

こういった疑問に答えます。
今回の記事では、2019年の注目選手、吉田澪奈選手(東京女子体育大学)と、吉田選手のプレーから見えた前衛のコツについて書きます。
※あと、東京女子体育大学の武田先生とお話させていただいたことについて、個人的に書きたいので書きます。
2019年10月末に中国での開催が予定されているソフトテニス世界選手権の日本代表選手予選会が、四日市テニスセンター(霞ヶ浦テニスコート)で5月5日(日)、5月6日(月)に行われました。私は、実際に試合を見てきました。そこで感じたことを書きます。
吉田選手について
吉田澪奈選手は現在、東京女子体育大学1年生で、2019年の全日本U-20にも選出されています。
出身高校は昇陽高校(大阪)で、高校時代には、高2でインターハイ個人ベスト4、高3でインターハイ個人ベスト8、団体優勝という成績を収めました。
恥ずかしながら、そんな吉田選手のことを私、全く知らなかったのですが、、、
世界選手権予選会で吉田選手のプレーを見て、
「すごい良い前衛がいるぞ」
と感動しました。
(あの徳川・黒木ペア(ヨネックス)に勝利した予選リーグの試合を観ていました)
なにがすごいと思ったのか(前衛のコツ)
徳川・黒木ペア(ヨネックス)との試合で、ゲームカウント3-3での長い長い7ゲーム目。
格上の徳川・黒木ペアが、プレーがなかなか思うようにいかず、苦しんでいました。
徳川選手がラリーを続けても、ひたすらつづけてくる後衛の上野選手(チームサニーブリーズ)。
最後、黒木選手が左ストレートに思い切ってバックボレーをしにいきますが、やや間に合わず、ラケットがはじかれてアウトになり、ゲームカウント4-3で上野・吉田ペアがリードしました。
8ゲーム目、上野・吉田ペアのサービスゲーム。
ここでの吉田選手のプレーがすばらしかった。
1ポイント目、上野選手のファーストサーブが入りました。
徳川選手がレシーブをフォアでストレートにロブで返そうとしました。
そのロブを、なんと吉田選手はハイボレーで処理したのです。
決して、徳川選手のロブは打ち損じたわけではありませんでした。
が、そのロブを、吉田選手は安易に通そうとしなかったのです。
ファーストサーブが入った時点で、もしくはその前から、
吉田選手は「この苦しい状況で、徳川選手は思い切ってシュートを打てない。徳川選手はロブを使ってくるはずだ。」と考えたのでしょう。
そして、勝負所(ゲームカウント4-3の1ポイント目)でそれを実行しきったのです。
(ロブを予測しても、取るところまでできない前衛はたくさんいます)
しかも、その動きがやわらかかった。
感動しました。
彼女、「相手にとって、その時に一番やられたら嫌なプレー」をしたんです。
「女子の前衛でこんな選手いるんだ」って。
その瞬間から、あわてて吉田選手の写真を撮り始めました(笑)
(ずっと徳川・黒木ペアを撮っていたなんてことは、、、そんなことは、、、)
結果、そのポイントはラリーが続き、上野・吉田選手がとりました。
その後、吉田選手のナイスフォローも光って、ポイントカウント3-0のマッチポイント。
そこで、また吉田選手は素晴らしかった。
上野選手が正クロスに打ったボールを、徳川選手が返球する場面。
ここで、吉田選手はクロスにポーチボレーをしに行きました。
そのボレーを黒木選手がナイスフォローをして、徳川・黒木のポイントとなりましたが、
おそらく
「マッチポイントでアタックは打てないはず」
と考えて、吉田選手は正クロスラリーの1回目で勝負にいき、クロスボレーをしました。
「吉田選手、すごい賢い前衛だ!」
と、心の底から感動しました。
結局、ゲームカウント5-3で上野・吉田ペアの勝利。
優勝候補の徳川・黒木ペアを下す大金星です。
基礎技術(ストローク・ボレー・スマッシュなど)がうまければ、もちろんそれだけで上位に勝ち進めたりするんですけど、
キラリと光る選手っていうのは、
ボールがどこに飛んでくるかを予測・判断する思考力というか、嗅覚のようなものがあるんですよね。
で、女子の前衛の選手って、ここが優れている人が少ないと思うんです。
ちなみに、過去に「キラリと光っているな」と感じたのは
山下ひかる選手(嬉野高校→東京女子体育大学→山口県体育協会→ヨネックス→2016年引退)
でした。
その山下選手と似たものを吉田選手からは感じました。
ソフトテニス界の超有名人 武田先生に突撃!
感動したので、武田先生にどうしてもそのことを伝えたくなってしまった私(笑)
実は、
その直前、林田・島津ペア(東京女子体育大学)の試合を観ていた時に、
偶然、近くに座っていた東京女子体育大学の武田博子先生(超有名人!偉人!)に
「リコちゃんムキになっとるな」
など、いろいろと私に話しかけてくれていました。
もうこの時点で
「あの武田先生とお話ができた~」
と感動していた(実は、武田先生と話すのは10年ぶりくらい)のですが、、、
吉田選手の試合の後、
「ええい!武田先生にこっちから話しかけてしまえ!」
と決意し、
「おめでとうございます!あの吉田選手、すごく良い前衛ですね!」
と突撃しました(笑)
そうしたら
武田先生「そうやろ~。今年入ったばっかなんやけど、やわらかくてええやろ~。あんたお目が高いわ。」
その後、この言葉を聞いて調子に乗ってしまった私は、
このプレーとか、あのプレーとか、すごかったですよね!
と、話をしまくる(笑)
(東京女子体育大学の学生が「なに、この人」って思っていなかったらおかしい。)
その後も、武田先生がちょくちょく話しかけてくれて、とっても嬉しかったです。
残念ながら上野・吉田ペアは
3ペアが2勝1敗で並び、三つ巴の結果、予選リーグ3位。
初日敗退になってしまいました。
が、吉田選手は今後注目の選手だと思います。
以上、2019年の注目選手、吉田澪奈選手(東京女子体育大学)と、吉田選手のプレーから見えた前衛のコツについての記事でした!
世界選手権予選会で見つけた注目選手、まだ他にいるので、また記事に書きます!
「もちおスクール 〜もちおのソフトテニスブログ〜」をご愛読いただき、ありがとうございます。
僕は「もちお」というペンネームでブログやツイッター、YouTubeなどを通してソフトテニスについて発信をしています。
僕(もちお)のソフトテニスの経歴
ショボいのですが、親近感を持っていただけるとうれしいですw
【中学】
テニスの王子様と母親に影響されて地元の公立中学校のソフトテニス部に入部(前衛に)
→顧問の先生(実績あり)が怖すぎてツラくなる
→でもがんばる
→市内大会で入賞
→県大会出場(→一瞬で負けるw)
【高校】
公立高校のソフトテニス部に入部
→実績のある顧問の先生のもとで、下手なりにがんばる
→高校2年春、県大会出場(→一瞬で負けるw)
→高校2年秋、県大会出場(→一瞬で負けるw)
→高校3年春、県大会出場(→一瞬で負けるw)
【大学】
体育会のソフトテニス部に入部
→全国優勝経験のあるコーチのもとで、下手なりにがんばる(幸せだった)
→大学2年時、前衛不足からレギュラーに(→関東リーグの3部でボコボコにされる)
→大学3年時、レギュラーと非レギュラーを行ったり来たりする
→自主練がんばる
→インカレに全てを注ぐ(→レギュラーになれなかったけど、充実)
→大学4年時、最後の大会で団体の5本目を任される(→緊張)
【指導者に】
母校で外部コーチをする
→実績のない教え子が優勝して感動
→教え子が成長して感動
→教え子が関東大会に出場して感動
→中学校教師になり、ソフトテニス部の顧問になる
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よろしくお願いします。
上田じゃなく上野ですよ。
すみません、ありがとうございます。
修正しました。