勉強のやり方

勉強は飛行機のように飛ばすもの──成績が伸びるまでの4ステップ

望岡 慶(もちお)
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勉強ができるようになるためには、何をどうやって進めればいいのでしょうか?

今回は、勉強を4つの段階に分けて考えてみたいと思います。

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勉強の4段階

  1. 勉強を始める
  2. 投げ出さずに継続する
  3. 理解に到達する
  4. 知識を定着させる

① 勉強を始める

まずは、ペンとノートを出して(あるいはタブレットを開いて)とりあえず机に向かう。

これが「① 勉強を始める」段階です。

全国各地で「今日、何も勉強しませんでした…」という現象が観測されていますが、これは①の段階がクリアできていないということ。

ただし、塾に通わせたり家庭教師を呼んだりするなど、他者の力を借りて「強制力」を使えば、この段階はとりあえず解決することができます。

② 投げ出さずに継続する

次は、とりあえず形だけでも勉強をスタートした後の話。教科書を読んだり先生の説明を聞いたりして「うーん……」と唸るのが②の段階です。

友達からLINEメッセージが届いたりして集中が切れ、「疲れたから10分休憩しよう!」って自分に約束したまま一生机に戻ってこない現象も全国各地で観測されています・・・。

スマホの誘惑を断つためにスマホ禁止令を強制執行するなど、各家庭は勉強を妨げる外的要因を取り除くために死力を尽くしています。

③ 理解に到達する

「うーん……」という真っ暗闇の中を、あっち行ったりこっち行ったりしながら手探りで進み続けていくと、ある瞬間、「あ!なるほど!そういうことね!」と突然視界がパッと開けることがあります。

この瞬間が「③理解に到達する」の段階です。

塾に通っているのに成績が伸びない人は、この③の「理解に到達する」段階をうまく乗り越えられていないケースが多いと思います。

④ 知識を定着させる

せっかく「理解」に到達しても、そのままにしておくといずれ忘れてしまいます。

そこで、記録したり定期的に思い出したりするなどして工夫するのが④の段階です。

だから、「何度も思い出す」「見返す」「自分で説明してみる」といった行動が必要です。

いわゆる暗記カードや赤シートを使った勉強は、(それにどれほどの効果があるのかは置いといて)ここに該当します。

様々なテクニックが考えられていたり、文房具企業などが商品化したりしているので、④の段階は手をつけやすく、取り組みやすいです。

手軽に「勉強した感」が得られて気分爽快!になれるので、多くの中高生がこの④の段階に最も力を入れていることと思います。本当は③の「理解」こそが大事なのに。

飛行機にたとえると?

以上が勉強の4段階です。イメージと結びつけるとわかりやすいと思うので、飛行機の離陸と飛行に例えてみます。

勉強の段階飛行機で言うと
①始めるエンジンをかける
②続ける途中で停止せず加速し続ける
③理解する離陸して上昇する
④定着させる高度を保って飛び続ける
  1. エンジンを回さないと離陸できないし、
  2. エンジンを回したとしても必要なスピードまで加速し続けないと離陸できないし、
  3. 加速し続けたとしても離陸のための操作をしなければ離陸できないし、
  4. 離陸して上昇したとしても高度を維持しないと墜落する=忘れるし、

といった具合です。

そして無事に飛び立つと、街を上空から俯瞰して「あー、こうなってたんだ」とスッキリ見渡せるようになります。

…まあ、飛んだら飛んだでまた別のものが見えて、「あれはなんだ?」という新たな疑問が湧いたりするんですけどね。

最も大事なのに、最も軽視されがちなのは③

僕が「勉強において最も大事だけど、最も軽視されている」って思っているのが、③の「理解」の段階です。

塾に行っているけど成績がイマイチ伸びない人は、この3段階目を上手にできていないと思います。

そもそも理解していないのに、「定着(④)」だけに集中しても、成果は出にくいです。

では、そもそも「理解」とはどういうことなのでしょうか?

「理解する」ってどういうこと?勉強のカギは「結びつける」ことにある

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ABOUT ME
望岡 慶(もちお)
望岡 慶(もちお)
思春期ブロガー
関東で生まれる → 公立中学校 → 公立高校 → 1年間浪人 → 東大(教育学部) → 東大院(教育学研究科) → 修士課程修了(教育学) → 公立中学校の教員に → 退職 → ブログをがんばる → ?
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