「中学生に塾は必要か?」
って聞かれたらなんて答えるかなあ…って思っていろいろ考えたので、
中学生に塾は必要か?
についての僕の考えを書く。(聞かれてないけど)
タップできる目次
中学生に塾は必要か?
まず、「成績が悪いから、塾に行かせないとマズイ!」って考える親(保護者)が多いと思うんだけど、
「成績が悪いから塾に行かせる」

っていうのは短絡的だなあと思っています。
なぜ成績が悪いの?成績が悪い理由は何なの?
っていうことを突き止めずに塾に行かせるのはヒジョーーーーにアブナイっていうのが僕の考え。
もし
(理由)「そもそも勉強したくない」
↓
(理由)勉強をしていないし、勉強をしても集中できない
↓
(結果)成績が悪い
っていう子供だった場合、こういう子供を塾に(強制的に)行かせたら成績って良くなるんですかね?
「成績が悪い理由は○○で、塾に行くことで○○を克服できるから塾に行かせる」
なら良いと思うんです。これなら年間で数十万円の塾代を払う価値はあると思います。
でも。
「成績が悪いから塾に行かせる」っていうのは短絡的すぎ。
そんな浅い考えで塾に行かせて年間数十万円のお金を払うのって、どう考えても塾の養分になっているとしか思えんのです。(すんません)
こうやって書くと、ここまで読んでくださった読者から
「いやいや、そうじゃないんです、」
「塾に入れないと勉強しないんです」
って声が聞こえてきそうだけど、
「塾に入れないと勉強しないんです」状態の子供って、塾に入れてもどうせ勉強しない気がします。
「塾に入れないと勉強しないから」っていう理由なら、塾は必要ないのでは?(ってか、行ってもムダなのでは?)
んで。
親(保護者)は「やることはやった」って思いたい

以上の2つの理由、
- 成績が悪いから
- 塾に入れないと勉強しないから
ってのが、親(保護者)が「塾が必要だ」って考える時の最大の理由な気がするんですけど、どうも根っこには
親(保護者)自身が「やることはやった」って安心したいから塾に入れる
っていう感覚があるような感じがしています。
教員をやっていた経験から思ったのが、子供の意思をほぼ考慮せず塾に行かせることを決める親(保護者)が多いということ。
まさに、「成績が悪いから塾に行かせる!」「勉強しないから塾に行かせる!」ってやつ。
でもこれって、ぶっちゃけ親(保護者)の安心のためですよね。
「親として、やることはやった」っていう安心を得たいから塾に行かせている人が多いんじゃない?っていう。
というのも、
- 塾に行かせてなくて成績が悪かった場合、「親として、やることをやっていない」っていう感じがするけど、
- 塾に行かせたのに成績が伸びなかった場合、子供のせいにできるんです。
「塾に行かせたけど(親としてやることはやったけど)、成績が伸びなかった」って、あきらめがつきますよね。
んで。

悲しいことに、
- 塾に入れても成績が悪い
- 塾に入れても勉強しない
っていうのは、結構な確率で訪れる結末です。
そういう結末に対して、
「塾に入れたんですけど、うちの子はデキが良くないから」ってあきらめている(ように見える)、
そんな事例をたくさん見てきました。
で、性格のワルイ僕は思ったんです。
あー、「やることはやった」っていう安心を得るために塾が必要なんだなあ、って。
(親も忙しいからそうせざるを得ないのもある、ってのはわかってますが)
塾は親(保護者)の安心のためにあるのではない
でも、そもそも塾の最大の目的は
子供の学力を伸ばすこと
であるはず。
って考えると、
達成したい目標があるなら塾は必要かも

子供自身に達成したい目標があって、
自習と学校での勉強だけでは目標が達成できないのであれば、塾は必要
だと思います。
たいていの場合、どうしても学校の授業は自分の学習ペースに合っていなかったりしますし。
裏を返すと、子供自身に達成したい目標がないなら、塾に行ってもムダになる可能性の方が高いんじゃない?ってことです。
そして、注意しなきゃいけないこと。
キャパオーバーになるなら必要ない
「みんな塾に行っているから」という理由で塾に通って、学校の宿題と塾の宿題でいっぱいいっぱいになって、身も心もボロボロになった生徒をたくさん見ました。
達成したい目標があって、自習と学校での勉強だけでは目標が達成できなかったとしても、
塾に行くことでキャパオーバーになるのであれば、塾に行く必要はない(行っちゃダメ)だと思います。
エラそうに語ってるけどオマエはどうだったんだよ
僕自身、
- 塾に行かされた
- 塾に行きたいと心から思った
という2つのパターンを経験をしました。

小学生の時は、塾に行かされていました。たしか小3の3学期から塾に通うという早熟っぷり。最初は頑張って勉強していました。
んが、小5からカードゲームにハマり、勉強のモチベーションが0に。塾の宿題なんて全然やりませんでした。まさに「ただ塾に通っているだけ」状態。偏差値40台を連発。
んで、いよいよ小6の1学期の段階で中学受験をしたくなくなった(私立に行く理由がわからなかった)ので、「塾を辞めたい」と親に陳情。
子供ながら「ここまで塾に通わせてくれたのに、最後の最後で辞めるのは申し訳ねええええええ」って思いましたが、すんなり辞めさせてくれました。
この経験から、
行かされる塾には意味がない
ってことを身をもって学んだのです。たぶん親もそう思ってくれていた。子供の意思を尊重してくれた親に感謝。
そして、公立中学校に進学。ソフトテニス部に入部。

んで、部活を優先したかったので、中学3年生で部活を引退するまで塾には行きませんでした。(親も「塾に行け」「勉強しろ」とは一言も言わず。今思うとありがたかった。)
そして、中3の7月に部活を引退して、「県立○○高校に進学したい」という明確な目標ができました。
で、「塾に行って+αの勉強をしないとダメかも」と思ったので、「塾に行きたい」と親に陳情。
そしたら、すぐに塾に行かせてくれました。そこからは塾に通って猛烈に受験勉強。
この経験から、
塾って子供自身の意思で行くものだよな
ってことを身をもって学んだのです。子供の意思を尊重して、親としてできることをやってくれた親に感謝。
んで。
この経験を誰かに話すと、「あなたは自分でやれるからだよ。うちの子は言わないとやらないんだよ。」ってほぼ100%言われるんですけど、
「勉強しろ」って1回も言われなかったから、自分なりに考えて行動せざるを得なかったんじゃないのかな、って僕は思っています。
塾に行くこと=目的じゃないと思う
塾に行く(行かせる)んだったら、目的をはっきりさせることが大事だと思います。
原因をしっかり考えずにただなんとなく「成績が悪いから」っていう理由だけで塾に行っても、そんなに意味はないと思うし、
「友達がみんな塾に通ってるから」って感じで周りに流されて塾に行っても、お金がムダになるだけだと思います。お金を稼ぐのって簡単じゃないのに、軽い気持ちでお金を溶かしちゃダメです。
塾に行くことが目的になっちゃいかん。
塾に行くとしたら、「塾に行くことで○○を克服できるから塾に行く!」って感じで目的をはっきりさせるべき。もう一度言いますが、軽い気持ちでお金を溶かしちゃダメです。塾の月謝って高いんだから。
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