【スタディサプリ高校】使いこなすのは難しい。強い意志で主体的に勉強できる人向け。
スタディサプリの主な特徴や、どんな人に向いているのか?に関する僕の意見を述べたいと思います。
スタディサプリの主な特徴は次の3点!
- 専用タブレットではなく自分のスマホ・タブレット・パソコンを使う
- コストがかかる“余計なサービス”は提供しない
- 料金が安い
Z会がおすすめなのはこんな人!
- 強い意志で主体的に勉強できる人
- どんどん先取り学習したい人
- 学校の授業についていけている人
ベーシックコースと合格特訓コースはどっちがいい?
- 「自分一人で勉強するのはキツイ。定期的なコーチングで刺激を受けたい」っていう人は合格特訓コース
- でも基本的にはベーシックコースで十分
※2025年度の高校1年生〜3年生・高卒生(大学受験生)向けです。
スタディサプリに対する率直な感想
スタディサプリは使いこなすのが結構難しい通信教育だと思います。

勉強の習慣がついていて、勉強が得意な人向けだなという印象
誘惑に勝つ必要がある
スタディサプリは自分が持っているスマホ・タブレット・パソコンを使って学習するスタイル。
Z会、スマイルゼミのように学習専用タブレットが用意されているわけではありません。

自分の電子機器を使うスタイルには、新たにタブレットを買う必要がないと言うメリットや、移動中などのスキマ時間にも勉強しやすいというメリットがあります。

ですが一方で、使いこなすためにはYouTubeを見たりInstagramを見たりしたくなる・・・っていう誘惑に常に勝ち続ける必要があります。
勉強中にLINEや登録チャンネルの新動画の通知が来たりした時に、結構心が揺れそうです。

この意味で、
スタディサプリは強い意志を持って主体的に勉強できる人向けかなーって思います。
※「勉強専用のタブレットを用意する」ってのも悪くはないですが、そうすると「圧倒的に安く済む」っていうスタディサプリの強みが薄れます
逆に言うと、強い意志を持って主体的に勉強できる人にとって、スタディサプリは学習をどんどん加速させてくれる最高の教材になり得ると思います。
しかも他の通信教育より圧倒的に安い。

勉強した気になりやすいので注意が必要
あと、スタディサプリは悪い意味で「勉強した…!っていう感覚を得やすい」教材だと思います。
スタディサプリのメインコンテンツは大量に用意されている授業動画です。

再生ボタンさえ押せばあとは自動で進行していくので、”動画を見終わった”というだけで 「勉強した〜!」って達成感を抱けてしまいます(良くも悪くも)。

「授業動画を見た」=「勉強した」
になりがち
でも本来、
- 動画で学習した内容を自分の頭の中でもう一度整理してみる
- 学習した内容について誰かに説明する練習を繰り返す
などの、能動的な作業こそが学習の本質です。
進研ゼミやZ会、スマイルゼミでは、テキストを読んだりタブレットに表示される解説を読んだり・・・といった能動的な作業が基本となっていますが、
スタディサプリの場合は動画授業を見るのが基本動作となります。気をつけないと、ずっと受け身の姿勢で勉強に取り組むことになりがち。

「せっかく授業動画をたくさん見たのに、全然頭に入っていない・・・」という事態に陥らないために、
授業動画をただ見るだけではなく、受け取った内容を自分の頭の中で整理する
という本当の意味での”頑張る”作業に意識的に取り組む必要があります。
この意味でも、スタディサプリは勉強が得意な人向けの通信教育だと思います。
勉強が苦手な人は「授業動画を見まくる」という受動的でラクな勉強のやり方に走りがちです。ちゃんと理解し、ちゃんと身についているか確認する作業こそが大事なのに。
学校の授業についていける人じゃないとキツイ
スタディサプリの授業動画の長さは平均15分となっているようです。

サクッと何回でもくり返し見ようと思えるボリュームで、集中力が途切れにくそう。

動画が短いので、わからなかったところを繰り返し見やすい!
→勉強が苦手な人向けの教材だ!
って感じがしますが・・・
授業動画が平均15分と短いのは、学校の50分授業で理解するべき要点をギュッとまとめているからです。
もちろん説明が雑・・・っていうわけではありません。ですが、学校の授業に比べてスピードが速いのは事実です。
勉強が苦手な人・学校の授業についていけていない人にとっては、使いこなすのが難しい通信教育だと思います。
少なくとも、学校の授業のように「長い時間をかけてじっくり丁寧に解説してほしい」っていう人向けではありません。
勉強にそこまでの自信がない人は、進研ゼミかスマイルゼミにしておくのが無難です。どちらも幅広い学力層の人をターゲットにした通信教育です。
→進研ゼミ
逆に言うと、ここまで読んで「自分なら(うちの子なら)大丈夫そうだな」と思えた場合は迷わずスタディサプリでOKです。
誘惑に負けず、強い意志で主体的に勉強ができ、学校の授業にもそこまでの不安がない人にとっては、スタディサプリは最高の教材です。
他の通信教育よりも圧倒的に安いので、(使いこなせるのであれば)超オススメします。
※14日間無料体験できるので、使いこなせそうか実際に確かめることができます。
2025〜 重要な変更点
特にありません。
この記事で伝えたいこと
いろんな通信教育がありますが、
みんなタブレット学習に集約されていって、違いが非常にわかりにくくなっている…ってのが近年の通信教育業界の傾向です。

正直、どれを選んでも大差ないでしょ、
大事なのは勉強のやり方でしょ!って思います
ですが、進研ゼミ、Z会、スマイルゼミ、スタディサプリそれぞれに細かな違い・コンセプトの違いがあるのは確か。
そこをわかりやすくお伝えするのが、このブログの役目であり読者の皆様が期待していることだと思うので、
スタディサプリ高校講座のサービスの全てを徹底的に紹介するのではなく、
「ここに注目するべし!」っていう点をピックアップしてお伝えさせていただきます!
※細か〜いサービス内容については、公式ページが一番詳しいです(当たり前だけど
スタディサプリ高校講座の特別なところ

スタディサプリの主な特徴は次の3点!
- 専用タブレットではなく自分のスマホ・タブレット・パソコンを使う
- コストがかかる“余計なサービス”は提供しない
- 料金が安い
①自分のスマホ・タブレット・パソコンを使う

スマホやタブレットをすでに持っていれば新たに買う必要がない、という意味で財布に優しい!
ですが、記事の冒頭で言った通り、使いこなすのも難しいです。
②コストがかかる”余計なサービス”は提供しない
良く言えば、スタディサプリは余計なサービスがないシンプルな通信教育です。
誤解を恐れずに言うと「コストがかかるサービスは思い切ってカットしている」って感じ。
サービス・機能は最小限
- 紙テキストなし(ダウンロードはできる)
- 努力賞制度なし
- 添削指導なし
- 質問サービスなし(追加料金が必要)
スタディサプリの教材はすべて端末に配信されるので、紙テキストや付録は届きません。
また、Z会にあるような「レッスンに取り組むとポイントがたまって、そのポイントを好きなプレゼントと交換できる」という努力賞制度が用意されていません。

勉強して成績を伸ばす上で、
紙テキストを使いたかったら、学校で配られたものや本屋で買ったものを使えばいいし、
課題に取り組むと景品がもらえる仕組みなんて、別になくていいよね
って感じではあるので、合理的な判断だと思います。企業の利益的にもその方がいいでしょう。
さらに、Z会で提供されている質問サービスや添削指導(答案を提出して、誰かにチェックしてもらうサービス)が、スタディサプリにはありません。

添削指導に関しては、おそらく
「記述力・論述力を伸ばすためには、たまに答案をチェックするだけでは不十分。それこそ週に3回くらいのペースで頻繁に指導しなきゃ意味ない。
でもそんなサービスを提供しようと思ったら料金がものすごく高くなってしまう…!
だったら中途半端に添削指導サービスを提供するんじゃなくて、思い切ってカットしよう」
って考えているのだと思います。これも合理的な判断だと思います。
実際、記述力・論述力を伸ばすには徹底的なトレーニングが必要です(→学校の先生に頼んだ方がいいでしょう)。だとしても、僕は「ないよりはあった方がいい(→だから進研ゼミやZ会はエライ)」と思いますが。
このように、スタディサプリは「各家庭にモノを届ける」「質問に回答する」「答案を人がチェックする」というサービスを徹底的にカットすることで、コスト(配送費や人件費)をかけないようにしています。
これがスタディサプリの大きな特徴です。
③料金が安い
ただ、料金は圧倒的に安いです。全教科セットで月額約2,000円。

※1 出典:「子供の学習費調査(令和3年度文部科学省)」より高等学校(全日制) 学習塾費(支出者平均額)に「学校基本調査(令和4年度文部科学省)」公立・私立の児童数を加重平均し平均し作成
※2 合格特訓コース 10,780円/月の1年分
※3 ベーシックコース 12か月一括払い21,780円
引用:スタディサプリ公式ページ
12か月分一括払い | 月額1,815円 |
毎月払い | 月額2,178円 |
※税込
※入会金・退会金0円
さらに14日間無料体験ができます。自分に合うか?を確認するまでお金を払わなくてOKです。
※クレジットカード決済のみ対象。キャリア決済は対象外。
※体験期間中に解約すればお金はかかりません。

タブレット学習の基本的なサービスは揃っている
- 学習プラン作り(制限あり)
- 先取り学習・さかのぼり学習ができる
このあたりはZ会、スマイルゼミと同様です。
- くわしい説明
-
学習プラン作り
志望校や学習状況に応じて学習プランを提案してくれる機能が用意されています。
「いつ何を勉強するべきか」が表示されるので、
「どうやって勉強したらいいかわからない」っていう人でもだいぶ勉強しやすくなると思います!
※ただし、4月開始を前提としたプランしか提示してもらえないようです。しっかりサポートしてほしい場合は合格特訓コースに入会してね、っていうことだと思います。
小4〜高3の授業動画が見放題
スタディサプリに登録すると、小4〜高3までの5教科(国数理社英)の授業動画が見放題になります。
まだ学校で習っていない内容をどんどん先取り学習をすることもできるし、
「あれわかんなかったんだよな」っていう部分の学習内容にさかのぼって復習をすることもできます。
※小1~3の内容も利用可能(学び直しとして提供しているドリル演習中心の構成)
使いこなせるなら最高の通信教育
スタディサプリの主な特徴は次の3点!
- 専用タブレットではなく自分のスマホ・タブレット・パソコンを使う
- コストがかかる“余計なサービス”は提供しない
- 料金が安い
Z会がおすすめなのはこんな人!
- 強い意志で主体的に勉強できる人
- どんどん先取り学習したい人
- 学校の授業についていけている人
ベーシックコースと個別指導塾オンラインはどっちがいい?
- 2024年度で個別指導塾オンラインは終了し、2025年度からはベーシックコースのみになりました。
2つのコースがある

ベーシックコースと合格特訓コースの2つのコースがあります。
ベーシックコース
- 月額2,178円(毎月払い:税込)
- スマホ・タブレット・PCを使う
- 授業動画が見放題(小4〜高3の内容)
- 学習プランを提案
- 共通テスト対策講座
- 志望校対策講座
- リスニング対策
合格特訓コース
- 月額10,780円(毎月払い:税込)
- ベーシックコースのサービス+個別指導
個別指導
- 学習プランのカスタマイズ
- 質問できる(科目サポーター)
- 担当コーチによる個別指導


コースを途中で変更することも可能です。
どっちを選んだらいいか迷う人は、とりあえず最初はベーシックコースでいいと思います。
値段が安いので、塾・予備校とも併用しやすいです。
予習として使ったり、予備校で授業を受けたけどわからないことがある→「塾の先生って忙しそうで質問しにくい…」っていう時に、スタディサプリの授業動画を見て復習する、っていう感じ。
→「自分一人で勉強するのはキツイ。定期的なコーチングで刺激を受けたい」っていう人は合格特訓コースがおすすめ