「勉強ができる」より「自学自習ができる」を目指そう
学校の授業を受けて、放課後は塾に行く。
塾では、大人が用意してくれた「この通りにやれば合格できる」というスケジュールに沿って授業を受け、宿題をこなす。その結果、志望校に合格!!!
このような勉強を完全に否定するつもりはないけど、僕はちょっと注意しておいたほうがいい…!と思っています。
なぜかというと、それは「受け身での学び」に過ぎないことがあるからです。
「受け身」だとしても十分すごい

もちろん、言われた通りに勉強するのだって簡単なことではありません。誰にでもできることではない。むしろ、言われたことをちゃんとやれる人は、それだけで相当すごいだと思います。
「勉強ができるようになりたい」という気持ちで前向きに取り組めているなら、たとえ受け身であっても素晴らしいことに変わりはありません。
しっかり勉強して、良い成績を取って、学歴を手に入れる。それによって将来の選択肢が広がることも、現実として確かにあります。
でも、問題はその先です。
大人になってからも、その勉強の仕方のままで大丈夫でしょうか?
大人になると「受け身」だけではきつくなる

大人になると、誰も手取り足取り教えてくれません。塾も予備校もないし、「勉強しなさい」と言ってくれる人もいません。
もちろん今は、わかりやすく教えてくれる動画教材もたくさんあります。
でも、それを使うかどうか、どう使うか、いつまでにやるか。すべてを自分で判断し、自分で進める必要があります。
つまり、大人に必要なのは「自分で学び続ける力」。言い換えると、「自学自習ができる力」がものすごく大切になってきます。
自学自習ができる人はどんな場面でも強い

逆に言えば、「自学自習ができる力」がある人は、大人になってからも困りません。
たとえば、
- 新しい仕事を覚えるとき
- 興味のあることを深めたいとき
- 趣味や副業に挑戦したいとき
全部、「自分で学ぶ力」があればなんとかなります。
変化の速い時代こそ「自習できる力」が問われる

よく言われているように、今は時代の変化のスピードが本当に早いです。
スマートフォンが当たり前になったのは、この10年くらいのこと。AIやプログラミング、データ分析といった分野も、ちょっと前までは一部の専門家しか関わっていませんでした。
これから先も、今はまだ存在していない仕事や技術がどんどん登場してくるはずです。
そんな未来で必要とされるのは「昔、勉強ができた自分」ではありません。
「今、学び続けられる自分」です。
だから僕は、「勉強ができる」ことよりも「自学自習ができる」ことの方が価値があると思っています。
今から「自習できる力」を育てよう!

小学生・中学生・高校生の期間は、自学自習の力を育てるための絶好の練習期間です。
- 自分で勉強の計画を立て、
- 教材を探し、
- 内容を理解し、
- できているかを確かめ、
- 必要なら復習する。
小学〜高校の勉強では教科書の内容を身につけることが重視されがちですが、本当に大切なのは“自分で学ぶ力”を伸ばすことです。
わからないことが出てきたときに、「先生に教えてもらってないから無理」ではなく、
- 「とりあえず調べてみよう」
- 「AIに聞いてみよう」
- 「本を読んでみよう」
- 「自分なりに整理してみよう」
そんなふうに、一歩踏み出せる人になってほしいと思っています。
点数よりも、学び方
たしかに、点数はわかりやすい成果です。
でも、本当に大事なのは「どうやってその点数にたどりついたか」。
そしてもっと大事なのは、これから先、点数がつかない「学びの場面」でも学び続けられるかどうか。
「勉強ができる」ことを目指すだけでなく、「自学自習ができる」ことを目指していきましょう!





