このブログ記事は、そんなあなたに向けた記事です。
こんにちは。もちおです。
本記事では、
中学社会(地理・歴史・公民)の参考書
の紹介をします。
この記事を読むと
- 学校の授業の補助に使える参考書がわかる
- 受験勉強に使える参考書がわかる
中学社会の問題集についてはこちらの記事です。

この記事の信頼性
僕(もちお)は、勉強が得意。
- 小学生の時は偏差値40台だったけど、「学年で10位以内に入ったら携帯電話を買ってあげる」という親の甘い言葉で火がつき、猛勉強。その結果、
- 中学生では、塾に行かずに学年1位
- 高校では、学年で1ケタの順位をキープ
- 東大模試で文科三類1位
- 東大に合格
僕(もちお)は、元社会科教員。
- 学習指導要領を熟知。
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目次
【中学生(高校受験)向け】社会科のおすすめ参考書
☆社会『わけがわかる中学社会』

値段 | 約1,200円 |
著者 | 学研プラス |
出版社 | 学研プラス |
出版年 | 2018年 |
もちおのおすすめ度 | ★★★★☆ |
学習内容ごとの「疑問」を出発点にして書かれています。
社会科の勉強をしていると、教科書に書いてある内容(覚える内容)をただ吸収していく…となりがちで、ワクワク感がなかったりして、つまらないと感じることが多いですが、この参考書は疑問を出発点にしているので良い感じ。
疑問→解答という構成になっているので、定期テスト前に友達や親と一緒に勉強する時にも使いやすいです。

疑問に答えるだけで終わりではなく、解説ページで、その疑問に関連することまで説明してくれているのが好印象。
教科書の内容が隅から隅まで載っているタイプの参考書ではないので、これ1冊だけで受験をするのはちょっと怖いかもしれませんが、取っかかりの1冊として、おすすめです。
社会科を楽しく勉強したい人におすすめ。
▶️『わけがわかる中学社会』っていう参考書を東大卒元教師がレビューする
☆社会『寝る前5分暗記ブック』

値段 | 約1,000円 |
著者 | 学研教育出版 |
出版社 | 学研プラス |
出版年 | 2013年 |
もちおのおすすめ度 | ★★☆☆☆ |
「寝る前に5分間読む」ために作られた参考書です。
寝る前の暗記は記憶の定着に良いらしいので、理にかなった本です。
手のひらサイズでコンパクト。
軽いので、ベッドで寝転びながら読むのに適しています。
これを読むと、いつの間にか眠りに落ちていそうで、寝不足が減るかも。

暗記作業に便利な赤シートも付いています。

ところどころで語呂合わせがあって暗記を助けてくれるので、勉強が苦手な人にもうれしい本かなと思いました。
あくまで「寝る前に5分間読む」本ですので、補助的に使う本です。
内容は濃くはありません。
ただ、「寝る前も勉強をがんばった!」っていう自信がつきそうなのは良いところかなあ、と。
この参考書は
- 中1
- 中2
- 中3 高校入試
の3種類あって、それぞれ、5教科の内容(英語・数学・国語・理科・社会)がまとまっています。
寝る前にスマホを見るクセがある人におすすめ。
●地理『中学校の地理が1冊でしっかりわかる本』

値段 | 約1,300円(単行本) 約1,200円(Kindle) |
著者 | 宮路秀作 |
出版社 | かんき出版 |
出版年 | 2017年 |
もちおのおすすめ度 | ★★★☆☆ |
教科書の内容がまんべんなく書かれているので、内容の抜け落ちがありません。

網羅性が高いです。
教科書の内容をしっかりと学びたい人向けかな、と。
参考書の作り方(「学ぶ順序」)が教科書と同じなので、参考書を読みながら「これって教科書のどの部分?」って探す必要がないのもポイントが高いです。

それぞれの項目で「ここが大切!」というポイントが書かれています。
正直、これといった特徴がない「普通の参考書」なのですが、クセがない分、使いやすい参考書だとは思います。

文章がやわらかい語り口で書かれていて、イラストもかわいい感じ。
地理の参考書で無難なものを探している人におすすめ。
▶️『中学校の地理が1冊でしっかりわかる本』を東大卒元教師がレビューする
●地理『テスト前にまとめるノート』

値段 | 約1,000円 |
著者 | 学研プラス |
出版社 | 学研プラス |
出版年 | 2013年 |
もちおのおすすめ度 | ★★★☆☆ |
授業の黒板みたいに、要点がまとまっています。
「学校の先生の黒板をノートにきれいにまとめました」感。
学校の授業を思い出しながら使う本かなあ、と思いました。
重要な用語(キーワード)は空欄になっています。
なので、授業の復習にも使えますし、問題集のようにも使えます。
赤シートも付属。
空欄の答えは、別冊の解答冊子にまとまっています。
ノート作りのコツも載っています。
あくまで「要点をまとめた本」なので、教科書や他の参考書のように「くわしく丁寧に解説する」タイプの本ではありません。
なので、復習用に使うべし。
「テスト前にどうやって勉強したらいいんですか?」っていう人におすすめ。
▶️『テスト前にまとめるノート』を東大卒元教師がレビューする
●地理『中学地理をひとつひとつわかりやすく。』

値段 | 約1,000円 |
著者 | 学研プラス |
出版社 | 学研プラス |
出版年 | 2017年 |
もちおのおすすめ度 | ★★☆☆☆ |
なるべく文章を少なくして、イラストを多くして作られた参考書。
「文章を読むのが苦手!」「勉強は超苦手!」っていう人でも投げ出さずに頑張れる参考書だと思います。

左側が解説のページ、右側が練習問題のページになっています。
左側の解説のページは5分、右側の練習問題のページは3分、って感じでテンポよく学習できると思います。
この参考書を使った解説動画がYouTubeにあがっているのが最大のウリ。
動画で、参考書だけだと理解しづらい部分を説明してくれるので、地理初心者にはおすすめです。
とはいえ、あくまで初心者向けの参考書ですので、はっきり言って内容は薄いです。
成績が良い人には向かない本なので要注意。
勉強が苦手、地理が苦手っていう人の1冊目としておすすめ。
▶️『中学地理をひとつひとつわかりやすく。』を東大卒元教師がレビューする
□歴史『集英社 学習まんが 日本の歴史』

値段 | 19,800円(20巻セット) 19,800円(Kindle版20巻まとめ買い) 1,100円(1冊バラ売り) 990円(Kindle版1冊バラ売り) |
著者 | あおき てつお他 |
出版社 | 集英社 |
出版年 | 2016年 |
もちおのおすすめ度 | ★★★★★ |
参考書とは言えないのですが、個人的にイチオシなので紹介します。
「日本史に野島あり」と言われた予備校講師の野島博之さんが総合アドバイザーになって作られた学習まんが。
出版年が2016年と新しく、東日本大震災など最近の出来事まで描かれています。

最新の研究成果をふまえて作られているので、「もしかしてこの説明は古いんじゃないか」って不安を抱くこともなし。
歴史の学習まんがの中で、ナンバー1だと思っています。
歴史の勉強ってイメージが大事。
このまんがを使えば、イメージをふくらませながら歴史の勉強をすることができます。
値段がかなり高いのがキツイところですが、監修者の野島博之さんは予備校講師ということもあって、このまんがは高校受験だけでなく大学受験にも使えます。
3〜6年使える、ってことを考えると、元が取れなくもないかなあ、とは思います。
「お金をたくさん払ったとしても歴史を真剣に勉強したい!」という人におすすめ。
▶️『集英社 学習まんが 日本の歴史』レビュー:楽しく深く正確に学べる漫画
□歴史『中学校の歴史が1冊でしっかりわかる本』

値段 | 約1,300円(単行本) 約1,200円(Kindle) |
著者 | 重野陽二郎 |
出版社 | かんき出版 |
出版年 | 2018年 |
もちおのおすすめ度 | ★★★☆☆ |
教科書の内容がまんべんなく書かれているので、内容の抜け落ちがありません。
網羅性が高いです。
教科書の内容をしっかりと学びたい人向けかな、と。

全てのページの全ての項目が、「疑問→解説」という流れで書かれています。
歴史の参考書にありがちな、「ただ事実が淡々と書かれている」感がないので、取っつきやすいかなと思います。

それぞれの項目で「流れを大づかみ!」というポイントが書かれています。
歴史の参考書で無難なものを探している人におすすめ。
▶️『中学校の歴史が1冊でしっかりわかる本』を東大卒元教師がレビューする
□歴史『三行で完全にわかる日本史』

値段 | 約1,400円(単行本) 約1,300円(Kindle) |
著者 | 野島博之 |
出版社 | 集英社 |
出版年 | 2018年 |
もちおのおすすめ度 | ★★★★☆ |
歴史の流れをつかむ上で外せない重要なテーマについて、三行で解説したあと、次のページでくわしく解説をしてくれます。

日本史の教科書だったら十行近く読まなければいけないところが三行で済むので、ざっくり学ぶだけだったら、時間を大きくかけることなく勉強することができます。
かといって、内容が薄すぎるわけでもなく。
やわらかい文章で、細かい歴史用語は出さずに解説してくれるので、わかりやすいです。
この1冊だけで受験に突入するのは無理ですが、「とりあえずざっくり歴史を勉強したい」という人は、持っておいても良いかもって感じ。
ざっくり歴史を勉強したい人におすすめ。
▶️『三行で完全にわかる日本史』レビュー:ゆるい文体なくせに短時間で歴史の本質を学べる本
□歴史『テスト前にまとめるノート』

値段 | 約1,000円 |
著者 | 学研プラス |
出版社 | 学研プラス |
出版年 | 2013年 |
もちおのおすすめ度 | ★★★☆☆ |
授業の黒板みたいに、要点がまとまっています。
「学校の先生の黒板をノートにきれいにまとめました」感。
学校の授業を思い出しながら使う本かなあ、と思いました。

重要な用語(キーワード)は空欄になっています。
なので、授業の復習にも使えますし、問題集のようにも使えます。

赤シートも付属。

空欄の答えは、別冊の解答冊子にまとまっています。

ノート作りのコツも載っています。
あくまで「要点をまとめた本」なので、教科書や他の参考書のように「くわしく丁寧に解説する」タイプの本ではありません。
なので、復習用に使うべし。
「テスト前にどうやって勉強したらいいんですか?」っていう人におすすめ。
▶️『テスト前にまとめるノート』を東大卒元教師がレビューする
□歴史『中学から使える 詳説日本史ガイドブック』

値段 | 約1,100円(上) 約1,100円(下) |
著者 | 野島博之 |
出版社 | 山川出版社 |
出版年 | 2016年 |
もちおのおすすめ度 | ★★★☆☆ |
通史を2冊に分けて解説しています。
- (上)原始〜江戸時代末
- (下)開国〜現代
「教科書に書いてあることは『つまりこういうことだよ!』」って説明してくれる本です。

内容的には、かなり本質を突いた感じ。
勉強になります。
ただ、注意点が。
「中学から使える」というタイトルなのでこの記事で紹介していますが、内容は大学受験レベルです。
中高一貫校の生徒や、高校の歴史を先取りで勉強したい生徒向けって感じなので、高校受験のために買うのはおすすめしません。
「大学受験まで見すえて先取り学習をしたい!」っていう人におすすめ。
▶️『詳説日本史ガイドブック』レビュー:バラバラな知識をまとめる日本史参考書
□歴史『中学歴史をひとつひとつわかりやすく。』

値段 | 約1,000円 |
著者 | 学研プラス |
出版社 | 学研プラス |
出版年 | 2010年 |
もちおのおすすめ度 | ★★☆☆☆ |
なるべく文章を少なくして、イラストを多くして作られた参考書。
「文章を読むのが苦手!」「勉強は超苦手!」っていう人でも投げ出さずに頑張れる参考書だと思います。

左側が解説のページ、右側が練習問題のページになっています。
左側の解説のページは5分、右側の練習問題のページは3分、って感じでテンポよく学習できると思います。
この参考書を使った解説動画がYouTubeにあがっているのが最大のウリ。
動画で、参考書だけだと理解しづらい部分を説明してくれるので、歴史初心者にはおすすめです。
とはいえ、あくまで初心者向けの参考書ですので、はっきり言って内容は薄いです。
成績が良い人には向かない本なので要注意。
勉強が苦手、歴史が苦手っていう人の1冊目としておすすめ。
▶️『中学歴史をひとつひとつわかりやすく。』を東大卒元教師がレビューする
▼公民『中学校の公民が1冊でしっかりわかる本』

値段 | 約1,300円(単行本) 約1,200円(Kindle) |
著者 | 蔭山克秀 |
出版社 | かんき出版 |
出版年 | 2018年 |
もちおのおすすめ度 | ★★★★★ |
教科書の内容がまんべんなく書かれているので、内容の抜け落ちがありません。
網羅性が高いです。
教科書の内容をしっかりと学びたい人向けかな、と。
解説が攻めていて面白いです。

例えば、「『官僚』って何をする人?」(p.64)では、このような記述があります。
官僚は、選挙ではなく「頭脳」でその地位を勝ち取っているため、いってしまえば、国民のための働きをしなくても職を失うことはありません。
そんな彼らがもしも私利私欲に走り、政策執行や監督権限を行使したら大変です。実際彼らは、議員のつくる法律の不備をついて許認可と呼ばれる細かい規則を何個もつくり、それで民間企業を縛り上げ、緩めてほしくば俺が省庁退職後、お前の会社に好条件で再就職させろ(いわゆる天下り)と脅すのです。……というといい過ぎかもしれませんが、実際、かつてはこのようなことがあったのです。
教科書ではここまで面白く書くことはできません。

他にも、生活の中で「あれ?」って思うことを解説してくれていたり、ぶっちゃけた解説をしてくれていたりして、読んでて笑えます。
教科書だと「つまんない」って思えた公民の勉強が、この『中学校の公民が1冊でしっかりわかる本』を使うと、とても面白く感じると思います。
個人的に、超おすすめの公民の参考書です。

図もわかりやすいです。
公民の参考書で一番おすすめ。
▶️『中学校の公民が1冊でしっかりわかる本』を東大卒元教師がレビューする
▼公民『中学公民をひとつひとつわかりやすく。』

値段 | 約1,000円 |
著者 | 学研プラス |
出版社 | 学研プラス |
出版年 | 2011年 |
もちおのおすすめ度 | ★★☆☆☆ |
なるべく文章を少なくして、イラストを多くして作られた参考書。
「文章を読むのが苦手!」「勉強は超苦手!」っていう人でも投げ出さずに頑張れる参考書だと思います。

左側が解説のページ、右側が練習問題のページになっています。
左側の解説のページは5分、右側の練習問題のページは3分、って感じでテンポよく学習できると思います。
この参考書を使った解説動画がYouTubeにあがっているのが最大のウリ。
動画で、参考書だけだと理解しづらい部分を説明してくれるので、公民初心者にはおすすめです。
とはいえ、あくまで初心者向けの参考書ですので、はっきり言って内容は薄いです。
成績が良い人には向かない本なので要注意。
勉強が苦手、公民が苦手っていう人の1冊目としておすすめ。
中学社会の用語集

【中学生(高校受験)向け】社会科のおすすめ参考書のまとめ
以上、
中学社会(地理・歴史・公民)の参考書
の紹介をしました。
ではでは、がんばりましょう。
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