//もちおのソフトテニスノート
//2020年9月20日(日) 第249号
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「あの短い時間に選手にどう声をかければいいんだろう」
チェンジサイズの時のベンチでのコーチングで、指導者(顧問)が抱く悩み。
今回は、チェンジサイズの1分間の使い方について考えてみたい。
本記事は、裏Step(ソフトテニス競技者育成”裏”プログラム)のメルマガの記事です。

ソフトテニスのチェンジサイズ
「1分」の規定
まず、「1分」の規定の確認。
チェンジサイズの時(&ファイナルゲームに入る直前)にコーチングができるのは、ソフトテニスハンドブックの競技規則の規定が根拠になっています。
第15条「…(略)…サイドのチェンジ及びファイナルゲームに入る場合…(略)…は、ポイントの終了から1分以内に次のポイントを開始する体勢に入るものとする(レッツプレイ)。」
第38条「…(略)…大会要項の中で、プレーヤー以外に「部長・監督・外部コーチ・コーチ」がコート内に入ることが、認められた大会においては許容された時間内でプレーヤーに対して「監督・外部コーチ・コーチ」が助言する事を認める。」
これがルール。
んで、このルールのポイント(盲点?)は、
コート・ベンチ間の移動もふくめて「1分」
ということ。案外、このことを理解していない選手(指導していない顧問)が多い気がします。(指導したのにもかかわらず、選手がダラダラと戻ってくる…ってやつかもしれないけど)
一方、強豪校の選手はゲームが決まった瞬間にダッシュでベンチに戻ることが多いですよね。これは、第15条の「ポイントの終了から1分以内に次のポイントを開始する体勢に入る」という規定を理解しているから。
- 選手がコートからベンチに戻ってくる時間
- 選手がベンチからコートに戻る時間
を極力短縮して、コーチングに使える時間を少しでも長くしようとしているわけです。
とにかく、(選手がベンチに戻ってくるスピードが速いか遅いかはさておき、)
コーチングに使える時間は「1分」ではない
ということが重要です。1分ですら短く感じるのに、実際は1分よりも短い時間でコーチングをしなければいけないということ。
このことを指導者は意識しなければいけません(意外とスルーされがち)。職業病なのかよくわからんけど、練習終わりのミーティングで長々と喋りがちな顧問(教員)にとっては結構キツイやつ。
指導者は「ベンチでのコーチングに使える時間はMAXでも45秒くらい」って思っておくべき。
ちなみに、一般的に人間は1分間で300〜350文字しゃべるらしいので、45秒だと225〜262文字。(※「ということが重要です」からここまでで、およそ250文字です。ほとんどしゃべれませんね。)
(ただ、実際はこのあたり、割とルーズな気がします。とりあえず1分以内に選手がベンチから離れればOK、ベンチから離れた後に少しペアで話し合うのは黙認…って感じがするので。)
いずれにせよ、指導者は「多くを伝えるのはムリ」って認識する必要があります。(たくさん伝えたくなっちゃうんですけどね)
ここまでが「事実(ファクト)」の話です。ここから、
「1分」をどう使うか?
という話に移ります。
んで、僕自身は、
ペアで話し合う時間も大事だと思っています(プレーするのは彼らなので)。
ベンチで指導者が喋りまくって、レッツプレイがかかって、ペアで何も話さないままプレー再開…っていうのは避けたい。
なので、
- ベンチに戻ってくる=5秒
- コーチング+水分補給+息を整える=30秒
- コートに戻りつつペアで話し合う=25秒
って感じかな、と思っています。
となると、コーチングに使える時間は30秒しかない。150文字くらいです。
じゃあ、この30秒をどう活用するのがいいのだろう?………
続きは明日。今日は以上です!ではでは。
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→県大会出場(→一瞬で負けるw)
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→実績のある顧問の先生のもとで、下手なりにがんばる
→高校2年春、県大会出場(→一瞬で負けるw)
→高校2年秋、県大会出場(→一瞬で負けるw)
→高校3年春、県大会出場(→一瞬で負けるw)
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→大学2年時、前衛不足からレギュラーに(→関東リーグの3部でボコボコにされる)
→大学3年時、レギュラーと非レギュラーを行ったり来たりする
→自主練がんばる
→インカレに全てを注ぐ(→レギュラーになれなかったけど、充実)
→大学4年時、最後の大会で団体の5本目を任される(→緊張)
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→教え子が成長して感動
→教え子が関東大会に出場して感動
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