初めて台湾について学ぶ時におすすめな本リスト【歴史・社会・経済・観光】
初の台湾旅行の前に事前学習として読んだ本の中で、これはおすすめだなーって思った本などをまとめました!
台湾の歴史を学べるおすすめの本など
世界史の教科書
高校世界史の教科書の一番後ろについている索引で「台湾」「中華民国」のページを調べて、15分くらいで一気読みするのが最初のステップとしてはおすすめ。
※教科書を持っていれば、でいいと思います
たいして書かれていないので、そんなに負担は大きくなかったです。
市販されている一般書も読みました↓
台湾のことがマンガで3時間でわかる本
台湾についてマンガで理解できる!っていう素晴らしいコンセプトですが、実際には
- 文章での解説
- おまけ程度のマンガ
っていう構成になっていて、あんまりマンガっぽさはないです。
あと、万人受けする感じのタイトルはちょっとミスリードで、一般人向けの本っていうよりは台湾でビジネスをしたい人向けの本って感じ。少しタイトルが紛らわしいとは思う。
でも、1テーマ見開き2ページの構成になっていてサクサク読みやすいです。
「台湾について全然知りません!これから勉強したいです!」っていう人にとっては良い本だと思います。
ビジネスをしない人にとっては関係ない話だなーってテーマもたくさんあるので、気になるところだけ拾い読みすればオッケー!
僕的におすすめな使い方は
- 1ページで読む台湾の歴史
- 1ページで読む台湾の現代史
- 民主化の歴史
をざっと読んで、台湾の歴史の概要をつかむ!っていう使い方。
この本でざっくり理解してから、次の本を読んでもうちょっと理解を深めるのがおすすめです。
あと
- 主要産業とメジャー企業
- 台湾はシリコンアイランド
の見出しの記述もおすすめ。台湾の経済についてざっくり理解できます!
いろんなキンドル本が読み放題になるKindle Unlimited対象の本だったので無料で読めました
台湾の本音~“隣国”を基礎から理解する~
『台湾のことがマンガで3時間でわかる本』よりだいぶガッツリした本。
まえがきの日本語がいきなり怪しくて不安になりましたが(小声)、内容はしっかりしていてかなり勉強になりました。
特にいいなと思ったのが歴史に関する記述。
世界史の教科書や『台湾のことがマンガで3時間でわかる本』よりはくわしく、かといってWikipediaのように細かすぎず・・・っていう絶妙な書かれ方をされていて、とてもわかりやすかったです。
中でも
- 台湾に関わる3つの歴史観
っていう話はかなり面白かったです。”台湾人”のアイデンティティは一様じゃないんだなーって初めて知りました。
政治や外交(中国との関係、日本との関係)に関する話が中心で、経済に関する記述がとても薄いのが弱点。
Wikipedia
上の2つの本(の歴史の部分)をざっと読んだ後は、つながりがよくわかんない部分とかもっとくわしく知りたい部分とかをWikipediaで学ぶのがいいんじゃないかと思います。
※いきなりWikipediaに挑戦するのは非推奨。世界中の歴史マニアが枝葉末節までがっつり書き込んでいますので、初学者にとっては読むのが難しいです。ほとんどの人には細かな知識も必要ないと思うし。
詳説台湾の歴史 台湾高校歴史教科書
ちなみに台湾の高校で実際に使われている教科書も購入できるみたいです。
僕は買って読んだわけではありませんが、もしよければどうぞ↓
台湾の社会を学べるおすすめの本など
台湾を知るための72章(エリア・スタディーズ)
台湾ってどんな場所なの?ってのを知りたい人におすすめ。
- 台湾の地理
- 台湾の歴史
- 台湾の政治
- 台湾の経済
- 台湾の民族
- 台湾の教育
- 台湾の文化
などなど、あらゆるテーマについて1冊にまとめられている結構すごい本です。
ちょっと情報量が多すぎるので、読破するぞ!って意気込むと返り討ちに遭いますが・・・。
気になった見出しのところだけ拾い読みするのがおすすめです。
僕は
- 第16章 農業 主要産業から斜陽産業へ
- 第17章 工業 世界一のハイテク請負アイランド
- 第18章 経済発展 謎と奇跡の初期条件
- 第58章 アメリカとの関係 同盟から保護へ 1949―2021
- 第59章 中国との関係 交流の拡大と新たな摩擦
- 第60章 香港との関係――冷え込む公的関係、強まる民間交流
らへんを流し読みしました!
台湾の経済を学べるおすすめの本
台湾の経済発展と日本―砂糖とパイナップルからTSMCへ
台湾の企業戦略: 経済発展の担い手と多国籍企業化への道
半導体について
「ってか半導体ってなんなの!?」って感じでしたが、東京エレクトロンのホームページがわかりやすく解説してくれていました。ありがてえ
半導体産業のすべて――世界の先端企業から日本メーカーの展望まで
台湾の超有名企業TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)って
実際に何をやってるの???
って疑問に思った時におすすめな本です。半導体産業の全体像がわかります。
※すべてを理解するのはキツイので(僕には無理でした)、流し読みして「あーなるほど、こんな感じなのねー」くらいの理解でいいと思います。
半導体工場のすべて
『半導体産業のすべて』の姉妹版として、半導体工場が何をやっているのか?に特化した本もあります。
どっちも読むのがおすすめですが、台湾のTSMCについてくわしく知りたい!どちらか1冊だけ読みたい!っていう人はこっちの方がおすすめ。
以下の章を読めばなんとなーく台湾の半導体産業について理解できます。
- 01 「半導体」とは何か 半分だけ導電体?
- 02 ICができるまで 前工程、後工程を概観すると
- 12 半導体メーカーに見る「戦略」の違い インテル、サムスン、TSMC
台湾の観光スポットを学べる本
地球の歩き方 台湾
まっぷる 台北
いろんなキンドル本が読み放題になるKindle Unlimited対象の本だったので無料で読めました