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ソフトテニスはサーブの質が低い!?サーブ技術を硬式テニスを参考に解説

ソフトテニスはサーブの質が低い!?サーブ技術を硬式テニスを参考に解説

「ファーストサーブが入らない」

「ダブルフォルトしてしまう」

「サーブを安定させたい」

「サーブを速くしたい」

このブログ記事は、そんな選手の方々や、そのような選手を指導する顧問の先生やコーチの方々に対して書いています。

 

こんにちは。もちお(@softenisuke)です。
中高大とソフトテニスを続けて、今もソフトテニスの指導者をやっています。

いきなり過激なことを言ってしまいますが、

硬式テニスに比べて、ソフトテニス界はサーブ(サービス)のレベルが圧倒的に低い

と思います。

トップレベルの選手のプレーを見てみても、硬式テニスに比べて、理論にもとづいてサーブ指導がなされていないように感じるのが正直なところです。

もちお
もちお
※ここまで読んで、僕に対して「なんだこいつ」って思ったかもしれませんが、「まじ軟式とかダサいわー」っていうソフトテニスアンチではないので安心して読み進めてほしいです!むしろソフトテニス馬鹿です。

そこで、この記事では、

  • ソフトテニス界でサーブのレベルが低いと思う理由
  • サーブの技術

について、できる限り根拠にもとづいて説明します。

ちなみに、この記事は、亜細亜大学テニス部(強豪校!)の監督である堀内昌一さんの『テニス丸ごと一冊サービス』という本にかなり影響を受けています。

ソフトテニス界はサーブを鍛えるべき!

硬式テニスに比べて、ソフトテニスのサーブはレベルが低いと思います。

もちお
もちお
男子もですが、特に女子のサーブはマズイと思っています。

なぜなら、体を正しく使えていないサーブの打ち方をしている選手が多いからです。

文章で書いてもよく分からないと思うので、硬式テニスプレーヤーのサーブを見てみましょう。

ものすごく美しいサーブを打つ、ロジャー・フェデラー選手の動画です。

 

こちらは、女子のセリーナ・ウィリアムズ選手の動画です。

 

一方、ソフトテニスのトップレベルの選手のサーブはというと…

特定の選手のプレーを「悪い例」として書きたくはないので、ここに書くのはやめますが、
みなさんが思いつく有名選手のプレー(特に女子が良いと思います)をいくつか動画で見てみると、分かると思います。

もちお
もちお
他にも、例えば中学生で「地区では負けなし」というジュニア上がりの選手のサーブを見てみると、

ソフトテニスのラケットの持ち方

ウエスタングリップ

で、美しい回転がかかっていないサーブを打っていたり…と、正直言って硬式テニスと比べるとソフトテニス界のサーブは悲惨な状況です。

 

ここまで読んでくださった方の中には、

硬式テニスと違ってソフトテニスはサービスエースなんかほとんど取れないんだし、自分にとって打ちやすいサーブで勝てているんだからそれでいいんじゃないの?

と思う人もいるかもしれません。

ですが、硬式テニスのサーブの技術をソフトテニスも積極的に取り入れれば、ソフトテニスはもっとレベルアップするはずだと僕は思います。

競技人口も多く、プロスポーツとして成立している硬式テニスは、技術についてしっかりと研究されて、理論に基づいて指導されています

もちお
もちお
「ソフトテニスは理論に基づいていない」と言うわけではありませんが、どうも「経験則」や「感覚」で指導しているクラブも多いように感じます。

とにかく、トップレベルの選手ですら、サーブがほぼウエスタングリップで体を正しく使えていなかったりする、この現状はマズイと思います。

ソフトテニス界をもっと発展させるためにも、理論に基づいたサーブの技術を鍛えていくべきです。

ソフトテニスのサーブも「フェデラー」を真似するべき

では、どのようにサーブを打てば良いのでしょうか?

先に結論を言うと、僕は硬式テニスのロジャー・フェデラー選手のサーブを真似すると良いと思っています。

もちお
もちお
ちなみに、下から打つカットサーブの話はこの記事ではしません。

もう一度、フェデラーの動画を見てみてください。

足の使い方や左手の使い方などの細かい部分は記事の後半で書きますので、ここでは、「何を目指せば良いのか」をざっくりと説明します

一言で言うと、「ナチュラルスピンのサーブ」を目指すべきです。

サーブは

  1. スピード
  2. コース
  3. 入る確率

が重要な要素になります。

もちお
もちお
これら3つの要素のバランスが良いのが「ナチュラルスピンのサーブ」です。

 

ソフトテニスはサーブの質が低い!?サーブ技術を硬式テニスを参考に解説このような斜め回転のサーブが、「ナチュラルスピンのサーブ」です。
(もっとくわしい説明は、『テニス丸ごと一冊サービス』で。)

もちお
もちお
たしかに、ボールに回転をかけない方が、スピードは出ます(フラットサーブ)。

でも、回転をかけないとコースと入る確率が下がってしまいます。

中学生男子が「スピードは超速いけど全然入らないサーブ」を打ってたりしますよね。

あれです。

ソフトテニスはサーブの質が低い!?サーブ技術を硬式テニスを参考に解説斜めに回転がかかっていると、このような軌道でボールが飛びます。

ナチュラルスピンのサーブ

  • 高い弾道で大きく弧を描くように左に曲がっていって、
  • バウンド後に右に曲がる
もちお
もちお
このあたりで読むのがつらくなってくるかもしれませんが…がんばって理屈も理解しましょう!

なぜそのような軌道になるかと言うと、

斜め回転 = 縦回転 + 横回転

だからです。

ソフトテニスはサーブの質が低い!?サーブ技術を硬式テニスを参考に解説
  • 縦回転がかかっていると、ボールは下に落ちる
  • 横回転がかかっていると、ボールは横に曲がって飛び、バウンド後に変化する

このような「ナチュラルスピンのサーブ」を打つことで、

  • ボールが下に落ちる
    ネットを越えてからボールが落ちるのでフォルトになりにくい & 良いコースに打ちやすい
  • ボールが曲がって、バウンド後に変化する
    レシーブしにくい

という効果が得られます。

もちお
もちお
たしかにフラットサーブに比べるとスピードは落ちますが、この「ナチュラルスピンのサーブ」は

  • スピード
  • コース
  • 入る確率

のバランスが良く、硬式テニスでも主流の打ち方になっています。

ソフトテニスでも、このようなサーブを目指すべきです。

では、このようなサーブを打つためにどうしたら良いのか?について書きます。

もちお
もちお
前置き長くてすみません

【サーブ】ラケットの持ち方(グリップの握り方)

一番重要なのが、ラケットの持ち方(グリップの握り方)です。

絶対にイースタングリップで持ちましょう。

ソフトテニスはサーブの質が低い!?サーブ技術を硬式テニスを参考に解説ボールに斜め回転をかけるのに適したグリップの握り方だからです。

※このあたりのことは『テニス丸ごと一冊サービス』に超わかりやすく書いてありますので、本気で上達したい人はぜひ!

ただ、『テニス丸ごと一冊サービス』ではイースタングリップよりもさらに「薄い握り」の「コンチネンタルグリップ」を推奨しています。

もちお
もちお
が、ボールがやわらかく、回転をかけすぎるとボールが吹いてしまうソフトテニスでは「コンチネンタルグリップ」は薄く握りすぎだと思います。

なので、僕はソフトテニスではイースタングリップが最適だと思います。

イースタングリップは、親指と人差し指の付け根の「V字」の部分が、グリップのこの部分にくる握り方です。

「いきなりイースタングリップでサーブを打つのは難しいから、最初はセミイースタンで」

という指導がありますが、それ自体を否定するつもりはありません。

が、斜め回転をかけやすいのはイースタングリップですので、最終的にはイースタングリップで握るようにするべきだと思います。

イースタングリップでどのようにラケットを振ればいいのかについては、『テニス丸ごと一冊サービス』で丁寧に解説されています。

もちお
もちお
頭で理解できるだけでなく、本で紹介されている、うちわを使った練習法をやってみると、感覚でも理解できるようになります。
もちお
もちお
硬式テニス向けに書かれた本ですが、かなり分かりやすく丁寧に書かれているので、ソフトテニスプレーヤーにも心からおすすめします。

【サーブ】ボールのインパクト

ボールの右上を打つと、「ナチュラルスピンのサーブ」になります。

ソフトテニスはサーブの質が低い!?サーブ技術を硬式テニスを参考に解説
もちお
もちお
時計で例えると、1時と2時の間あたりです。

イースタングリップで練習し始めた頃は、3時のあたりをヒットしてしまって、スライスになりすぎることが多いです。

このあたりも、本に書かれているのうちわを使った練習法が効果的です。

【サーブ】構え方

サーブを打つ前は、両足のつま先をベースラインに対して平行に近い方向に向けて構えます。

こうやって構えることで、体を正しく(効率的に)使ってサーブを打つことができます。

ウエスタングリップに近い握り方をしてしまうと、両足のつま先がネットの方向に向いてしまって、体を正しく(効率的に)使うことができなくなってしまいます。

もちお
もちお
なんで横を向いて構えるべきなのかについて、くわしくは『テニス丸ごと一冊サービス』で解説されています。

ちなみに、サーブを打つ前に「ルーティン」を作ると良いとされています。

ルーティンとは、「決まった動作」のことです。

ルーティンを行うことで、気持ちが落ち着いたりする効果があって、サーブの入る確率が上がります。

ルーティンというと、野球選手のイチローさんが、バッターボックスでやっているルーティン動作が有名です。

もちお
もちお

ボールを3回地面につく

など、自分なりのルーティンを作ることをおすすめします。

【サーブ】足の使い方

構えの状態から、トスを上げた後に右足(右利きの場合)をどのように動かすか、は大きく3種類あります。

①フェデラー式

②ナダル式

③船水颯人式

※名前は適当につけました。

ソフトテニスはサーブの質が低い!?サーブ技術を硬式テニスを参考に解説どれが良いのかは正直分かりません!

もちお
もちお
硬式テニスは①か②が多いです。

一方、ソフトテニスでは②か③が多い印象です。

船水選手のように、体を横に向けた状態(へそが横を向いた状態)を保てるのであれば③でも良いとは思いますが、

ソフトテニス界でよく見る③は、

へそがネットの方を向いてしまって、体が開いている打ち方

です。

もちお
もちお
へそがネットの方を向いてしまうと、体のひねりが使えなくなってしまうので、NGです。

③船水颯人式は、意識せずに打つと体が開いてしまいがちなので、
僕は①フェデラー式か②ナダル式をおすすめします

 

  • また、トスを上げた後に、ひざを曲げて力をためることが重要です。
  • そして、ジャンプしてサーブを打ちます。
  • ジャンプした後は、左足で着地(右利きの場合)するようにします。

これが正しい体の使い方だからです。

このあたりのことも、くわしく学びたい人は『テニス丸ごと一冊サービス』を読むと良いです!

【サーブ】打点の高さ

ソフトテニス界でよくある指導が、

「右腕を耳にくっつくくらい近づけて、なるべく高い打点で打て」

というものです。

これは、あまり正しくはありません。

「高い打点で打て」合っていますが、そのために「右腕を耳にくっつくくらい近づけて」しまうのは、体を正しく使えていないのでNGです。

実際には、上半身をこのように傾かせて、右腕と右耳の間に空間ができるように体を動かします。

ソフトテニスはサーブの質が低い!?サーブ技術を硬式テニスを参考に解説このような体の使い方が、体の構造上、最も効率的だからです。

くわしくは『テニス丸ごと一冊サービス』をよんでほしいですが、プロ野球のピッチャーの投球動作と大体同じだと思えば良いと思います。

【サーブ】左手の使い方

  • トスを上げた後の左手は、高く空を指すようにします。
  • そして、インパクトの時には左手をお腹の前に持っていくようにしましょう。

この動画の1:35~を見ると分かりやすいと思います。

このように左手をお腹の前に持ってくることで、体が無駄に開かないようにできるので、ひざでためたエネルギーを効率的にボールに伝えることができるようになります。

このあたりのこともくわしくは本に書いてあります(笑)←しつこいけど、それくらいおすすめな本です。

【サーブ】トスの上げ方

サーブのトスの高さについてはいろいろな考え方があります。
(「身長の2倍」など)

もちお
もちお
僕としては、今まで説明したことをするのに間に合う高さにトスを上げると良いと思います。

つまり、

  • ひざを曲げてパワーをためて、
  • ジャンプして、
  • 上半身を傾かせた状態で、なるべく高い打点で打つ

ために必要な高さでトスを上げましょう

※とはいえ、高すぎるトスはリズムがとりにくいのでおすすめしません。

ここはその人の筋力やリズム感と関わる部分で個人差が大きいと思うので、いろいろな高さのトスで試してみて、自分にしっくりくるものを見つける努力が必要だと思います。

とはいえ、それだと「どうしたらいいか分からない」ってなってしまうかもしれませんので、困ったらフェデラーなどの硬式テニスプレーヤーのサーブを参考にしましょう。

ソフトテニスのサーブのまとめ

以上、

ソフトテニスのサーブについて

書きました。

もちお
もちお
しつこすぎますが(笑)、この記事のベースになっている『テニス丸ごと一冊サービス』は本当におすすめなので、持っておくといいと思います。

ソフトテニスの本にも、サーブについて書かれていますが、この『テニス丸ごと一冊サービス』の方が圧倒的に質が高いです。

本気で上達したい人は、ぜひ検討してみてください。

以上、もちお(@softenisuke)でした。

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