進研ゼミとZ会はどっちがいい?難易度よりコンセプトの違いで選ぶのがいいと思う【小学生・中学生・高校生】

望岡 慶(もちお)
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進研ゼミとZ会はどちらも良いサービス。

数多ある通信教育を提供する企業の中で、進研ゼミとZ会は気概があって、僕はどっちも好き。僕のブログから申し込んでくれるとお金をもらえるから、ではなく、本当に2つとも良いサービスだと思うし、ベネッセもZ会もいい会社だと思っている。

どちらのサービスも「勉強ができるようになってほしい」「勉強をサポートしたい」と本気で思っていて、真剣にサービス提供をしている印象。目指すべきゴールは一致している。

ただ、そのゴールへと向かうアプローチが少し異なる。

両者とも似たようなサービス・機能を備えているんだけど、進研ゼミとZ会は対象としている学力層・利用者層が異なるし、それぞれ大事にしているポリシーが違う感じがする。

このあたりについて解説したい。この記事が、納得して選び、勉強の取り組み方に注力できるようになるための役に立てば幸い。

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進研ゼミとZ会は対象者が少し違う

進研ゼミとZ会は対象としている学力層・利用者層が少し異なる。

進研ゼミの最大の特徴は、あえて間口を広くとっているということ。進研ゼミは対象としてる学力層・利用者層が幅広い。

例えば中学講座の公式ページを見ると「テスト」「部活と両立」という言葉がよく出てくる。「難関校を目指す受験ガチ勢」ではなく、多数派である「勉強に苦手意識がある人」「普通の生活を大事にする人」に寄り添おうという強い意思が感じられる。

ただ進研ゼミにも難関校を目指す人向けのハイレベルなコース・コンテンツは用意されている。だから別に「勉強が得意な人は進研ゼミを選ばない方がいい」っていうわけではない。

一方、Z会は比較的ハイレベルな人をターゲットにしている通信教育。

例えば中学生向けコースは「高校受験コース」という名称で、最初から高校受験を見据えている。公式ページには「テスト高得点は通過点」「その先を見据えた、学習水準」といった表現が見られ、ターゲットやコンセプトが明確に異なる。

もちろんZ会にも基礎を学ぶためのコンテンツは用意されているから、別に勉強が苦手な人、学習習慣がついていない人は一切お断りっていうわけではない。でも、Z会の最大の売りは「良問を使った演習問題」にある。この価値を最大限に引き出すためには、「今から一から勉強します」っていう段階だとちょっときついとは思う。

勉強に苦手意識のある人はどうすれば?

ということで、勉強に苦手意識のある人は迷わず進研ゼミを選ぶ、ってのでいいと思う。それが無難だと思う。進研ゼミの方が安いし。

これはいろんなところでよく言われていること。一番簡単でわかりやすい選び方。

公式ページはこちら(小学)

【進研ゼミ小学】「自分で学ぶ」練習ができるサービス。もっと評価されるべき
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【進研ゼミ中学】「自分で学ぶ」練習ができるサービス。もっと評価されるべき
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公式ページはこちら(高校)

【進研ゼミ高校】2026年リニューアルで勝負をしかけてきた。が、果たして?
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どっちも使えそうな人はどうすれば?

ただ、勉強に別に苦手意識があるわけではなく、進研ゼミでもZ会でもどちらでもいけそうなんだよなー・・・っていう人が、どっちにすればいいか迷うんじゃないかと思う。この記事を読んでくれている人は、そういうパターンが多いんじゃないかと。

ってことで、ここからは進研ゼミとZ会の本質的な違いについて、僕が考えたことを伝えたい。

提供されているサービスの細かい違いではなく、本質的に両者は何が違うのか?進研ゼミとZ会は利用者のどんなニーズに応えようとしているのか?という点について、僕が理解したことを説明する。

進研ゼミとZ会の本質的な違い

進研ゼミを提供しているベネッセと、Z会を提供している増進会は、「成り立ち」と「何に力を入れているか?」が微妙に異なる。整理するとこんな感じ。

サービス名ざっくり言うと
進研ゼミ幅広い選択肢の中から、自分に合う教材・やり方を試行錯誤できるサービス
Z会もっと力を伸ばせる良問を提供してくれるサービス

進研ゼミは「いろんな教材・サービスを用意するから、自分に合うものを見つけてね」って感じで、Z会は「良い問題を作るぞ…!受験生に良い問題を提供するぞおお…!」って感じ。

ポリシーというか、社員が突き進もうとしている方向性が違うなあーって思う。

進研ゼミは「自分で学べるようになってほしい」と思っている

中学講座

進研ゼミを提供しているベネッセは、出版・流通会社(福武書店)が発祥ということもあって、「いろんな種類の、いい教材・サービスを用意して、それらを利用者のニーズに応じて届ける」ことに力を入れている印象。

サービス・機能を絞って「こうやって勉強してください」って指定するのではなく、いろんなサービスを提供し、勉強のやり方の選択肢を複数用意している。子供が自分なりの勉強法を試行錯誤できる環境を提供してくれる。

完全に子供の判断を奪ってしまうと、自習する力が育たない。進研ゼミは「成績も大事だけど、自分で学ぶ力の方が大事だよね、将来的に」って考えていて、「自由」と「管理」の適度なバランスを狙おうとしている、というのが僕の予想。

自分に合う教材を見つけたい人や、「自分なりの勉強スタイル」がまだ見つかっていない人、学習習慣を確立したい人に向いていると思う。

Z会は「受験生に良問を提供したい」と思っている

中学講座

Z会を提供している増進会は、郵便サービスを使った難関校受験向けの添削指導の会社が発祥ということもあって、「思考力が問われる良問を作る」ことに力を入れている印象。

単なる暗記を確認する問題ではなく、本質的な思考を促す問題を提供し、それを人の手で添削する。Z会は一から学力を身につける場所というよりも、勉強の成果を試す場所。もちろん一から学力を身につけるためのサービスもあるけれど、重心は「演習問題」にあると思う。

難関校向けの受験対策をしてくれる塾・予備校は大都市圏に偏っていて、地方圏の人は利用しにくい。Z会は「受験指導の地域格差を解消したい」って本気で考えている、というのが僕の予想。

難関校を目指している人や、「もっと力を伸ばしたい」人、自分の勉強の成果を試す実践の場が欲しい人に向いていると思う。

コンセプトの違いを基準に選ぶのがおすすめ

サービス名ざっくり言うと
進研ゼミ幅広い選択肢の中から、自分に合う教材・やり方を試行錯誤できるサービス
Z会もっと力を伸ばせる良問を提供してくれるサービス
進研ゼミが向いている人
  • 幅広い学力層(勉強が苦手な人も得意な人も)
  • 学習習慣がまだ確立していない
  • いろいろな教材を試したい、自分に合う学習スタイルを見つけたい
Z会が向いている人
  • 基礎学力の習得に困っているわけではない
  • 難関校を目指している
  • 深く考える問題に挑戦したい、さらに演習を積みたい

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【進研ゼミ小学】「自分で学ぶ」練習ができるサービス。もっと評価されるべき
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とにかく始めるべし

通信教育にあまりに期待しすぎない方がいい。通信教育の公式ページには「◯◯を使ったら成績が上がった!」っていう口コミが書かれているけれど、あまり信用しない方がいい。

成績が上がる人もいれば、上がらない人もいるのが現実。「◯◯を使えば我が子も成績が伸びる」というのを保証するサービスではない。そんなことが実現できる商品があるなら僕も使ってみたい。

大事なのは「ちゃんと勉強すること」と「いいやり方で勉強すること」。通信教育はあくまで学習をサポートするツール・手段にすぎない。

ここを誤解すると、「進研ゼミを使っても意味ない」「Z会はイマイチ」みたいなことを言い出すことになる。違うよ、取り組み方がイマイチなんだよっていう。

  • 使う教材を早く決めて、
  • 早く勉強をスタートし、
  • 学習内容を理解できるまで投げ出さず、
  • 記憶として定着させる諦めずにじっくり取り組む。

これらの方が、教材の選択よりもはるかに大事。

「自分に合っているかもしれない通信教育」を徹底的に比較検討して選ぶことよりも、とりあえず通信教育を選んだ後、「ちゃんと勉強すること」と「いいやり方で勉強すること」の方がはるかに大事選ぶことに時間をかけすぎる必要はない

「これ自分が求めているものじゃなかったな」って思ったら、退会して新たに申し込めばいい。先払いしていても、お金はちゃんと返してくれる。

どうしても悩むなら

とりあえず進研ゼミでいいんじゃないかと思う。

進研ゼミを使うといろんなやり方で学習できるので、「自分はこういう勉強の仕方が好き!」「自分には◯◯は合わない」っていうのがわかりやすい。

たとえ進研ゼミを退会することになったとしても、オールラウンドな進研ゼミを受講した経験が、「次はどんなサービスを利用するべきか」を考える手助けになるはず。

「子供に合う通信教育」を1発で選び抜くことは難しい。なので、あまり迷いすぎず、まずは始めてみることが大事よ!

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望岡 慶(モチオカ)
望岡 慶(モチオカ)
学習ブロガー
関東で生まれる → 公立中学校 → 公立高校 → 1年間浪人 → 東大(教育学部) → 東大院(教育学研究科) → 修士課程修了(教育学) → 公立中学校の教員に → 退職 → ブログをがんばる
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