【スマイルゼミ中学】勉強をシンプルにしてくれる。紙の教材管理が苦手な人に刺さる

「最近スマイルゼミってよく聞くけど、実際どうなの?」
そう思う人も多いはず。「進研ゼミと何が違うのかしら?」って。
スマイルゼミは進研ゼミによく似ている。はっきり言って、お互いライバル関係で顧客を奪い合っていると思う。でも、スマイルゼミは進研ゼミよりもターゲットを限定した、よりトガったサービスだというのが僕の印象。
この記事では、スマイルゼミ中学生コースに入会の価値があるのか?そしてどんな親・どんな子供に向いているのか?について、忖度なく僕の考えを書く。
スマイルゼミ中学生コースの本質
スマイルゼミ中学生コースは「紙の教材管理が苦手」「勉強の準備で疲れる」という悩みを解消するためのサービス、というのが僕の考え。
デジタルの力で、学習の周辺作業を自動化する

スマイルゼミを運営するジャストシステムは、ワープロソフト『一太郎』を開発した会社。彼らの本質は「仕組みを作るプロ」である。
紙の教材を使った勉強には、「ノートを開く」「教材を選ぶ」「丸付けをする」「間違い直しをする」「進捗を管理する」といった周辺作業がつきまとう。スマイルゼミは、デジタルの力(=タブレット)でこれらをすべて自動化する。
勉強という行為をできるだけラクに回すための学習システムを提供する。これがスマイルゼミの本質。って感じ。
選択肢をしぼってシンプルに

スマイルゼミは、タブレットのみで学習するスタイルの通信教育。タブレットにすべての教材が配信される。
進研ゼミは「専用タブレット中心」「紙テキスト中心」の2つの学習スタイルから選べる。Z会はタブレットを使って学習するスタイルの1つしかないけど、タブレットは専用タブレットだけでなくiPadも使える。
一方、スマイルゼミはタブレット学習に一本化され、しかもタブレットは専用タブレットに限定されている。
| スマイルゼミ | 進研ゼミ | Z会 |
|---|---|---|
| 専用タブレット | 専用タブレット or 紙テキスト | 専用タブレット or iPad |
選択肢が限定されていて、極めてシンプルなサービスになっている。これがスマイルゼミの大きな特徴。
「たくさん選択肢があると迷ってしまう」「シンプルな方がいい」。おそらくこうした考えに基づいて、スマイルゼミは選択肢をしぼっているのだと思う。
「人によるサポート」もなく、とにかくシンプル

スマイルゼミは、他の通信教育でよく提供されているサービスを思い切ってカットしている。
- 「実際の人間が見てくれる」添削指導は提供しない
- オンラインライブ授業は提供しない
進研ゼミとZ会は、「実際の人間が見てくれる」添削指導サービスを提供している。でもスマイルゼミはこれを提供しない。2026年からAIを使った「リアルタイム添削指導」というサービスを新たに始めるみたいだけど、これは「実際の人間が見てくれる」わけではない。
また、進研ゼミが提供しているオンラインライブ授業(相当な運営コストがかかっているはず)も、スマイルゼミは提供していない。
スマイルゼミを運営するジャストシステムは「仕組みを作るプロ」。なるべく人手は使わず、自動化してシンプルにするのが彼らのポリシー。
あらゆる人に寄り添うサービスではない

スマイルゼミは「幅広い学力層」をターゲットにしており、その点では進研ゼミと変わらない。
公式ページを見ると「テスト」という言葉がよく出てくる。「難関校を目指す受験ガチ勢」ではなく、多数派である「勉強に苦手意識がある中学生」「普通の生活を大事にする中学生」に寄り添おうという強い意思が感じられる。
ただし、スマイルゼミは「あらゆる人に対応するサービス」ではない。「勉強をシンプルにしたい」「特に紙教材の管理をしたくない」という人たちに特化したサービス。
進研ゼミは「いろんな選択肢を用意して、自分に合うものを見つけてもらう」というコンセプトのサービス。Z会は「自分の力を試せる良問をたくさん開発し、難関校を目指す人に実践の場を提供する」というコンセプトのサービス。この両者が埋められていない穴を攻めたのがスマイルゼミ。
余計なサービスは一切つけず、タブレット1台とタッチペンがあれば勉強できる。紙の教材管理に悩まされることもなく、親も子も楽になる。
こうした価値観に合致する人にとって、スマイルゼミは最良の選択肢だと思う。
資料請求は無料!
スマイルゼミ中学生コースのサービス内容
では具体的に、スマイルゼミ中学生コースはどのような内容となっているのか?
専用タブレット1台に全てを集約(紙テキストなし)

スマイルゼミは、専用タブレットのみで学習するサービス。配信された授業動画、問題、解説アニメーションをすべてタブレット上で利用する。
紙テキストが届かないため、紙の教材管理が苦手な子供でも使いやすい。親の立場からも、家に物が増えて散らかる心配がなく、その点は助かるはず。
学習の自動化
スマイルゼミの最大の特徴が、勉強の「自動化」機能。
- 個別プラン・学習分析
- 3分トレーニング
- 問題の自動採点
- AI質問サービス
- AI添削指導
個別プラン・学習分析

タブレットが全ての解答を蓄積・分析し、日々の学習内容に反映させる。
電源を入れるだけで「今日」取り組むべき学習内容がひと目でわかる。定期テストの日程・範囲・目標点を入力すれば、自分専用の対策プランが自動で完成する。
また、目標点を達成した先輩のデータから、得点に直結する問題を「点数アップ問題」として自動ピックアップしてくれる。

3分トレーニング

単元ごとに類題を次々と出題し、反復学習で理解の定着を促す。制限時間内に正確に解く力も養える。
問題の自動採点

解いたら即座に採点される。手作業の採点の手間がない。
AI質問サービス

配信される全5教科の講座に「Coachez(コーチーズ)」を搭載。24時間、学習中に自分の言葉で質問でき、その場で疑問を解消できる。
AI添削指導

自由記述問題に対して、AIがリアルタイムで添削指導を行う。「子供がどのように考えて解答に至ったのか」を分析し、即時フィードバックを実現する。
1つ上の学年の先取りはできない

スマイルゼミで学習できるのは、現学年までの内容。1つ上の学年の先取り学習をするには、追加料金で「特進クラス」に申し込む必要がある。一方、さかのぼり学習は問題なくできる。
「選択肢を絞る」というスマイルゼミのコンセプトから考えると、先取り学習まで全て提供する必要はないって判断したのだと思う。
でも、先取りしたいニーズが少なからずあるのも事実。そういう人のために、追加料金を払って先取りできるようにするコースが用意されている。

資料請求は無料!
入会の価値はあるのか?

では、スマイルゼミ中学生コースに入会の価値はあるのか?
9教科セットで、月額約10,000〜12,000円。進研ゼミに比べて、やや強気な価格設定。スマイルゼミ中学生コースに、この値段分の価値があるのか?
そもそも通信教育とは
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そもそも通信教育の価値は「適切な教材を適切なタイミングで生徒に届ける」ことにより、「いま最も取り組むべき学習内容・教材を選ぶ手間がかからなくなる」ことにある。
授業を受ける(=サービスを利用する)ためにわざわざ通学したり、教材を選ぶためにわざわざ比較検討したりする手間をかける必要がないのが通信教育のいいところ。
月額10,000〜12,000円というお金は、この手間の削減に対して支払うもの。
もちろん提供される教材の質はどうか?という点も重要だけど、全国の生徒向けに展開するサービスの授業動画・教材なので、一定のクオリティは担保されているはず。
少なくとも、学校の教員の授業よりは品質のブレが少ないはず。学校の教員は忙しいし、正直言って当たり外れがある。わかりにくい授業も多い。僕自身、教員の時に「今回の授業むっちゃわかりにくかったなあ・・・生徒に申し訳ないわ・・・」って思っていたから間違いない。
通信教育としては十分

スマイルゼミ中学生コースに申し込むと、月額10,000〜12,000円の対価として、一定のクオリティが担保された質の担保された学習コンテンツを利用できる。もちろん、超難関校を目指す人向けのトップレベルの講師の授業のような超高品質なものではないかもしれないけれど、十分にわかりやすい授業が提供されているだろう。
今はYouTubeで無料で授業動画を見られるじゃないか、と思うかもしれない。
でも、YouTubeに投稿されている動画は玉石混交。再生数が多いからと言って、クオリティが高いわけでもないし。いい授業動画を探すのは本当に大変。
一定のクオリティが担保された授業動画・教材を見つける手間がかからない、というところに(特に大手の)通信教育の価値がある。そして進研ゼミはその価値を十分に提供できている。イマイチな部分があったら、大手ならではの莫大な資金力で素早く改善してくれるはず。この安心感も大手のサービスのいいところ。
「いろんなやり方を試したい人」には向かない

ただ、スマイルゼミは通信教育のわりに自由度が低く、「こうやって勉強してください」と指定するタイプの通信教育。
スマイルゼミは「タブレットとタッチペンで勉強する」というスタイルに一本化されている。紙の教材は届かないし、「実際の人間が見てくれる」添削指導サービスやオンラインライブ授業もなく、やり方の選択肢の幅が狭め。
その意味で、「まだ自分に合う勉強のやり方がわかっていないから、いろんなやり方を試してみたい」という人には向かない。
そういう人は、サービスをたくさん用意してくれている進研ゼミの方がいいと思う。進研ゼミを使ってみて、「やっぱりタブレット1台だけで十分だな」って思ったら、スマイルゼミに戻ってくればOK。

「ハイレベルな問題を解きたい人」はZ会がいいと思う
自分で勉強に向かうことのできる人、自分で教材を探したり方法を見つけたりできる人には、スマイルゼミはそもそも必要のないサービス。
もう学習習慣と学力がかなり身についていて、「とにかく良問をたくさん解いて、自分の力を試したい!」「難関校の受験対策をしたい!」っていう人は、Z会の方が合うと思う。
Z会は「難関校向けの良問」を作ることにものすごく力を入れている会社。専門業者に任せた方がいい。

勉強をシンプルにしたい人向き

- 「紙の教材は正直いらない。郵送で送ってこないでほしい」
- 「余計なサービスはいらない。シンプルでいい」
- 「まだ学習習慣が身についていないし、Z会はハイレベルで不安」
こうした考えを持つ人にとって、スマイルゼミは最良の選択肢だと思う。
進研ゼミの雰囲気は子供っぽすぎるんだよなーっていう人にも刺さると思う。進研ゼミは見た目がポップで、少し子供っぽい印象がある。一方、Z会は教材が大人っぽく、無機質で冷たい雰囲気がある。
スマイルゼミは、その中間。柔らかすぎず硬すぎず、絶妙なデザインで教材が作られている。「進研ゼミは少し子供っぽく感じるんだよなー」という人にとって、スマイルゼミは入会の価値があると思う。

資料請求は無料!










