「教員(教師)を辞めたい!早く転職したい!」って思っても、いざ転職するとなると
- どうやって転職活動をすればいい?
- 教員からの転職って難しいって聞くけど…
って不安になったりしませんか。なんだかんだで公務員っていう立場は安心ですよね。
でも、教員を辞めない限り、転職しない限り、状況はいつまでたっても変わりません。
そこで本記事では、実際に公立中学校の教員を辞めて別の仕事を始めた僕(もちお)が
本記事の内容
- 教員からの転職の流れ・注意点
- 教員から転職した僕の経験
について説明させていただきます!
教員からの転職の流れ・やり方
退職・転職の気持ちを高める
「退職・転職したいなあ…」って思うようになる理由は、こんな感じでしょうか↓
教員をやりたくない | 職場の人間関係(上司・同僚がウザい)
保護者(モンスターペアレント) 生徒(なんだコイツラ) 長時間労働(せめて残業代くれ) 土日の部活(休日くれ) 成果が見えにくい(自分の仕事って意味あるの) |
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他にやりたいことがある |
たぶんこの記事を読んでいるあなたも①の中のどれかしらの思いを抱えているのでは…!?(僕もそうでした)
んで、
この時点で大事なのは、教員の仕事以外の選択肢を探しておくっていうことです。
実際に教員を辞めるかどうかはいったん置いておいて、「自分は教員以外の道でもやっていける!」っていう感覚をつけることが大切です。
そういう別の選択肢(いわゆる逃げ道)を用意しておくだけでも、「別にいつ教員を辞めても大丈夫だし〜」って感じで気持ち的に楽になって、教員の仕事が続けられるようになることもあるので。
※何も決めずに退職するのはかなりリスキーです。
別の選択肢を見つける方法はざっくり3つに分かれます。
コネを使う | 自分の知り合いに頭を下げて、入社させてもらう。 |
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転職サイトを使う | 企業の求人情報を見て、自分で探す。
とりあえず登録して求人情報をゲットするだけっていう使い方もあり。 |
転職エージェントを使う | 自分の転職をサポートしてくれる担当者がついて、自分に合った転職先を紹介してくれる。 |
ほとんどの人にとっては転職サイトや転職エージェントを活用するのが王道だと思いますが、
「教員を辞めたいなあ…」くらいの気持ちの段階では、とりあえず転職サイトを活用するのをおすすめします。
転職エージェントだと担当者がついて、「後戻りできない…」ってプレッシャーがかかるので。
転職サイトは、最大手のリクナビネクストがおすすめです。
とりあえず登録だけして、「こんな仕事もあるのかー!」って眺めるだけでOKです。
僕から1つおせっかいなアドバイスなのですが、
別の仕事を探す際は、副業可能なところを探した方が良いと思います。
「副業禁止!」っていう企業に勤めちゃうと、「この職場をやめたら収入がなくなる…」っていう不安が生まれて、逃げ場がなくなるからです。
教員から退職する時と同じ気持ち(お金どうしよう)になってしまいますので、副業OKの会社を探すのがおすすめです。
副業をしておけば、新しい職場がシンドいところだったとしても「別の収入源はあるし、別にやめてもいいかな」って思えて精神的に楽になります。
退職・転職したい理由を明確にする
「教員を辞めたいな…別の仕事がしたいな…」っていう気持ちが強い場合は、
退職・転職したい理由をはっきりさせるのをおすすめします。
「なんとなく教員をやりたくない」っていう思いだけだと、退職・転職して別の職場に移った後も、結局新しい場所で文句を言い続けることになりかねません。
- 教員の仕事の何が嫌だったのか?
- 自分は何がしたいのか?
- どのラインまでだったら我慢できるのか?
などなど、自分に問いかけて自分の考えをはっきりさせるべきです。よくわからないまま曖昧な気持ちで退職・転職すると後悔するかもしれません。
※ただ、このまま教員を続けていたら心身が壊れてしまう…っていう場合は、あれこれ考えず今すぐ退職した方が良いと思います。生徒も大事ですけど、自分自身の心身の方が大事です。
僕が教員を辞めようと思った理由は、下記の記事の後半に書いてあります。よければどうぞ!
⇒教員を辞めたいあなたへ、教員から転職した僕の経験談を書く【理由】
退職後の仕事を決める
退職・転職の決意が固まったら、退職後の仕事を本格的に探します。
探し方
コネを使う | 自分の知り合いに頭を下げて、入社させてもらう。 |
---|---|
転職サイトを使う | 企業の求人情報を見て、自分で探す。
とりあえず登録して求人情報をゲットするだけっていう使い方もあり。 |
転職エージェントを使う | 自分の転職をサポートしてくれる担当者がついて、自分に合った転職先を紹介してくれる。 |
教員の転職後の仕事でよくおすすめされるもの
塾・予備校の講師 | 教えることが好きな人向け。
ただ、YouTubeで授業が無料で見られる今、「授業がうまいこと」の価値は低くなっていると思う。 目の前の生徒とのコミュニケーション能力(個別指導能力)の方が塾・予備校では大事な気がする。 |
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家庭教師 | 集団に対して教えるよりも、個別に会話のキャッチボールをしながら教えるのが好きな人向け。
ただ、専業だと収入的にキツそうなので、副業的にやると良いと思う。 |
出版社 | 板書やプリント作成がうまい人向け。
ただ、だったらわざわざ出版社でやらなくても、自分で教材を作ってnoteとかで売れば良いのでは。 「自分だけでやるのは心配」っていう場合は、出版社に入るのが良いと思う。 |
学童保育 | 小さい子供と接するのが好きな人向け。
ただ、収入的にはキツい。専業ではなく副業的にやるべき。 |
非常勤講師 | 学校がそんなに嫌じゃない人向け。
授業だけやって退勤っていうのができるので、理論上は気楽。 |
フリーランス・独立
ブロガー | 書くことが好きな人向け。
稼げるようになるまでには1年以上かかるけど、軌道に乗ったらスゴいことになる。 |
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YouTuber | 教えることが好きなら、YouTubeに授業動画をアップすれば良いと思う。
そうすれば、教室の中の人だけじゃなくて、たくさんの人の学習に貢献できる。 教育系の動画は広告収入もそれなりに高い印象。ただ、続けるのが難しい。 |
家庭教師 | 企業の家庭教師サービスに登録するんじゃなくて、自分で営業して生徒をゲットする方法。
企業に手数料を取られたりしないので、なかなかコスパが高くなる。 |
教員免許を活かせる仕事については下記の記事でまとめました。
※「教員時代のスキルを活かそう!教員免許を活かそう!」っていう考え方は手段と目的が逆になっていると思うので、あまりおすすめできませんが…。
この段階になったら、転職サイトや転職エージェントをフル活用!です。
退職願・退職届を書く
そしていよいよ退職願・退職届を書きます。
ちなみに、年度途中で辞めるのはあまりおすすめしません。
ただ、心身が壊れそうなら迷わず辞めるべきです。
あと、退職金はほとんどもらえないと思っておいた方が良いです。
退職・転職した元教員の僕の経験
辞めてよかったこと
- 子供の成長のために動けるようになった
- 健康になった
- 通勤電車から解放された
- 勉強する時間が増えた
- たくさんの人に関われるようになった
くわしくは下記の記事で
※ただ、フリーで働いているので常に危機感があります…!
ブログでなんとか生活
ブログ運営で収入を得て、2年ほどでとりあえず死なずに済みそうな段階まで来ました!
こちらは、僕がブログを始めてから2年間のブログ運営のリアルなデータです。

月間PV | 記事数 | 月間収益(円) | |
2021年4月 | 257,781 | 763 | 1,037,695 |
2021年3月 | 234,943 | 734 | 1,554,877 |
2021年2月 | 191,837 | 703 | 1,014,773 |
2021年1月 | 179,257 | 675 | 566,314 |
2020年12月 | 156,754 | 644 | 675,974 |
2020年11月 | 133,074 | 613 | 431,437 |
2020年10月 | 133,719 | 583 | 314,504 |
2020年9月 | 127,655 | 552 | 342,166 |
2020年8月 | 123,539 | 521 | 262,696 |
2020年7月 | 118,922 | 490 | 300,237 |
2020年6月 | 103,978 | 458 | 186,725 |
2020年5月 | 115,672 | 422 | 279,834 |
2020年4月 | 104,645 | 379 | 計算せず |
2020年3月 | 82,678 | 348 | 計算せず |
2020年2月 | 57,997 | 315 | 計算せず |
2020年1月 | 58,729 | 286 | 計算せず |
2019年12月 | 41,303 | 255 | 計算せず |
2019年11月 | 38,778 | 224 | 計算せず |
2019年10月 | 34,869 | 193 | 計算せず |
2019年9月 | 24,456 | 162 | 計算せず |
2019年8月 | 17,735 | 131 | 計算せず |
2019年7月 | 10,042 | 100 | 計算せず |
2019年6月 | 2,397 | 69 | 計算せず |
2019年5月 | 4,296 | 39 | 計算せず |
2019年4月 | 669 | 3 | 計算せず |
関連:ブログを2年間毎日投稿した結果と、2年間どんな気持ちだったのか?について
関連:公務員・教員のブログでの副業はOK?元教員ブロガーが解説
教員の転職は難しい説について
最後に、よく聞く「教員の転職は難しい」説について。
ですが、すみません。わかりません。僕自身、転職サイトや転職エージェントを使って転職したわけじゃないので。
ただ、教員を辞めた後に僕が実感したのは「自分って、稼ぐスキルが全然ないんだなあ」「とりあえず働くだけでお金がもらえる公務員って楽だったなあ」ってこと。
例えばですけど、教員をやりながらプログラミングのスキルを身につけておけば、食いっぱぐれることはありません。
まとめ
「教員を辞めたいな…つらいな…」って思った時は、実際に教員を辞めるかどうかはいったん置いておいて、「自分は教員以外の道でもやっていける!」っていう感覚をつけることが大切です。
別の選択肢(いわゆる逃げ道)を用意しておくだけでも、「別にいつ教員を辞めても大丈夫だし〜」って感じで気持ち的に楽になって、教員の仕事が続けられるようになることもあります。
※何も決めずに退職するのはかなりリスキーです。
とにかく僕は、
絶対に心身を壊さないようにしてください!ってことを一番伝えたいです。
教員を辞めることは全然恥ずかしいことじゃありません。自分の体が第一です!
サポートが必要なら転職エージェントがおすすめ
本を出版しました

「過去の僕のようになってほしくない」という思いを込めて、元教員の僕の具体的なノウハウをまとめた電子書籍を出版しました。
<目次>
- はじめに
- 第1章 長時間労働の理由
- 第2章 生産性を意識する
- 第3章 教員の仕事との向き合い方
- 第4章 スケジュール管理・タスク管理
- 第5章 作業環境を整える
- 第6章 教室環境を整える
- 第7章 メンタルを整える
- おわりに
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教育問題についての僕の意見
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