本記事では、歴史のおすすめの勉強方法(覚え方)について説明をします!
小手先のテクニックではなく、本質的なことを伝えられるように頑張ります。
わかってないものを覚えるのはムリだしムダ
そもそもなんですけど、わかってないものを覚えるのなんかムリです。
「よく理解してないんだけど、とりあえず覚えよう!テストに出るし!」って思って頭に詰め込もうとしても覚えられないですよね。
それに、そんなことやってもムダ!どうせすぐ忘れるだけです。
なのに、「歴史はただのクイズだから丸暗記で勉強するべし!」っていう先輩や先生の言葉を信じて、「語呂合わせ」とか「ひたすらノートに書く!」みたいなテクニックに走る人が多発する。
で、勉強している本人も「こんなやり方して、将来なんの役にも立たないよね」って思ってる。
そのとおりだよ!
確かに、ある程度の知識を「暗記」しなきゃいけないので、「語呂合わせ」とか「ひたすらノートに書く!」みたいなテクニックを100%否定するつもりはありません。
でも、そんな勉強方法、まったくもって本質的じゃないですよね。
勉強するなら「わかる」ことを目指すべき!(歴史の勉強に限らず)
歴史(日本史)の勉強法(覚え方)
できるだけリアルに想像する
歴史の勉強では、「できるだけリアルに想像する」っていうことがすごく大事です。
歴史って「過去に人間がやったこと」ですよね。
「あたりまえじゃん」って思うかもしれませんが、このことを意識せずに覚えようとする人がすごく多い。僕もそうでした。
教科書に出てくる用語にばっかり目が行って、「言葉」で理解しようとしていたんですよね。当時の人間の様子を生々しく想像したりはしなかった。
で、全然覚えられなかった。
そうじゃなくて、教科書を読んだりしながら、当時の人間の「感情」とか「狙い」とか「欲望」とかをできるだけリアルに想像するんです。
この事件を起こした人は、
- 「どんな感情だったのかな?」
- 「どんな不満があったのかな?」
- 「何を目指していたのかな?」
って。
そうすると、「あ、なるほど。確かに事件を起こしたくなるわ。気持ちわかるわ。」って思えてくることがあります。
で、「世の中の仕組みがおかしかったんじゃない?」って思えて、その後おこなわれる政策について、より「わかる」ようになる。
人間が考えていることはそんなに変わらない
ちなみに、人間が考えていることなんて、昔も今もそんなに大きく変わっていません。
- 「食べ物がほしい」
- 「死にたくない」
- 「安全に暮らしたい」
- 「もっと豊かになりたい」
食べ物や安全を手に入れるためなら努力するし、安全を脅かす状況が来たら戦うし、もっと豊かになる方法があったらそれを目指すんです。
- 奈良時代に農業をして暮らしていた人たちも、
- モンゴルが攻めてきた時に「ヤバイ」って思った過去の人たちも、
- 戦国時代で戦いに明け暮れた人たちも、
- 江戸幕府を滅亡させようと思った人たちも、
- 第二次世界大戦を戦った人たちも、
- 消費税が10%になるのは嫌だなと思った僕たちも、
- 歴史の勉強ができるようになりたいって思う僕たちも、
全員、同じ人間です。
歴史の勉強では、「できるだけリアルに想像する」っていうことがすごく大事です。
想像の手助けとしてマンガを使うのはあり
その手助けとして、マンガを使うのはありだと思います。
教科書の文章をもとに自分で想像する方が力が付くとは思います。が、自分の力だけだと厳しかったりすることってありますよね。
「わかる」ことを目指す
大事なことなのでしつこく言いますが、
できるだけリアルに想像して、過去の人間がやったこと(=歴史)が「わかる」から覚えられるようになります。
「歴史はただのクイズだから丸暗記で勉強するべし!」とか、何言ってるんだ!って思います。大人がそんな本質的じゃないこと言っちゃダメでしょ!って感じ。
ちなみに、たまに「どうしてそんなことまで覚えてるの?」っていう人がいますよね。
そういう人は、過去の人間についてリアルに想像した結果、「なんか覚えちゃった」っていうことなんだと思います。
例えばAKB48とかのアイドルグループのメンバーの名前とかを全部覚えている人っているじゃないですか。
そういう人って、メンバーの名簿みたいなものを見て「語呂合わせ」とか「ノートまとめ」とかを使って丸暗記したわけじゃないですよね。
CDを聴いたり、プロモーションビデオを見たり、テレビ番組を見たり、ライブに行ったり、握手会に行ったり。そういうことをした結果、
そのアイドルについて「わかる」→いつの間にか覚えた
って感じですよね。
歴史も同じです。「わかる」から、理解するから、覚えられるんです。
わかってから「覚え方」を使う
ここまでをちゃんとやれば、その人の頭は確実に良くなっているはずだし、結構覚えられるはずです。
でも現実問題として、「用語を記憶しているかを問う問題」が出るんですよね。
なので、「わかる」努力をしたところで、歴史のテストで100点が取れるわけじゃないのがツライところ・・・
というわけで、テストで良い点数を取ろうと思ったら「覚える」作業をしないといけないのも事実です。
ここでテクニックを使うわけです。
①原因・内容・結果をノートで整理する
人間の行動には理由があります。いきなり何も考えずに「江戸幕府を倒そう!」なんて考えないです。
で、行動したら結果が出る。
そのあたりをノートで整理します。これが「流れをつかむ」っていうやつ。こうすると覚えやすくなります。
②グループに分ける
「これとあれって、似てるよね」っていうのをグループに分けます。
例えば、縄文時代とか弥生時代とかも、その時期を貫く共通点があるから●●時代ってグループに分けているんです。
机の引き出しのイメージを持つとわかりやすいです。
机の引き出し | 頭の中 |
---|---|
引き出しの仕切り | グループ |
引き出しに入れる物 | 歴史の内容 |
仕切りを作って(グループに分けて)、知識を分類して整理します。
そうすると、引き出しの中(頭の中)って、グチャグチャになりにくいですよね。
③何かに例える
「これって、今でいうあれだよね」みたいに、何かに例えるテクニックもあります。
「ヤマト政権って、AKB48に似てるな」とか。
関連:ヤマト政権とは?
こういうテクニックを使って、それでも覚えられない場合。そういう時は、語呂合わせとかを使っても良いのかなって思います。
まとめ
- わかってないものを覚えるのはムリだしムダ
- 歴史の勉強では、「できるだけリアルに想像する」っていうことがすごく大事
- 歴史=「過去に人間がやったこと」
- 手助けとしてマンガを使うのはあり
- わかってから「覚え方」を使う
社会科の本質を解説するブログ・YouTubeはこちら
通信教育を比較
おすすめな通信教育についてまとめました(各通信教育の比較)。
進研ゼミ
- 全教科の対策をしたい!
- でも部活や習い事で忙しい!
- 自分で学習計画・学習内容を考えるのは苦手…
っていう人に向いているのが進研ゼミ。値段も比較的安めです。 くわしくは下の個別記事で。
家庭教師を探す
社会科チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=vLW26933wWI 社会科(歴史・地理・公民・政治経済)の内容について、本質的な部分をわかりやすく解説するチャンネルです。
- 「つまりどういうことなの?」「なんでこれが大事なの?」ってのを解説する(木で例えると、葉っぱの部分じゃなくて幹の部分を説明する感じ)
- 細かい内容は省略する
- 社会科は人間の営みに関する学問なので、当事者のことをちゃんとイメージする(人間の心理も考える)
- 「社会は暗記すればOK!わからなくても覚えりゃいい!」っていう人を減らす
- 中学生〜大人(本質的な部分を解説しているので、中学社会にも高校社会にも対応しているはず!)