(公民)

東京五輪の空手マット”1円入札”を元社会科教員が解説【独占禁止法】

東京五輪の空手マット”1円入札”を元社会科教員が解説【独占禁止法】「東京五輪(オリンピック)の空手マットの”1円入札”って何が問題なの?」

このブログ記事は、そんなあなたに向けた記事です。

 

こんにちは。もちお(@softenisuke)です。

 

本記事では、

東京五輪(オリンピック)の空手マットの”1円入札”

について説明をします。

 

この記事を読むと

  • 東京五輪(オリンピック)の空手マットの”1円入札”についてわかる

 

この記事の信頼性

僕(もちお)は、元社会科教員。

  • 社会について、それなりにくわしい
  • わかりやすく説明するのが、それなりに得意

 

東京五輪(オリンピック)の空手マットの”1円入札”とは

2020年の東京オリンピックの空手競技では、マットが必要です。

で、そのマットをどの業者から買うか?を決めなければいけません。

 

 

東京五輪の空手マット”1円入札”を元社会科教員が解説【独占禁止法】

ってことで、「誰かマットを売ってくれる業者はいませんかー?」と声をかけました。

 

その結果、「オリンピック用のマットを売りたいです!」って言ってきた業者が4社あったとのこと。

 

 

4社の中から1社、選ばなければいけません。

ということで、「競争入札」という方法がとられました。

 

4社が、それぞれ

  • 「こんなマットを納入します」
  • 「価格は●円です」

と提案して、その中から最も良い提案を選ぶという方法。(価格、履行の確実性、提案内容等を判断し、落札先を選定する、とのこと)

 

 

東京五輪の空手マット”1円入札”を元社会科教員が解説【独占禁止法】

今回の”1円入札”はどういうことかというと、4社の中に「価格は1円です」と提案した業者がいたということ。

どうやら「1円でOK」と言った業者は1社だけでなく2社以上あったようですが。

 

で、東京2020組織委員会は、「1円」という低い価格で提案してくれた業者に「オリンピック用のマット、お願いしますね」と言って、契約が成立したということです。

 

東京五輪(オリンピック)の空手マットの”1円入札”の問題点

東京五輪の空手マット”1円入札”を元社会科教員が解説【独占禁止法】

では、これの何が問題なのか?です。

業者による「不当廉売」が疑われる点が問題です。

 

当然、1円で空手マットが作れるわけはありません。

1円だと、利益なんか出ません。

だから、「価格は1円です」っていうのは、おかしいはずなのです(不当なはずなのです)。

 

こういうのを、「不当廉売(ふとうれんばい)」=ダンピングと言います。

 

で、不当に価格を低くして他の人たちを潰しにかかったりするのは、独占禁止法違反とされています。

 

独占禁止法の説明画像

 

不当廉売は,私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和22年法律第54号。以下「独占禁止法」という。)において,不公正な取引方法の一つとして禁止されている。

 

引用:不当廉売に関する独占禁止法上の考え方

 

独占禁止法については、下記のページでくわしく解説をしています。

▶️【LINEとヤフーの統合で話題】独占禁止法とは?元社会科教員がわかりやすく解説するよ

 

東京五輪の空手マット”1円入札”を元社会科教員が解説【独占禁止法】

マット業者からすると、

契約が成立すれば「オリンピックに使われたマット」というアピールポイントを手に入れることができるので、

たとえ今回、ものすごい赤字になったとしても

なんとしても東京五輪(オリンピック)の空手マットを売る業者になりたかった…ということだと思います。

 

東京五輪(オリンピック)の空手マットの”1円入札”で疑問なこと

東京五輪の空手マット”1円入札”を元社会科教員が解説【独占禁止法】

個人的に疑問なのが、“1円入札”を事前に予測して、対策を打てなかったのか?ということ。

 

地方公共団体の入札では、「●円を下回る金額で提示したらダメだよ」っていう「最低制限価格」っていうのを設けることが多いようなのです。

もちお
もちお
まあ、東京2020組織委員会の場合は別に最低制限価格を設ける必要もないし、

安ければ安いほど良いわけだし、

「不当廉売」で独占禁止法違反だ!と公正取引委員会が言ったとしても、東京2020組織委員会が違法行為をしたわけではないし…

ってことなのでしょうか。

 

東京五輪(オリンピック)の空手マットの”1円入札”のまとめ

以上、

東京五輪(オリンピック)の空手マットの”1円入札”

について解説をしました。

 

まとめると、

東京五輪(オリンピック)の空手マットの”1円入札”は、独占禁止法で禁止されている「不当廉売」にあたるかもしれない

ということになります。

 

もちお(@softenisuke)でした。

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