教員の仕事
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僕が教員を辞めた理由と、辞めた後について

望岡 慶(モチオカ)
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教員を辞めた理由と、その後どうなったのか?について書きました。

教員を辞めた理由

50分授業で40人の生徒と向き合うことに限界を感じた

今の学校教育の仕組みに限界を感じた、っていうのが一番大きいです。

教員2年目くらいで、「生徒ひとりひとりと向き合うのって無理じゃね?」って思うようになっていました。

若いなりに、下手くそなりに、「50分の授業時間の中で、理解のスピードなどが違う40人の生徒全員の力をどうやったら伸ばせるだろう?」ってわりと真剣に考えました。

40人の前で教員がひたすら喋る授業が「普通」だとは思いますが、その授業は生徒ひとりひとりと向き合っている授業だとは思えませんでした。

で、いろいろ試行錯誤していたら、ある時 管理職から

「子どもで実験するな!!」

怒鳴られました。

本当に何を言っているのか意味がわかりませんでした。

僕は、いろいろ試行錯誤する中で

  • 生徒はひとりひとりiPadなどのタブレット端末で調べたり動画授業を見たりする
  • 教員は教室を動き回って生徒ひとりひとりの質問などに答える

っていうやり方が「50分授業の中で1人で40人の生徒と向き合う」ための方法だと思うようになっていました。

もちろんそれがうまくいっていたか?というと、微妙だったと言わざるを得ないので、当時の生徒には申し訳ない気持ちもありますが、

そういう試行錯誤を管理職は「子どもで実験」という言葉で否定してきた。

あれは本当にムカつきました。

「じゃあお前は授業で試行錯誤しなかったのかよ。それって『実験』じゃないの?」って。

ブログやYouTubeに可能性を感じていた

で、そんな中、ブログやYouTubeを教育に活用すると良いんじゃないかって思うようになっていました。

授業内容をブログ記事やYouTube動画にしておけば、「自分の分身」ができるし生徒が自分のペースで勉強できるようになるはずだ!って。

忙しくて余裕のない日々

が、教員としての仕事が忙しすぎてそんな余裕ないわけです。

そもそも勤務時間内に授業準備を終わらせるのすら無理ってくらい、仕事が多い。

(こういう話するとすぐ部活動の話になるんですけど、部活動が業務を圧迫してるんじゃなくて、そもそも業務量が異常に多いだけ)

公務員による安定と縛り

で、だんだん教員としての熱意を失いそうになるわけです。

でも、熱意が失われても公務員なので給料は定額支払われます。

安定しているがために、油断すると「もう適当でいいや」って流されてしまいそうになりました。

かといっていろいろ試行錯誤しようとしても、公務員という立場上、縛りもあるわけです。

で、いろいろとあり、「教員を続けたら教育に本気で向き合うことができないな」っていう矛盾した感情を強く抱くようになりました。

というわけで、教員を辞めて自分の裁量で動けるフリーランスになろうと決意しました。

教員を辞めた結果

健康的になった

睡眠時間を削らなくても大丈夫だし、満員電車に乗らなくても大丈夫になって、すごく健康になりました。

選択肢が増えた

自分の仕事の選択肢が増えました。

AをやりつつBをやって、Cもやる。みたいなことができるようになった。

僕はやっていませんが、非常勤講師として自分の授業時間だけ時間給で働くってのもやろうと思えばできます

勉強する時間が増えた

あと、勉強する時間も増えました。

教員をやっているとなかなか読書をする時間がなかったりしたんですけど、自由に時間が使えるフリーランスになった結果、勉強時間が増えました。

常に危機感

ただ、常に危機感はあります。

適当にやっていてもお金が振り込まれるわけではないので、お金を稼ぐことに必死にならざるを得ない。

自分でやったことは全て自分に返ってくるので、良くも悪くも自己責任。

自分がやりたいことをできる

そして一番大きい変化が、自分がやりたいことをできるようになったということ。

「頑張りたい」って思っている人のサポートをしたくて教育界を目指したんですけど、

教員を辞めてフリーランスになった今の方がそれを実現できている気がしています。

自己紹介
モチオカ ケイ
モチオカ ケイ
学習ブロガー
元社会科教員・元ソフトテニス部顧問のモチオカ ケイ(望岡 慶)です!

公立中→公立高→浪人→東大→東大院→外部コーチ中に高校生の成長に感動して教員を志望→中学教員→退職→ブロガー

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