ってことで、このブログ記事では研修の報告書作成のコツみたいなものを、僕の経験にもとづいて書きます。
教員研修の報告書はそんな頑張らなくていい(小声)

まずそもそも大前提として、教員研修の報告書作成はそんなに頑張らなくてOKな仕事だと思います。こんなこと言ったら怒られそうだけど。でも、みんな言わないだけで同じこと思ってるでしょ?っていう。
研修・報告書の実態って、(たぶん)こんな感じですよね↓
なんか問題・トラブルが起きた
↓
文科省・教育委員会「なんか対策をせねば!」
↓
文科省・教育委員会「よし!教員研修をやろう!」
↓
研修をやる(やらせる)
↓
文科省・教育委員会「公的な行政機関だから、研修をちゃんとやったことの証拠が必要!よし!報告書を提出させよう!」
↓
報告書を提出させる
↓
文科省・教育委員会「ちゃんと対策をしたでええええええええ!」(アピール)
本当は研修・報告書自体が重要なんじゃなくて、問題・トラブル発生後の教員の変容(意識改革)が重要なんだけど、いつのまにか「研修をやった」「報告書をちゃんと出させた」っていうことが目的になっちゃってる感じ。
中堅教員とか管理職とか、研修中に普通にウトウトしてましたし。自分の財布からお金を出して受けている研修じゃなくて国民の税金を使った研修ですから、それくらいの意識なんでしょう。
って、誰かが言ってた…ような気がしなくもなくもなくもなくもなくもない。
ってことで、報告書作成はそんなに頑張らなくていいと思っています。少なくとも、報告書作成に1時間も2時間もかけるのは本質からズレていると思います。
もちろん、報告書を頑張って作成することに全く意味はない!とまでは思いません。が、長時間かけてやるべき業務でもない。最も重要なのは、研修を受けたことによって自分自身をより良い方向に変化させることですし、教員がやるべきもっと大事な仕事は他にたくさんあるので。
以上が大前提の話。最後に、報告書作成のコツについて書きます。
教員研修の報告書作成のコツ

研修前にフォーマットを用意しておく
研修前に報告書のフォーマットを用意しておきます。
だいたい、
- 研修内容の要約
- 個人・学校の現場の課題
- 研修内容をどう現場の課題の改善につなげるか
の3点を書けば報告書としては事足りるかなって感じがするので、その3つの枠を作っておきます。
研修中に報告書を作成する
事前に用意した報告書のフォーマットを研修会場に持ち込んで、研修を受けながら報告書の文章を執筆していきます。
研修中はメモを取る時間も、メモから文章に整理していく時間もあるはずです。研修中にウトウトしたりボーッとしたりするくらいだったら、どんどん報告書を作っちゃった方が良い!ってのが僕の結論。
ちなみに、報告書の提出締切日はたいてい研修の1週間後とかだったりすると思いますが、このやり方でやれば研修の翌日(早ければ当日)に提出することができます。締め切り直前に報告書作成を開始して「えーっと、どんな内容だったっけ…」って思い出す時間はマジでムダでしかないので、報告書はさっさと作っちゃうのが吉。
裏技:昨年度のものをコピペする(小声)
内容的に特に問題がなければ、パソコンのフォルダを漁って昨年度の報告書を探して、一部修正・変更して提出する方法もありかも。
僕はやったことないけど。
まとめ
最も重要なのは、研修を受けたことによって自分自身をより良い方向に変化させること!(報告書作成は手段であって目的ではない)
っていうか教員がやるべきもっと大事な仕事は他にたくさんあるんだから、研修の報告書は研修中に同時進行で作るべし!
んじゃ、またねー。
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<目次>
- はじめに
- 第1章 長時間労働の理由
- 第2章 生産性を意識する
- 第3章 教員の仕事との向き合い方
- 第4章 スケジュール管理・タスク管理
- 第5章 作業環境を整える
- 第6章 教室環境を整える
- 第7章 メンタルを整える
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