インドネシアに関するおすすめ本
インドネシアがわかる本
サクッとわかる ビジネス教養 東南アジア
2021年出版。
インドネシアに関する記述は少ししかないけど、少ない文字数でありながら本質を突いている。
東南アジアの他の国を理解する時にも役に立つと思うのでおすすめ。
サクッとまんがでわかる! インドネシア入門
2018年出版。
誤字がものすごく多いのが気になるけど、インドネシアを様々な切り口で見ることができて結構面白かった。
これからインドネシアでビジネスをしようと思っている人向けに書かれているっぽいので、政治や歴史よりも経済の話が多め。
歴史と人口から読み解く東南アジア
2023年出版。
池上彰の世界の見方 東南アジア~ASEANの国々~
2019年出版。
東南アジア全体を扱った本なので、インドネシアに関する記述は多くない。経済に関する話はほぼゼロ。「人口ボーナスでこれからもっと経済発展するよ」という話だけ。
ただ、戦後の政治史が詳しく書かれている。
- スカルノはどのように反発する軍を抑え込んだのか?
- スハルトがどのように権力を奪ったのか?
がよくわかった。インドネシアの歴史を大雑把に学んだ後に読むのがいいと思う。
あと「漢字のないチャイナタウン」の話が面白かった。
入門 東南アジア近現代史
2017年出版。
タイトル通り、東南アジアの国々の近現代史がかなり詳しくまとまっている本。高校世界史の教科書等で、東南アジアの国々の歴史の概要をつかんだ後に読むのがおすすめ。タイトルの「入門」は言い過ぎだと思う。
目次が大雑把に作られていて細かくないので、インドネシアに関する記述だけ拾い読みするのは大変。
終章「東南アジアとは何か」は、正直何が言いたいのかよくわからなかった。
要するに「東南アジアの国々はヨーロッパと違ってそれぞれが独特。東南アジアって多様性に満ちていて一括りにするのが難しいよね」ってことが言いたいんだと思うけど、だったら東南アジアを一括りにして語ること自体が矛盾してない?っていう。
編集者は「東南アジア」をテーマに本を作りたいと思ったけど、筆者は「東南アジアを一括りに語るのは困難」って思っている、ってことなんじゃないかな。コンセプトが固まらないまま執筆が進んだ結果、何を伝えたいのかよくわからない本になってしまったのかも。
インドネシア ──世界最大のイスラームの国
2021年出版。
イスラム国家という切り口でインドネシアを深掘りした本。
「インドネシアってイスラム国家のわりに、過激じゃなくて穏やかな国だよな」って思っていたけど、現実はそう単純ではないことがよくわかった。