「教員が年度途中で辞めるのってあり?いつ退職するのがいいかな」
このブログ記事は、そんなあなたに向けた記事です。
こんにちは。もちおです。
学校の教員(教師)をやっていると、つらくて仕方がないことってありますよね。
もう我慢できなくなって、「中途退職しよう」と決意したけど、「なるべく迷惑をかけたくない」「いつ申し出れば良いのか分からない」って思うかもしれません。
そこで本記事では、
年度途中で退職した僕の経験談
について説明をします。
この記事を読むと
- 年度途中で退職した僕の経験談がわかる
- 教員はいつの時期に退職すると良いのか?がわかる
この記事の信頼性
- 僕(もちお)は元中学校教員で、中途退職経験者
タップできる目次
年度途中で退職した元教員の僕の経験談

年度途中で辞めるのはかなりシンドいです。
まあその退職の理由にもよるとは思いますが、「周りの人に迷惑がかかる」っていう申し訳なさで押しつぶされそうになる感覚です。
表向きでは「がんばれよ」って言う人もいますけど、内心でどう思っているのかなんてわからないですし、同僚の中には「仕事増やしやがって、ふざけんなよ」って思う人が絶対いたはずです。
あと、生徒や保護者はむちゃくちゃ噂をします。
ママさんLINEで尾ひれがついて噂話が広まったり、生徒が嘘を広めたり、っていう感じで、ほぼ確実に真実とは違う形で噂が広まり、悪いイメージがつくことになります。
このように、年度途中で辞めるのは結構シンドいです。
ですが、そのつらさよりも教員を続けるつらさの方が大きいと思ったので、年度途中での退職に踏み切ったという感じです。
「年度途中での退職は迷惑がかかる」は考えすぎ

で、「年度途中で辞めると周りの人に迷惑がかかる」って考えちゃうんですけど、
ぶっちゃけて言うと、それは考えすぎだと思います。
たしかに迷惑はかかるんですけど、人がいなくなったら代わりの人が配置されて結果的に仕事は回っていくわけです。
職場ってそういうもんなんですよね。
(っていうか、学校はそういう職場にしないといけない)
もし「その人じゃなきゃダメだ」ってことで、「その人」を絶対辞めさせたくなかったら、高い給料を払ったりしてつなぎとめるしかないんです。

もちろん、辞めることによって周りの人に迷惑はかかりますよ。
でも、「年度途中で辞めると周りの人に迷惑がかかる」っていうのを考えすぎる必要はない。
責任感が〜とかいろいろ言いますけど、「自分が辞めたら大変なことになる」っていうのは正直うぬぼれだよなって今は思ったりしています。
でも教員は中途退職しないに越したことはない

とは言っても、教員は年度途中で辞めない方が良いのは間違いありません。
ということで、教員はいつ・どのように退職するのがいいのか?について書きます。
年度末退職の場合

教員の場合、年度末退職(3月末退職)がベストです。
理由は「周りの人にほとんど迷惑がかからず、引け目をほとんど感じることなく退職できるから」です。
ですが、退職の意思を伝える時期によっては迷惑がられて印象が悪くなることもあります。
9月までに伝える | ベスト。円満退職できる。
たいていの都道府県の教員採用試験の合格発表時期が10月。 なので、9月までに退職の意思を伝えておけば、新たに正規採用される教員が増える。教育委員会的にはありがたい。 |
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10月~1月に伝える | ベター。円満退職できる。
12月~1月に行われる異動希望等の調査の時期に退職の意思を伝えておけば、問題はない。 |
2~3月に伝える | おすすめできない。円満退職はできなくなる可能性が高い。
2月になると既に新規採用の教員も含め、正規採用の教員の配置が決まり始めるから。 その段階で退職の意思を伝えると、「穴ができる」ことになって、教育委員会に迷惑がかかる。 |
このように、年内に伝えるのが無難ではあります。
が、「退職したい」っていう気持ちで来年度も働くくらいなら、校長や教頭、教育委員会にしっかりと説明して退職する方が良いと思います。(申し訳ないけど)
ただし、退職の意思表示が遅すぎると、3月31日までに退職できない可能性もあります。
公務員の退職には任命権者の承認(辞令交付)が必要だからです。
ただ、辞令は郵送してもらうこともできるので、辞令交付式に絶対参加しなきゃいけないわけではありません。
年度途中での退職の場合

年度途中での退職の場合、残念ながら円満退職はできないって思った方が良いです。
ただ、時期によっては被害を小さくできたりもします。
夏休み前に伝える | 一番被害を最小限にできる(はず)。
授業が回らなくなったり、行事が回らなくなったりしない(はず)。 夏休み中に補充教員を見つけられる(はず)。 |
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それ以外 | 夏休み以外の時期の途中退職は大変です。 |
キツい場合、代行サービスっていう選択肢もある

もう職場に足を運ぶ気力すらなかったり、同僚と顔を合わせたくなかったり、パワハラ管理職に会いたくなかったり、っていうこともあるとあると思います。
そんな感じで、自分で退職の意思を伝えたり手続きをしたりするのがキツい場合、
退職代行サービスを思い切って使うっていう選択肢もあります。
公務員でも退職代行サービスは使えるみたいです。
(ただ、公務員の退職は一般企業よりもやっかいなので、退職代行サービスにしっかりと相談してください)
ちなみに、どれだけキツかったとしても、無断での退職はNGです。
バイトだったら無断で退職しても(倫理的にどうかはさておき)なんとかなりますが、公務員の場合、懲戒免職をくらう可能性があります。
(懲戒免職をくらったら、履歴書に書かなきゃいけなくなる)
というわけで、どうしてもどうしてもどうしても自分でやるのがキツい場合は、退職代行サービスを検討しても良いかもしれません。
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(自己都合の退職だとしても退職金はちょっとはもらえるので、退職金を退職代行の費用にあてるのもありかも)
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「過去の僕のようになってほしくない」という思いを込めて、元教員の僕の具体的なノウハウをまとめた電子書籍を出版しました。
<目次>
- はじめに
- 第1章 長時間労働の理由
- 第2章 生産性を意識する
- 第3章 教員の仕事との向き合い方
- 第4章 スケジュール管理・タスク管理
- 第5章 作業環境を整える
- 第6章 教室環境を整える
- 第7章 メンタルを整える
- おわりに
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