公務員・教員のブログでの副業について説明をします!
このブログ記事の内容
- ブログをやるべき!
- ブログで収入を得るのは禁止だけどOKなやり方もある
- ブログで公務員・教員の収入以上に稼ぐこともできる!
- 僕の実際のブログ収益を公開
- ブログをやるべき!!!!
この記事の信頼性
- 法令の根拠に基づいて説明します
- 僕(もちお)は元教員(公務員)
- 僕(もちお)はブログ歴約10年

あと実際の運営データもありますので、、、ぜひ最後まで読んでいただけたらうれしいです!
公務員・教員はブログで副業してもいい?
公務員(国家公務員・地方公務員)・教員の副業は原則禁止ですが、
- 信用失墜行為の禁止
- 秘密を守る義務
- 職務に専念する義務
をクリアした上で、ブログで副業収入を得るのは部分的にOKです。
「部分的にOK」の意味をまとめた表がこちら↓
ブログに広告を貼って、報酬を得る(アフィリエイト) | 公務員・教員ともに原則禁止 |
---|---|
ブログに届いた単発の案件を受注して、報酬を得る | 公務員・教員ともにOK(許可は不要) |
教育ブログを運営して、報酬を得る | 教員ならOK(許可が必要) |
ブログに広告を貼って、報酬を得る(アフィリエイト)
「企業の商品・サービスを紹介する(=広告を出す)代わりに報酬を得る」という方法で、ブログ収入を得るザ・王道!って感じの方法ですが、これは公務員・教員ともに原則禁止です(許可が得られればOKですが)。
根拠法令
(私企業からの隔離)
第百三条 職員は、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下営利企業という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、又は自ら営利企業を営んではならない。
② 前項の規定は、人事院規則の定めるところにより、所轄庁の長の申出により人事院の承認を得た場合には、これを適用しない。
(他の事業又は事務の関与制限)
第百四条 職員が報酬を得て、営利企業以外の事業の団体の役員、顧問若しくは評議員の職を兼ね、その他いかなる事業に従事し、若しくは事務を行うにも、内閣総理大臣及びその職員の所轄庁の長の許可を要する。
(営利企業への従事等の制限)
第三十八条 職員は、任命権者の許可を受けなければ、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下この項及び次条第一項において「営利企業」という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。
2
人事委員会は、人事委員会規則により前項の場合における任命権者の許可の基準を定めることができる。
地方公務員に関しては、各地方の人事委員会がそれぞれ規則を定めていますが、基本的には国家公務員法に準拠した規則になっているはずです。
ブログに届いた単発の案件を受注して、報酬を得る
ただ、例えばブログのお問い合わせフォームから
- 書籍出版の依頼が来たので、本を執筆して販売する
- 雑誌への寄稿依頼が来たので、文章を書いて執筆料をもらう
- 講演の依頼が来たので、講演をして講演料をもらう
っていうのは認められているようです。
しかも、許可は不要です(まあ許可をもらった方が安心なので、上司に報告しておいた方が良いとは思いますが)。
ホント〜?って思うかもしれませんが、、、人事院の『義務違反防止ハンドブック』にこう書いてあります。

職務以外の事業等に無報酬又は単発で従事する場合は、第 104 条の許可の対象とはなりませんが、その内容や態様において第 99 条(信用失墜行為の禁止)や第 101 条(職務に専念する義務)に抵触するものには、当然、従事できません。
【照会例 12】
Q. 単発的に講演を依頼され講演料を得た場合や、研究成果等を雑誌等に単発的に発表し報酬を得た場合などは、第 104 条の兼業に該当しますか。
A. 第104条における「事業に従事し、若しくは事務を行う」場合とは、「国家公務員としての職務以外の事業又は事務に、継続的又は定期的に従事する場合」を言いますので、上記のような単発的に従事する場合は、第 104 条の兼業に該当しません。
なお、国家公務員倫理法・国家公務員倫理規程との関係では、当該依頼元が利害関係者であるときには、あらかじめ倫理監督官の承認が必要です。また、本省課長補佐級以上の職員については、講演料や原稿料等の報酬が 5,000 円を超える場合、原則として贈与等報告書を提出する必要があります。

つまり、依頼元が利害関係者じゃない限り、そして単発での事業である限り、禁止されている「兼業」とはみなされないので、許可不要で従事してOKってことです。
人事院の規定なので、あくまで適用されるのは国家公務員のみ…ということになります。ですが、さっきも言った通り、地方公務員(教員含む)に対する規定も国家公務員に対する規定に準拠しているはずなので、地方公務員も同様と考えてOKだと思います(自治体に確認してください)。
ってことで、例えば
- 書籍出版の依頼が来たので、本を執筆して販売する
- 雑誌への寄稿依頼が来たので、文章を書いて執筆料をもらう
- 講演の依頼が来たので、講演をして講演料をもらう
っていうのはOKってことです。ブログをやることで副収入をゲットするチャンスが得られるわけです。
ちなみに、上記のような依頼は結構来ます!(実際、僕のもとにも書籍出版依頼、雑誌への寄稿依頼、講演依頼が来たことが何度もあります)
ブログをやっていないとこういうチャンスは巡って来ません!
ただ、「単発」じゃないとアウトです。例えば、人事院の『義務違反防止ハンドブック』にこんな事例が書かれています。

教育ブログを運営して、報酬を得る
さらに教員の場合は、もっと希望があります。
教員の場合、「教育に関する副業」はむしろ奨励されている感じを法令から読み取ることができます(許可は必要)。
教育に関する副業 | OK。ただし市町村の教育委員会の許可が必要。 |
---|---|
それ以外の副業 | 原則禁止。ただし、都道府県の教育委員会が人事委員会規則に基づいて許可を出せばOK。 |
根拠法令
(兼職及び他の事業等の従事)
第十七条 教育公務員は、教育に関する他の職を兼ね、又は教育に関する他の事業若しくは事務に従事することが本務の遂行に支障がないと任命権者(地方教育行政の組織及び運営に関する法律第三十七条第一項に規定する県費負担教職員については、市町村(特別区を含む。以下同じ。)の教育委員会。第二十三条第二項及び第二十四条第二項において同じ。)において認める場合には、給与を受け、又は受けないで、その職を兼ね、又はその事業若しくは事務に従事することができる。
「できる」っていうポジティブな表現になっていますよね。というわけで、教育に関するブログで収入を得るのはNGではないし、むしろ積極的に許可される可能性があります(許可は必要)。
例えば、教育に関する本を出版して原稿料や印税をもらっている教員(公務員)の人がいますが、それとほぼ同じです。実際、教員で「広告が貼られたブログ」を運営している人もいます。
バレる?
教員・公務員に限らず給与所得者は、副業で20万円を超える収入を得た場合、確定申告が必要になります。
なので、ブログ収入が20万円以下であればぶっちゃけバレにくいですけど、「単発の案件を受注して、報酬を得る」以外のやり方を許可を得ずに行うのは普通に違法行為なのでやめましょう!
ブログについて相談したいことがある場合は、ぜひこちらのお問い合わせフォームからご相談ください!ブログを10年近く運営した経験も踏まえて、お力になれれば!と思います。
そして、ここからが本題です。
公務員・教員はブログをやるべき!やりましょ!
このブログを読んでくださった皆様にお伝えしたいのは、「ブログやりましょ!!!!」ってことです。
理由①:案件収入が得られる(許可不要)
だって案件収入が得られるかもしれないんですよ!単発の案件なら許可不要です!
理由②:ブログ以外の道は険しい
副収入をゲットしたいなあ…って思う公務員・教員が安全に実行できる方法はブログくらいしかないとも思います。
許可不要で公務員がお金を増やせる方法は、あとは投資で一発当てるくらいしかないです。これはかなりリスキー。
理由③:退職後のスタートダッシュ
あと、もし「いつか退職するかも」「今の仕事は長くは続かないかも…」って考えているのであれば、今のうちから早めにブログを育てておいた方が絶対にいいです!
ブログにアクセスが集まるようになるのにはそこそこ時間がかかるんです。少なくとも3ヶ月は必要だと思います。
イメージするなら、種を植えて花を咲かせるのに近いです。種を植えて、水をあげて、じっくり育てて、やっと花が開く的な。
なので、広告は貼らずにブログを運営しておいて(育てておいて)、退職した後に広告を貼ったりして一気にお金をゲット!っていう戦略をとるのがおすすめです。
ブログは始めるのが早ければ早いほど有利なので(先行者有利が働くので)、迷ってるならすぐ始めた方が良いよ!って思います!
理由④:公務員・教員の給料以上に稼げる【実際の収益公開】
また、ブログで公務員・教員の給料以上に稼ぐことも可能です。
こちらは、僕がブログを始めてから2年間のブログ運営のリアルなデータです。

月間PV | 記事数 | 月間収益(円) | |
2021年4月 | 257,781 | 763 | 1,037,695 |
2021年3月 | 234,943 | 734 | 1,554,877 |
2021年2月 | 191,837 | 703 | 1,014,773 |
2021年1月 | 179,257 | 675 | 566,314 |
2020年12月 | 156,754 | 644 | 675,974 |
2020年11月 | 133,074 | 613 | 431,437 |
2020年10月 | 133,719 | 583 | 314,504 |
2020年9月 | 127,655 | 552 | 342,166 |
2020年8月 | 123,539 | 521 | 262,696 |
2020年7月 | 118,922 | 490 | 300,237 |
2020年6月 | 103,978 | 458 | 186,725 |
2020年5月 | 115,672 | 422 | 279,834 |
2020年4月 | 104,645 | 379 | 計算せず |
2020年3月 | 82,678 | 348 | 計算せず |
2020年2月 | 57,997 | 315 | 計算せず |
2020年1月 | 58,729 | 286 | 計算せず |
2019年12月 | 41,303 | 255 | 計算せず |
2019年11月 | 38,778 | 224 | 計算せず |
2019年10月 | 34,869 | 193 | 計算せず |
2019年9月 | 24,456 | 162 | 計算せず |
2019年8月 | 17,735 | 131 | 計算せず |
2019年7月 | 10,042 | 100 | 計算せず |
2019年6月 | 2,397 | 69 | 計算せず |
2019年5月 | 4,296 | 39 | 計算せず |
2019年4月 | 669 | 3 | 計算せず |
理由⑤:お金はほぼかからない
そして、ブログ運営にお金はほぼかかりません。
ブログ記事を保存するサーバーってのに契約しなきゃいけないので、その分のお金はかかるのですが、
それでも必要な経費は年間で約1万円。月当たり約1,000円です。投資とかと違ってリスクをほぼ負わなくてOKってのがブログの最大の長所だと思っています。
理由⑥:そこまで大変じゃないし難しくない
そしてブログ運営はそんなに大変じゃないし難しくないです!
もちろん毎日3記事書く!とかだったら大変ですけど、週に2記事くらいだったら全然大変じゃないし、気が向かない時とか疲れている時は書かなくてもOKです。自分でペースを決められるのでそんなにキツくないです。
ブログを始めるのもそんなに難しくなくて、1時間もあれば自分のブログを開設することができます(慣れれば20分くらいで可能)。
ブログの始め方を図解つきでまとめた記事があるので、ぜひこちらをご活用ください↓

理由⑦:たくさんの人の役に立つ
最後に、、、ブログをやると、世界が広がる感じがするんですよ。
自分の考えや経験を書いた文章を誰かが読んでくれるわけで、自分が書いた文章が誰かの役に立つことがあるんです。
実際、僕が書いたこのブログ記事をあなたが読んでくださっていて、もしかしたらちょっとはお役に立てているかも…って思うとうれしいんですよね。いや、ただの自己満足なんですけど。
僕は教員をやっていました。教員の時は目の前の40人にしか関わることができませんでしたが、
今はインターネットの力を使ってもっとたくさんの人と関わることができている実感があります。で、充実感があるんですよね。いや、ただの自己満足なんですけどw
でも、ブログを通じて知り合った人もたくさんいて、間違いなく世界が広がっている感覚があります。ほんとブログ最高!って感じです。
「ブログに教科の内容を書いてるんだけど、ブログを書くことで授業内容をしっかり理解できるようになって、授業がもっと楽しくなった」
って言ってました。
ってことで、、、
ブログやりましょ!
ブログやりましょ!そしてもし嫌じゃなければブログ仲間になって一緒に頑張りましょ!w
ブログの開設方法はこちらの記事でわかりやすくまとめていますので、ぜひご活用ください!↓
ブログについて相談したいことがある場合は、ぜひこちらのお問い合わせフォームからご相談ください!ブログを10年近く運営した経験も踏まえて、お力になれれば!と思います。
公務員・教員におすすめの記事
教員・公務員のプライベート充実についてまとめた記事はこちら
本を出版しました

「過去の僕のようになってほしくない」という思いを込めて、元教員の僕の具体的なノウハウをまとめた電子書籍を出版しました。
<目次>
- はじめに
- 第1章 長時間労働の理由
- 第2章 生産性を意識する
- 第3章 教員の仕事との向き合い方
- 第4章 スケジュール管理・タスク管理
- 第5章 作業環境を整える
- 第6章 教室環境を整える
- 第7章 メンタルを整える
- おわりに
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教育問題についての僕の意見
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また、社会科についてまとめたブログ「社会科マガジン」も運営しています。日本史などの教材研究にお役立てください。