2025【進研ゼミ 高校】難関大志望向けの√Route(ルート)とは?進研ゼミはもっと評価されるべき
2025年に新しくリリースされた、進研ゼミ高校講座のハイレベル版「√Route(ルート)」。
この記事では、ルートの特徴をわかりやすく整理するとともに、サービス内容が学力の向上にどれだけ役に立ちそうか?に関する僕の意見を述べたいと思います。
※2025年度の高校生向けです。
※2025年12月30日現在の情報です
【重要】普通の進研ゼミ高校講座は2026年にリニューアルされる
普通の「進研ゼミ高校講座」は2026年度からリニューアルされます。このリニューアルにより、ようやくベネッセの高校生向けサービスの3つの柱が整いました。
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難関大学を目指すわけじゃない人、普段の定期テスト対策に使いたい人は√Route(ルート)ではなく、普通の進研ゼミ高校講座に申し込んだ方がいいです。
難関合格 進研ゼミ√Route(ルート)は難関大志望の高校生向けのサービスという位置付けです。
→【進研ゼミ高校講座】2026年リニューアルで勝負をしかけてきた。が、果たして…?
- 過去の情報
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現在の進研ゼミ高校講座を受講中の人は、2027年3月号まで現行のサービスを継続して利用できます。※どうやら前年度まで進研ゼミ高校講座を受講していなくても、高2・高3生であれば紙の教材が届く旧ver.のサービスに申し込めるっぽいです。(2025.3.21追記)
今から申し込むのは不可!(2025.12.23追記)

以下は、ベネッセの新学習サービス
難関合格 進研ゼミ √Route(ルート)
についてです
「√Route(ルート)」の第一印象

2025年にルートが始まって、2026年に進研ゼミ高校講座がリニューアルしたのを総合的に見ると、
加入者が伸び悩んで好調ではなく、かつ、コスト=人件費・運送費がやたらかかっていた(だろう)ベネッセの高校生向け事業にテコ入れをしたなーーーという印象です。

実際、難関合格 進研ゼミ √Route(ルート)は、
今まで力を入れて作ってきた教材を活かしつつ
コスト削減に成功したという意味で経営的に優れた教材だなと思いました
「√Route(ルート)」が昔の進研ゼミと違うところ
- 「タブレット・PC・スマホを使うスタイル」に変わった
- 紙の教材が届かなくなった
- いつでも全範囲の教材を利用できるようになった(無学年制)
- 値段がかなり安くなった(1教科でも全教科セットでも)
ただ、利用者にとって最も大事なのは、(もちろんベネッセのコスト削減ではなく!)新しいシステムが学力の向上に役に立つのかということです。
では一体、「難関合格 進研ゼミ √Route(ルート)」はどんなサービスなのか?
進研ゼミ √Route(ルート)の中身
いろんな通信教育がありますが、みんなタブレット学習に集約されていって、違いが非常にわかりにくくなっている…ってのが近年の通信教育業界の傾向です。
ですが、進研ゼミ、Z会、スマイルゼミ、スタディサプリそれぞれに細かな違い・コンセプトの違いがあるのは確か。
そこをわかりやすくお伝えするのが、このブログの役目であり読者の皆様が期待していることだと思うので、進研ゼミ√Route(ルート)のサービスに関して「ここに注目するべし!」っていう点をピックアップしてお伝えさせていただきます!
- 志望大に合わせて、個別カリキュラムを組んでくれる
- 難関大志望の高校生に特化
- タッチペンは使わない
- 豊富な教材がいつでも使い放題
- 対話型AIで思考を引き出す
- 値段が安い
志望大に合わせて、個別カリキュラムを組んでくれる
ルートは難関大に合格するために必要なものを厳選して提供し、高校生に最適な道筋を示してくれるサービスです。だから「ルート」っていう名前なんだと思う。
一人一人に合った道筋を示してくれるのがこのサービスの売りなので、教材は月ごとの配信(みんなと同じペースでの配信)ではありません。
難関大志望の高校生に特化
ルートは難関大志望の高校生向けのサービスです。
かなりハイレベル。Z会をライバル視している感じがします。
ただ、難関大志望ではない高校生のことも考えて、「国公立大」「私立大」のスタンダードカリキュラムなるものを用意しているようです。
また、普段の学校の勉強にも使える仕様になっています。
このあたり、2026年リニューアルの「普通の高校生向け」の進研ゼミ高校講座とサービス内容が重複している感じがして、ちょっと気になります。
難関大受験対策に特化させて、ターゲットを明確にした方がよかったと思います。
タッチペンは使わず自分のノートで演習

進研ゼミ√Route(ルート)はタブレットにタッチペンで書き込む機能を必要としていません。
タブレット・スマホ・PCは教材を閲覧するためのもの、という位置付けです。
おそらく、進研ゼミ√Route(ルート)を作る(=タブレットを導入する)にあたって、
「そもそもタッチペンでタブレットに書き込んで学習する必要はあるのか?」という問いからスタートしたんだと思います。
でも、高校生は自分で丸つけできるし、書く量も増えるので、むしろタッチペン入力はストレスフルです。
反応が遅かったり、画面が小さかったりして扱いづらい。

って考えて、進研ゼミ√Route(ルート)では思い切ってタッチペンは使わないスタイルにしたんじゃないかなって思います。

書く量が多い高校レベルの学習には、タブレットにタッチペンで書き込むスタイルは非合理的。
進研ゼミ√Route(ルート)の「タッチペンは使わず自分のノートで演習」という割り切りはセンスが良いと思います。
ベネッセは大きな会社で、小学講座・中学講座・高校講座で開発部が(たぶん)分かれているので、高校講座だけで独自路線をとれるってのも理由として大きいかも。Z会やスマイルゼミは独自開発したタブレットを小学〜高校まで統一して使うことにこだわっている感があります

学習内容を自分でノートにまとめる行為が学習効率の向上につながることが、心理学の研究からもわかっています
(自己生成効果と言います)
あと単純に、問題演習は大きなノートやいらない紙を使ってガシガシやった方がやりやすいと思います

教材はスマホにも対応しています。通学中などのスキマ時間にもササっと勉強できます。
※スマホ、タブレット、PCで履歴が連動するので「タブレットで勉強した後に通学中にスマホで勉強」っていうのがやりやすい
豊富な教材がいつでも使い放題

進研ゼミが過去に開発した豊富で膨大な教材・参考書・過去問が使い放題・読み放題。(教材ライブラリー)
地味にすごい!って思います。たぶんこれが一番価値があるところ。
※今までは定期的に送られてくるから一度に全部使えなかったし、実物の冊子なので管理も大変でした。

いちいち本屋やAmazonで教材を探したり吟味したりする必要がなくなります。
それに、
電子端末でいつでもどこでも閲覧できるのも便利。
勉強中に「あれなんだっけ?」って疑問が湧いた時にササっと調べたりできます
対話型AIで思考を引き出す
55年の指導ノウハウと受験データをインプットした独自対話型AIが、
個別にカウンセリングして自分だけの勉強計画(合格ルート)を作成してくれたり、
問いかけをしてきて思考を引き出してくれたりします。


(おそらく)今回のリニューアルの一番の目玉。
学習の本質を突いた、とてもいいサービスだと思います
僕たち人間が「学習」する時には、
- 新たな学習内容を、すでに持っている知識や自分の言葉とつなげる
ということが行われています。
新しい情報について、詳細や理由を説明されるだけでは「自分の外から与えられた知識」のままにとどまってしまいますが、
「これって〜〜と似ているな。同じ原理なんだろうな。」「これって・・とは違うよね。」といった具合で、
新しい情報を「自分の脳の中にあるもの」とリンクすることで、記憶として保持されるようです。

AIとの対話によって、自分の脳の中にあるものが引き出されます
話し相手は機械だとバカにせず、しっかり取り組めば確実に力が伸びるでしょう!
値段が安い
値段は全教科セットで7,980円。
1教科なら月額3,980円です。
進研ゼミ√Route(ルート)に価値はあるか?

では、ルートに入会の価値はあるのか?
7教科24科目セットで、月額約8,000円。
そもそも通信教育とは
そもそも通信教育の最大の価値は「適切な教材を適切なタイミングで生徒に届ける」ことにより、「いま最も取り組むべき学習内容・教材を選ぶ手間がかからなくなる」ことにある。
授業を受ける(=サービスを利用する)ためにわざわざ通学したり、教材を選ぶためにわざわざ比較検討したりする手間をかける必要がないのが通信教育のいいところ。
月額8,000円というお金は、この手間の削減に対して支払うもの。
もちろん提供される教材の質はどうか?という点も重要だけど、全国の生徒向けに展開するサービスの授業動画・教材なので、一定のクオリティは担保されているはず。教育業界最大手のベネッセのサービスだし。
少なくとも、学校の教員の授業よりは品質のブレが少ないはず。学校の教員は忙しいし、正直言って当たり外れがある。わかりにくい授業も多い。僕自身、教員の時に「今回の授業むっちゃわかりにくかったなあ・・・生徒に申し訳ないわ・・・」って思っていたから間違いない。
通信教育としては十分
ルートに申し込むと、月額8,000円の対価として、ベネッセが用意した一定のクオリティが担保された質の担保された学習コンテンツを利用できる。これはかなりの価値がある。
進研ゼミが過去に開発した豊富で膨大な教材・参考書・過去問が使い放題・読み放題なのは、普通にすごいと思う。これまでのベネッセの企業努力の蓄積がここで実を結んだ、って感じ。教育業界最大手のベネッセにしか提供できないサービスだと思う。
もちろん、超難関大を目指す人向けの超人気講師(!)の授業のような超高品質なものではないかもしれない。でも、十分にわかりやすい授業・教材が提供されているだろう。
今はYouTubeで無料で授業動画を見られるじゃないか、と思うかもしれない。でも、YouTubeに投稿されている動画は玉石混交。再生数が多いからと言って、クオリティが高いわけでもないし。いい授業動画を探すのは本当に大変。
一定のクオリティが担保された授業動画・教材を見つける手間がかからない、というところに(特に大手の)通信教育の価値がある。そして進研ゼミはその価値を十分に提供できている。イマイチな部分があったら、教育業界を牛耳っているその莫大な資金力で素早く改善してくれるはず。この安心感も大手のサービスのいいところ。
ルートは全教科セットで月額8,000円。この値段は他社の通信教育に比べて結構安い。全然悪くないサービスだと思う。
高校生を信じてくれている
「進研ゼミ√Route(ルート)」は、難関大を目指す高校生へのサポートの、一つの究極の解答だと言える。
- 質の高い教材を十分な量、用意しておく
- その上で、志望校合格に向けてどう進めばいいか?の道筋(ルート)を示す
シンプルでありながら、極めて合理的なサービス内容。本質を突き詰めれば、学習サービスは最終的にここに行き着くよな、と思えるサービス。
僕が特に好印象を抱いたのは、「過剰なサービスを提供していない」という点に対して。
例えば、安い時給で大学生アルバイトを雇って行うコーチングや、返却までにタイムラグがあって効果が不透明な添削指導。こうしたプラスアルファのサービスを、ルートは提供していない。ルートは質の高い教材と、その使い方・道筋を示すことだけにあえて振り切り、割り切っている。
ベネッセは利用者のことを信じているのだと思う。
通信教育は、塾や家庭教師と違って「強制力」がない。それは確かに「通信教育の弱点」ではあるのだけれど、視点を変えれば、「自主的・自律的に学習せざるを得ない」ということでもある。ここを乗り越えることで、大人になってからより重要になる「自分で学ぶ力」が身についていく。それが通信教育の本質的な価値。
大人があの手この手で「子供にやる気を出させよう」としたり、「大人が上から無理に引っ張り上げよう」としたりするのではなく、
- 質の高い教材を十分な量、用意しておく
- その上で、志望校合格に向けてどう進めばいいか?の道筋(ルート)を示す
ここまではサポートするから、あとは自分で頑張りなさい。あなたならできるはずだ。これを乗り越えれば、大学受験の先でも役立つ「自分で学ぶ力」が身につくよ。少なくとも難関大を目指す人なら、それができるはずだ。
そうベネッセは信じているのだと思う。
もちろん、プラスアルファの余計なサービスを提供しないことで、「コストを抑えられる」というベネッセにとってのメリットもあるだろう。その狙いも当然あるはず。
だけれども、僕は単に「コストを抑えるため」だけではなく、高校生の学習はどうあるべきか?を突き詰めたら結果的にシンプルになった、というのが本質なんじゃないかと思う。

ルートは「大人の力で、志望校に合格させてもらう」サービスでは決してない。サポートを受けた上で、「自分の足で道を歩み、自分の力で志望校に合格する」ためのサービス。
このサービスの開発者には、その意志が感じられる。高校生を信じている。気概を感じるサービス。
その意味で、「大人に引っ張ってもらいたい。なんでもいいから合格させてほしい」と考えている高校生には向かないサービスだとは思う。そういう人は、勉強を強制してくれる厳しめの予備校に入ったり、大学生チューターが尻を叩いてくれるコーチング型の塾に入った方がいい。
逆に、「自分の力で合格をつかみ取りたい」って考えている高校生には、ルートはかなり良いサービスだと思う。そういう人にとって、十分に価値があるサービスだと思う。
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