このブログ記事は、そんなあなたに向けた記事です。
こんにちは。もちお(@softenisuke)です。
いざ勉強をする時(させたい時)、塾と通信教育ってどっちが良いのかな?って悩みますよね。
そこで本記事では、
中学生は、塾と通信教育のどっちにするのが良いのか
について、比較しながら説明をします。
この記事を読むと
- 塾のメリット・デメリットがわかる
- 通信教育のメリット・デメリットがわかる
- 塾と通信教育の選び方がわかる
この記事の信頼性
僕(もちお)は元社会科教員
ざっくりと学校の勉強の経歴(?)を書くと、こんな感じ。
- 小学生の時は偏差値40台だったけど、「学年で10位以内に入ったら携帯電話を買ってあげる」という親の甘い言葉で火がつき、猛勉強。その結果、
- 中学生では、塾に行かずに学年1位
- 高校では、学年で1ケタの順位をキープ
- 東大文科三類不合格
- 浪人(Oh…)
- 東大模試で文科三類1位
- 東大に合格
【中学生】塾か通信教育か?

何を大切にしたいのか?によって、塾が良いのか?通信教育が良いのか?(もしくは自力で勉強するのが良いのか?)は変わります。
というわけで、すべての人に当てはまる絶対的な答えって、ないんですよね。
最終的に、塾か通信教育かを選ぶのはこの記事を読んでくださっているあなたですが、「判断の手助けになればいいな」っていう思いで、塾と通信教育の特徴をまとめます。
※もしあなたが子供で、「勉強したい!塾と通信教育どっちにしようかな?」って迷っているのであれば、ぶっちゃけどっちでもOKです。自分の心の中に「勉強したい!」っていうアツい思いがあるなら、塾でも通信教育でも成績は伸びるはずです。
塾の特徴(メリット・デメリット)

メリットは青、デメリットは赤で書いています。
強制力 | 「●曜日の◯時から授業」って決まっているので、強制力がある。勉強をしたくない気分でも勉強をした感じがする。 |
---|---|
自分に合った勉強 | 集団塾の場合、レベル別で分けられる。「自分ひとりのための授業」はしてもらえない。クラス分けテストは毎回プレッシャーがかかる。
個別指導塾の場合、「自分ひとりのための授業」をしてもらえる気がするけど、実際はそこまででもない。 |
質問のしやすさ | 塾に行けば講師に質問ができる。 |
授業・教材の質 | 講師にアタリハズレがある。講師はただの大学生バイトだったりすることも多い。
一方で、講師のことが好きになった時の爆発力はハンパないw |
忙しさ | 塾が合格実績を獲得するために、宿題がたくさん出してきたりして、忙しくなる。学校の宿題もたくさん出た時はシンドい。
家と塾を往復する時間が正直もったいない。 |
部活との兼ね合い | 部活を早退したり休んだりしなきゃいけなくなる。振り替えが大変。
一方で、「塾のテストがあるので」って言って部活を休む口実を作ることもできる。 |
友達との関係 | 自分の学校だけじゃなく、違う学校の人とも友達になれる。一緒に頑張る仲間を作れる。
一方で、サボる友達と一緒になると足を引っ張られる。トラブルも起きやすい。 |
保護者(親)のチェック | 子供の学習状況をチェックするのはむずかしい。
逆に言うと、保護者(親)は塾にお任せ(丸投げ)できるので楽。 |
保護者(親)の負担 | 車での送迎が必要になることがある。特に夜遅い時間は心配。
あと、学校から帰ってきて塾に行くまでの時間に食べる軽食の準備がなにげに大変。 |
お金 | 通信教育よりも圧倒的に費用がかかる。子供が勉強する気がなければ、「塾はお金を捨てる場所」になることもある。 |
通信教育の特徴(メリット・デメリット)
引用:進研ゼミ
メリットは青、デメリットは赤で書いています。
強制力 | 強制力はないので、自分の意志で勉強をスタートしなきゃいけない。モチベーション維持がむずかしい。
一方で、学習計画を通信教育のタブレットが自動で作ってくれたりするので、スケジュール管理まではしなくて良かったりする。 |
---|---|
自分に合った勉強 | タブレット端末が「これをやるといいよ」「こうやって勉強するといいよ」って提案してくれるくらいハイテクになった。そのおかげで、自分に合った勉強をしやすい。 |
質問のしやすさ | 添削指導はしてもらえる通信教育が多いけど、直接リアルタイムでの質問はできない。学校の先生を活用することになる。 |
授業・教材の質 | 講師にアタリハズレはない。その反面、講師の選択肢がかなり限られているので、「この人なんかイヤ」って思ったらシンドい。 |
忙しさ | 宿題がたくさん出たりして、忙しくなることはない。自分のペースで学習できる。
どこかに通う必要がないので、移動時間がかからない。 |
部活との兼ね合い | 部活を早退したり休んだりする必要がない。
一方で、「塾のテストがあるので」って言って部活を休む口実を作ることはできない。 |
友達との関係 | 一緒に頑張る仲間を作るのは難しい。学校で友達が塾の話で盛り上がっていると、少し寂しい気分になる。
一方で、意識の低いサボる友達に足を引っ張られることはない。トラブルは起きにくい。 |
保護者(親)のチェック | 子供の学習状況をチェックしやすい。
逆に言うと、保護者(親)がチェックしないと勉強をしない可能性もあるので、そこは大変かも。 |
保護者(親)の負担 | 送迎は必要ないし、夜の外出を心配する必要もない。
あと、軽食の準備は必要ない。(その分、家で子供がおやつを食べまくる可能性もw) |
お金 | 塾よりも圧倒的に安い。
ただ、タブレット端末が故障した時のダメージはでかい。 |
https://softtennis-blog.com/correspondence-education-jhs-202004

僕の感想

すごく不適切な表現な気がしてならないんですけど、こんな感じだと思いました。
保護者(親)の「視界の外に放り出す」んだけど、放り出した先で「小屋飼い」をしたいなら塾
保護者(親)の「視界の中に入れる」んだけど、その中で「放し飼い」をしたいなら通信教育
でも、イメージはこんな感じですよね。
塾であろうが通信教育であろうが、子供に勉強させたいわけで。

で、「エサを食べさせる作業を完全にお任せしたい(丸投げしたい)!」なら塾、って感じ。
「小屋飼い」にしてエサを食べさせる作業を代わりにやってくれる分、お金がかかりますが、保護者(親)は楽です。
子供自身がエサを食べる気がなくても、無理やり食べさせようとしてくれるのが塾なんですよね。
決まった時間に決まった量のエサが出てくるので、勉強をする子供にとっても楽です。
あれこれ自分で考える必要はないんです。
ただ塾は、エサを大量に与えて「食え!」って言ってきたりもします。
大量に宿題を出したりするんですよね。
で、「みんな塾に行っているから」という理由で塾に通って、たくさん出された宿題を消化しきれず、身も心もボロボロになった中学生を、教員をやっていた時にたくさん見ました。(なぜか成績はそんなに上がらない)
なので、「小屋飼い」は楽な反面、そういうガチガチに管理された環境に適応できるか?っていうのがポイントになります。
https://softtennis-blog.com/correspondence-education-jhs-202004

引用:スマイルゼミ
一方で、「無理やり食べさせるのはイヤ!子供にある程度の自由を与えたい!」って思うなら通信教育、って感じ。
「放し飼い」にして子供の自主性にゆだねると、エサを食べる時間や食べる量を自分で考えるようになるので、子供は成長します。
「小屋」まで送り迎えしたりする必要もないので、親(保護者)としても楽。
ただ、自主性にゆだねているとあんまりエサを食べないこともあるわけです。
自動的にエサは出てこないし、「隣の友達がエサを食べているから、自分も食べよう」みたいなことはないんですよね。
そういう時は、保護者(親)の介入が必要になったりします。
で、介入したら「この後やろうと思ってたの!」って言われて、親子でケンカに発展することも。
通信教育の場合、保護者(親)が子供を信じつつ、良い感じの距離感で介入していくことが必要なので、ちょっと大変です。
ただ、保護者(親)が家の中でガチガチに束縛しない限り、「通信教育で身も心もボロボロになった」っていう中学生は見たことがないです。

保護者(親)の「視界の外に放り出す」んだけど、放り出した先で「小屋飼い」をしたいなら塾
保護者(親)の「視界の中に入れる」んだけど、その中で「放し飼い」をしたいなら通信教育
https://softtennis-blog.com/correspondence-education-jhs-202004

ぶっちゃけて言うと

ただ、ぶっちゃけて言うと。
どうやって育てたとしても、エサをどうやって与えたとしても、食べるかどうかはその人次第です。
記事の最初に書いた通りです。(↓)
※もしあなたが子供で、「勉強したい!塾と通信教育どっちにしようかな?」って迷っているのであれば、ぶっちゃけどっちでもOKです。自分の心の中に「勉強したい!」っていうアツい思いがあるなら、塾でも通信教育でも成績は伸びるはずです。
僕だったらこうする

じゃあどっちにすればいいんだよ!迷わせることばっかり言うなよ!って感じですよね。
僕だったら、「成績を伸ばすこと」だけにとらわれるんじゃなくて、「自分で学ぶ力を身につける」っていう視点を持たせたいなと思います。
大人になったら、「自分で学ぶ」ことが必要になるわけなので。
子供の頃の勉強で大事なことは2つあると思っています。
- 単に成績を伸ばす
- 自分で学ぶ力を身につける
それも大事だけど、「②自分で学ぶ力を身につける」っていう視点も同じくらい、いや、それ以上に大事なんですよね。
子供の時に成績が伸びなかったとしても、「自分で学ぶ力」を身につければ、大人になった後でもなんとかなります。
というわけで、「自分で学ぶ力を身につける」っていう視点を持ちたいし、子供に持たせたい。
なので、僕だったらこうします。
- 「自分で学ぶ力を身につけてほしい」って子供に伝える
- 塾と通信教育の情報(資料)を集めて、子供に渡す
- 「やりたいものがあったら教えてね」って子供に言う
で、子供の意見(とその理由)を聞いて、どうするか決めるって感じです。
(もし何も選ばなかったら、どうやって①②を達成するのか?について、子供の考えを聞く)
小学生向けの通信教育

中学生向けの通信教育
https://softtennis-blog.com/correspondence-education-jhs-202004
高校生向けの通信教育

通信教育を比較
おすすめな通信教育についてまとめました(各通信教育の比較)。



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