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『中学地理をひとつひとつわかりやすく。』レビュー:超初心者向け

望岡 慶(もちお)
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今回は、学研プラスの『中学地理をひとつひとつわかりやすく。』という参考書のレビューをします!

 

[chat face=”mochioka-trans.png” name=”望岡 慶” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]学習教材について調べてまとめたブログ「もちおスクール」を運営しています。

このブログでは、読者の皆様が自分に合う教材を見つけられるように教材の特徴を中立の目線で紹介します!![/chat]

 

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『中学地理をひとつひとつわかりやすく。』はどんな本?

『中学地理をひとつひとつわかりやすく。』を東大卒元教師がレビューする

「地理は最低限で良い!100点満点の地理のテストだったら50点で十分!」っていう中学生におすすめな本です。

学研プラス (2021) 『中学地理をひとつひとつわかりやすく。』 学研プラス

値段 1,100円

学研プラス出版の本です。2021年に改訂版が出ました。

 

 

対象レベル

初心者レベルだと思います。本当に基礎中の基礎しか書かれていません。

 

文字が少ない(イラストが多い)

説明のための文章が圧倒的に少ないのが良いところ。

例えば、「世界には、どのくらいの人が住んでるの?」(p.20 ※旧版)という、世界の人口に関する説明のページでは、

 現在、世界には約74億人が住んでいます(2016年)。人口がもっとも多い国は中国で、2番目に多い国はインドです。

 【世界の人口密度 の地図】

 世界の人口は、急激に増加しています。とくに南アジアやアフリカの発展途上国では、「人口爆発」とよばれる急激な人口の増加がみられます。先進国では子どもの数が減る少子化がみられ、人口はそれほど増えていません。

 【おもな国の人口ピラミッド の図】

という構成になっていて、説明の文章はたったの5行です。その分、イラストや図を載せています。

 

たぶん、この参考書は文章を読むのが苦手な子供地理が本当に苦手な子供をターゲットにしているんだと思います。

[chat face=”mochioka-trans.png” name=”望岡 慶” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]そういう子供達でも投げ出さずに頑張れるように、なるべく文章の量を少なくしようと努力したんだろうな…と思えて、開発の様子を想像すると泣けてきます[/chat]

教科書のように、文章がずらーーーーっと書いてあると、それだけでやる気が出ない人っていますよね。そういった人でも使いやすく設計されています。

 

 

集中が続かない人でも使いやすい

この参考書は左側が解説のページ、右側が練習問題のページになっていて、一つの作業を長時間継続しなくて済むので、集中力がない人でも使いやすいです。

例えば、先ほどの「世界には、どのくらいの人が住んでるの?」(p.20 ※旧版)の内容のページの隣には、このような練習問題が載っています。

  • 現在の世界の総人口を、選択肢から選ぶ問題
  • 世界の人口の約6割が何州に集中しているかを、選択肢から選ぶ問題
  • 南アジアやアフリカの発展途上国でみられる急激な人口の増加の名称を答える問題
  • 先進国でみられる子どもの数が減る現象の名称を答える問題
  • 発展途上国に多い人口ピラミッドを、選択肢から選ぶ問題
  • 先進国に多い人口ピラミッドを、選択肢から選ぶ問題

 

たぶん、3分もあれば解き終えることが可能な問題の内容・量だと思います。

 

このような作り方がされた本なので、例えば

  • 左側の解説のページを読むのに5分
  • 右側の練習問題のページに取り組むのに3分

と、テンポよく学習ができるはずです。

 

解説を読むのに10分以上かかったり、練習問題がたくさんあって10分以上解き続けなければいけなかったりすると、途中で「もう疲れた。やーめた」ってなりがちですが、、、

って集中力が続かない人っていますよね。そういった人でも、一つの作業を長時間継続しなくて済む設計になっているので、使いやすいです。

 

 

参考書を使った解説動画がある

この参考書を使った解説動画がYouTubeにあがっています。一番のウリはこれ!

 

 

動画で、参考書だけだと理解しづらい部分を説明してくれています!ありがたい!!!

 

「文章を読んで自分で勉強するよりも、先生に説明してもらいたい」っていう人に、本気でオススメできる参考書です。

 

あと、学校の先生にとっても便利です。動画が授業の仕方の参考になるので。僕もこの動画を見て、授業での説明の仕方を考えたことがあります。

 

 

イラストが手書きタッチなので、自作プリントや板書の参考にしやすい

これは学校の先生向けの話。

イラストが手書きタッチなので、自作プリントや板書にそのまま使えます。

多忙で授業準備の時間がない教員には便利なはず。

実際、僕もこの参考書をもとにしてプリントを作りました。この参考書をもとにすると、無駄な説明が省かれたシンプルなプリントを作りやすいです。

 

 

問題点

『中学地理をひとつひとつわかりやすく。』を東大卒元教師がレビューする

文章を読むのが苦手ではない人・地理が本当に苦手ではない人がこの参考書を選ぶと、「なんだ、内容薄すぎるだろ」って思うことになります。

本当に基礎中の基礎しか書かれていませんので、この本でテスト満点は狙えません。

 

 

関連:中学社会の参考書・問題集を東大卒の元教員が紹介【おすすめ:高校受験】

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口コミ・評判

中学地理をひとつひとつわかりやすく。これも良かった~。年末に実家にかえったときにQR決済で30%還元だった地域だったので地元の本屋でこれを買って地理をやった。面白かった~。 地理見ると九州は伸びしろあるな~と感じる。 歴史と公民も買っておいたのでやる予定。

 

 

いろんな学習教材についてはこちら

中学社会の参考書・問題集

中学社会の参考書・問題集を東大卒の元教員が紹介【おすすめ:高校受験】

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高校日本史Bの参考書・問題集を東大卒元教員が紹介【大学受験にもおすすめ】

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日本の歴史の漫画を東大卒元教員が比較して紹介

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歴史・日本史の勉強法(覚え方)を東大卒の元教員が解説

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社会科の本質を解説するブログ・YouTubeはこちら

日本史まとめ記事【日本史サイト】

 

 

 

社会科(歴史・地理・公民)の内容について、本質的な部分をわかりやすく解説するチャンネルです。

【方針】

  • 「つまりどういうことなの?」「なんでこれが大事なの?」ってのを解説する(木で例えると、葉っぱの部分じゃなくて幹の部分を説明する感じ)
  • 細かい内容は省略する
  • 社会科は人間の営みに関する学問なので、当事者のことをちゃんとイメージする(人間の心理も考える)
  • 「社会は暗記すればOK!わからなくても覚えりゃいい!」っていう人を減らす

 

【対象】

  • 中学生〜大人(本質的な部分を解説しているので、中学社会にも高校社会にも対応しているはず!)

※細かい内容はあまり扱わないので、細かくてマニアックな内容を求めている人は満足できないと思います。マニアックさを求めている人は、別のチャンネルを観るのがおすすめです。

>>チャンネルはこちら

 

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ABOUT ME
望岡 慶(もちお)
望岡 慶(もちお)
思春期ブロガー
関東で生まれる → 公立中学校 → 公立高校 → 1年間浪人 → 東大(教育学部) → 東大院(教育学研究科) → 修士課程修了(教育学) → 公立中学校の教員に → 退職 → ブログをがんばる → ?
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