このブログ記事は、そんなあなたに向けた記事です。
こんにちは。もちお(@softenisuke)です。
教員をやって、「やりがいがある」とも「やりがいがない」とも思いました。
本記事では、元教員の僕が
教員のやりがい
について説明をします。
※公立教員(公務員)の話をします。
この記事を読むと
- 教員(教師)のやりがいがわかる
この記事の信頼性
- 僕(もちお)は元中学校教員
目次
教員(教師)はやりがいがあると感じた場面
①生徒が成長しようとしている時

成長しようと努力・挑戦している生徒を見ると、やりがいを感じました。
おせっかいにも「その生徒に対して、自分にできることはないかな?」って考えちゃうのが教員なんですよね。
例えば、
- 「もっと強くなりたい!」(部活)
- 「もっと指揮をうまくできるようになりたい!」(合唱コンクール)
- 「もっと良いものをつくりたい!」(学校行事)
っていう時などなど。
②がんばろうとしている生徒が協力を求めてきた時

がんばろうとしている生徒に協力を求められると、やりがいを感じました。
ここでやりがいを感じない人は教師に向いていない気がします。
例えば、
- 「もっと強くなりたいので●●を教えてください!」(部活)
- 「放課後、指揮の練習を一緒にお願いします!」(合唱コンクール)
- 「どうやったらみんなをもっと引っ張れますか?」(学校行事)
っていう時などなど。
③個別指導で生徒が「わかった」と言った時

個別指導の中で生徒が「わかった」と言ってくれた時に、やりがいを感じました。
自習の時間や休み時間に、生徒が「ここが分からない」「ここについて教えて」って言ってくることがあるんですよね。
そこで個別指導が始まるんですけど、その結果「あーそういうことか!」「なるほど!」「わかった!」ってなると、うれしいなあって思います。
ただ、本当はわかってないのに気を遣って(?)「わかりました。ありがとうございました。」って言う生徒もいますw
④生徒が保護者から自立するのを見た時

生徒が保護者から自立するのを見た時に、やりがいを感じます。
「保護者にがんじがらめにされている」生徒もいるんですよね。
- 「学校に行きたいと思っているのに、学校に行かせてくれない」
- 「部活をやりたいと思っていないのに、無理やり部活をやらされる」
- 「本当は●●高校に行きたいのに、親がそれを許してくれない」
わりとあるあるです。
もちろんお金を出すのは保護者だし、保護者にもある程度の決定権はあると思うんですけど、「子供をこうしたい!」っていう気持ちが強すぎる保護者もいます。
そんな時、親子での対立が起こることがあるんですよね。
そこで教員は(立場の弱い)生徒の自立に向けてサポートをします。
必要に応じて生徒と保護者の間に入り、おたがいの考えを整理して架け橋的な役割を果たす。
これが教員です。
⑤生徒が卒業後もがんばっていることを知った時

生徒が卒業後もがんばっていることを知った時に、やりがいを感じます。
ただ、やりがいを感じない瞬間もあるんですよね。
教員(教師)はやりがいがないと感じた場面
①保護者と同じ方向を向けない時

「生徒の将来のため」っていう方向で保護者と協力し合えない時に、やりがいを失う感じがします。
生徒の将来のために何かを言ったり伝えたりしても、家に帰ってから生徒が文句を言うことってありますよね。
それはある程度しかたないこともあると思うんですけど、保護者も一緒になって文句を言ったりすることがあるんです。
家庭の影響力はすごいので、そうなっちゃうとお手上げなんですよね。

「生徒の将来のため」っていう方向性で保護者と同じ方向を向いていれば、言い方・伝え方が不十分でも学校側の意図を汲み取って、解釈しなおしてくれたりするわけですが。
ただ一方で、保護者自信も「子供との一体感」をゲットしたくて、一緒になって文句を言っちゃう人もいるみたいなんですよ。
「言い方・伝え方が不十分だからだよボケえ!」って感じかもしれませんが、そうやって子供と一緒にグチグチ言うことと、「ホント教員って言い方・伝え方が下手だよなあ…仕方ないなあ」って思いつつも学校側の意図を汲み取って噛み砕いて子供に伝えることと、どっちが子供の将来のためになるのか?ってことなんです。
まあ一緒に言いたくなる気持ちはわかるんですけどね。
でも、そうなるとわりと無力感をいだいてしまいます。
こうなっても、教員ならあの手この手でがんばるしかないです。
②授業の時

今の学校教育の仕組みに限界を感じて、やりがいを失う感じがしました。
若いなりに、下手くそなりに、「50分の授業時間の中で、理解のスピードなどが違う40人の生徒全員の力をどうやったら伸ばせるだろう?」ってわりと真剣に考えました。
で、40人の前で教員がひたすら喋る授業が「普通」だと思うんですけど、その授業は生徒ひとりひとりと向き合っている授業だとは思えなかったので、なかなかできず。
「『誰にでも分かりやすい授業』を目指しましょう!」って管理職は言うけど、今の学校教育の仕組み上、かなり厳しいのが現実ですよね。
まとめ
以上、
教員のやりがい
について説明をしました。
まとめると、
- 生徒が成長しようとしている時
- がんばろうとしている生徒が協力を求めてきた時
- 個別指導で生徒が「わかった」と言った時
- 生徒が保護者から自立するのを見た時
- 生徒が卒業後もがんばっていることを知った時
に、やりがいを感じるけど、
- 保護者と同じ方向を向けない時
- 授業の時
には、やりがいを感じない
となります。
もちお(@softenisuke)でした。

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