教員の有給休暇(年休)の取り方【取りづらいって思わなくていい】
教員忙しすぎ。
でも忙しいのは自分だけじゃなくてみんなだから、
「年次有給休暇(年休・有休)を取りたいんだけど、取りづらい…」
「結局、毎年使いきれずに消滅しちゃってる…」
ってなりがち。なんだけど、有休を取ろうとしない限り有休を取ることはできません!
(進次郎文法)
ってことで、教員の有休について僕の経験も踏まえて書きました。参考程度に、「ふーん」くらいの感覚で読んでいただければと思います!
「有給休暇を取りづらい…」って思わなくていい
そもそも大前提として、「有給休暇を取りづらい…」なんて思わなくていいんじゃないの?って思っています。
労働者の権利
というのも、有給休暇取得は労働者の権利だから。
「いやいや、そんなのわかってるんだよ。わかってるけど、取りづらいんだよ。」って感じだと思うんですけど、
とはいえ法律で定められた権利だし、学校は法・ルールを重視する場所なんだから、
教員が堂々と法律で定められた権利を行使するのって全然問題ないんじゃないの?
むしろ取得した方が良いんじゃないの?
って思います。
あなたがいなくても組織は回る
「有給休暇を取りづらい…」って思うのって、「自分がいないとクラス・学年・学校運営に支障が出る」って思っているからだと思います。
が、正直それはうぬぼれすぎだと思います。
自分がいなくても組織は回ります。なんとかなります。
っていうか、自分ひとりいなくなったくらいでクラス・学年・学校運営に支障が出るとしたら、それは学校経営的に大問題。
誰かがいなくなったとしても組織は問題なく回るようになっていなきゃいけないですよね。
だから、「有給休暇を取りづらい…自分がいなくなると迷惑がかかる…」って、一教員が気にしすぎる必要はないと思います。
もちろん他の人が休んだ時は、出勤している職員がその人の分をカバーしなければいけませんが。
あなたがいない日を経験させることも大事
クラスや部活動の生徒だって、たまには担任・顧問がいない1日を過ごしたいって思っているのでは?って感じがします。
自分が生徒だった時、「この先生には毎日いてほしい!」って思っていましたか?
思っていませんよね。「たまにはいなくなれよ!羽を伸ばしたいんだよ!」って思ってましたよね。っていうか今だって「校長が出張の日はうれしい!!」って思ったりしてません?
たまには自分がいない日があった方が、生徒のためにもなると思うんです。「担任・顧問がいない」ってことが、生徒にとって何かしらの学びになることもあるはずですし。
気にせず有休を取るべし!
ってことで、僕は「気にせず有休を取るべし!」って思っています。
教員をやっていた時も、3年目くらいからは積極的に有休を取るようにしていました。
ということで、ここからは有給休暇の取り方についてです。
教員の年休の取り方
手順
日課変更とか授業の振替とかで「あ、この日天国じゃん!授業がちょっとしかない!」っていう日があったら(+休んでも問題なさそうな日だったら)、「授業をズラして1日フリーにできないかな?」って考えます。
んで、授業の入れ替えができそうな教員を見つけて、授業変更の交渉。
交渉が成立して1日フリーの日ができたら、その日に有給休暇を取ります。管理職に「●月○日、有給休暇を取らせていただきます」と書いたメモを渡す。
僕が勤務していた学校の管理職はみんな良い人(わかっている人)だったので、「なんで有給取るの?」「有給なんてダメだよ」って言ってきたことは1回もありませんでした。ありがとうございます。
※ちなみに、1日フリーの日ができなかったとしても、「もう休まないとキツい…」って状況だったら有給取得を強行してもいいと思います。授業は自習にします。
年休の理由
有給休暇(年休)の理由は言わなくてOKです。「有給休暇を取得します」だけでOK。
もし理由を聞いてくる(=プライベートな領域に踏み込んでくる)管理職や同僚がいたら「用事があって」と言えばOKです。
元教員の僕の有給休暇の過ごし方
僕の有給休暇の過ごし方のパターンは3つありました。
①授業の準備をする | 授業準備で追い込まれた時に、授業準備をする時間を確保するために有休を取得していた。 |
---|---|
②定期テストの作成をする | 定期テスト作成が間に合わなそうな時に、作成の時間を確保するために有休を取得していた。 |
③どこかに遊びに行ってリフレッシュする | ストレスがたまっていっぱいいっぱいになった時に、心と体を充電するために有休を取得していた。 |
伝えたいこと
勇気を出して、有休を取るべし!
「他の人に迷惑をかけないように…」ってみんながムリをする職場よりも、
有休をみんなが気軽に取って、
お互いを支え合っている職場
の方が絶対に良いと思います!!!