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子供に嫌われない子供の叱り方【頑張ってるのに報われない教員・親へ】

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親子の画像

 

スマホをいじる子供を注意する母親のイラスト
教員・保護者・親 「子供を叱ったら、子供にそっぽむかれたり無視されたり言い返されたりします。どうやって叱ったらいいですか。」

 

こういった疑問に答えます。

 

こんにちは。もっちです。

学校の教員や子供の親(保護者)など、子供と関わる立場にいると、子供への接し方で悩むことってありますよね。

子供が悪いことをしたから叱ったのに、なんでこっちが嫌われなきゃいけないの…
子供に真剣に指導したのに、そっぽむかれて、友達と私の悪口言うようになった…
子供を叱ったら、思いっきり言い返されて、こっちも言い返したらその後の関係が最悪になっちゃった…

僕も教員だったので、とてもよく分かりますし、悩みました。

 

そこで、本記事では、

①「ラインを超えていないけどダメなこと」はスルーせず、笑顔で注意する

②ラインを超えたら、真剣な表情で叱る

という内容について書きます。

 

記事で紹介する考え方で子供と接したら、何も意識していなかった時と比べて、人間関係は格段によくなりました。子供との接し方で悩んでいる特に若手教師の方、必見ですよ。

「ラインを超えていないけどダメなこと」はスルーせず、笑顔で注意する

笑顔の女性の画像まず、ラインについて説明します。

あのLINEじゃないよー!

子供がする「悪さ」には、いろんな種類があります。

なので、ラインを引きます。

【絶対許されないこと】

  • 命の危険に関わること
  • 他人を深く傷つける
  • 自分を大切にしない
  • 注意されているのに同じことを何度も繰り返す

ーーーーーー(ライン)ーーーーーー

 

【ラインを超えていないけどダメなこと】

  • 廊下を走る
  • 部屋の片付けをしない
  • 手を抜く
  • 給食当番の仕事をさぼる
  • 掃除をさぼる

    など

このようにラインを引いて(基準を決めて)、子供の言動をみます。

 

もし、

ダメなことをしていたとしても、ラインを超えていない場合は

笑顔で注意しましょう。

軽い口調で注意します。

ほんと、軽い口調で大丈夫です。

※怒鳴ったりしちゃゼッタイダメ。

 

で、注意する時には、必ずその理由を言いましょう

そうじゃないと、子供は分からないから。(言ってもわかんなかったりするんだけど。)

【注意】「おーい、それダメだよー。」(笑顔)

【理由】「◯◯になっちゃうから。」(笑顔)

 

子供がダメなことをする時って、大きく2パターンに分かれます。

①ダメだって分かってるくせに、ダメなことをする

②ダメだって分かっていなくて、ダメなことをする

②のように、ダメだって分かっていなくてやっちゃうパターンもあるんです。

なので、大人は必ず「それがダメな理由」も言うようにすべき!

 

ちなみに、

①のダメだって分かってるくせに、ってのはぶっちゃけムカつきますが!ラインを超えていなければ、ぐっとこらえて笑顔で注意です。

ラインを意識した指導の仕方をしないと、大変です。

全部本気で叱っちゃったら

怒っている女性の画像例えば、子供がしたダメなことに対して、全部本気で叱ったら、大人も子供も疲弊します。

そしてマズイことに、お互いの関係はどんどん悪くなっていきます。

で、「子供に指導が入らない」という状態にいずれなります

こうなったらオワリ\(^o^)/なので、

全部本気で叱るのはNGです!

もっとイライラするだけです。

 

学校現場で「いっつも怒鳴っている怖い先生」っていると思います。学校の先生方、こうなっちゃダメです。

どれだけ真剣に叱ったとしても、伝わらなくなります。

いっつも怒鳴っている怖い先生が叱る

 → 叱られた生徒「(また始まったよ…あーあメンドクセ)」

 → 周りの生徒「あいつ怒られてるよ クスクス」

 → 指導終了

 → 周りの生徒「おつかれー。あいつうざいよな。」

 → 叱られた生徒「それな!」

って感じに、真剣に叱って、その場でちょっと伝わっていたとしても、周りの生徒にかき消されたりします

そして、せっかく少し反省していた生徒も、

みんなの前で叱られた屈辱

の方に意識がいって、やがて

これくらいのことでなんでこんなに怒られなきゃいけないの

って思うことになったりします。

全部本気で叱るのはNGです!

 

思春期の子供は、感情が高ぶると大人よりも冷静には考えられなくなります(このことについては別記事に書きます!)。

でも、思春期の彼らだって、落ち着いて冷静に考えれば分かるんです。

軽く注意すれば、

これはダメだったんだ

っていずれ分かってくれます。

 

「全部本気で叱る」と、そのチャンスを台無しにしてしまうかもしれません

「ダメなこと」をスルーしちゃったら

逆に、子供がしたダメなことを、ところどころスルーしたら、子供は調子に乗ります。ガキんちょだから

で、叱った時に

この前なんも言わなかったくせにナンダヨ

と、彼らは自分の悪かったことを棚にあげて論点をズラしてきます。

 

なので、こうならないようにスルーはせず!笑顔で軽く注意しましょう。

ラインを超えたら、真剣な表情で叱る

真剣な表情の男性の画像でも!ラインを超えたら、真剣な表情で叱りましょう。

【絶対許されないこと】

  • 命の危険に関わること
  • 他人を深く傷つける
  • 自分を大切にしない
  • 注意されているのに同じことを何度も繰り返す

命の危険に関わること

命の危険に関わることは絶対ダメです。

これは大人がしっかりと教えてあげなきゃダメです。

例えば、ベランダの手すりに座ったり、失神ゲーム(もうやんないのかな..?)をやったり、などです。

取り返しがつかないからです。

他人を深く傷つける

他人を深く傷つける行為は絶対ダメですよね。

暴力などで身体的に傷つけるのはもちろん、悪口などで心理的に傷つけるのも、です。

相手の安全な生活を脅かす権利は誰にもないし、その相手のことを大切に思っている人(親とか)がいるはずだからです。

自分を大切にしない

自分を大切にしないのもダメです。

僕はどうせダメなんだって思って、自分の可能性をとざすような言動です。

可能性のない人間なんていないからです。

ただ、これを真剣に叱るにはお互いの間に相当の信頼関係がないとキツイですので、結構むずかしいです。

注意されているのに同じことを何度も繰り返す

注意されているのに同じことを何度も繰り返すのはアウトです。

自分を大切にしていないですし、注意をしている相手のことも大切にしていない行為だからです。

 

たぶん学校現場や家庭ではこれが一番多いんじゃないのかなと思います。

何度か笑顔で軽く注意して、それでも何度も同じ過ちをおかすようであれば、今度は真剣に叱ります。

真剣に話ができる環境を用意して(別室に移動するなどして)、真剣に叱りましょう。

 

ラインを超えていない時は笑顔で軽く注意するだけにしておいて、

ラインを超えた時(ここぞの時)に、真剣な表情で叱るようにすると、

子供も「いつもより真剣だ」と思って、真剣に話を聞いてくれるはずです。

(いっつも強く叱っていると、本当に伝えたい時に伝わらなくなってしまいます)

「キミの将来のために真剣に叱っている」というところがブレなければ大丈夫

子供を抱える男性の画像その時に、生半可な思いで叱ると、失敗します…。

指導する時に「キミの将来のために真剣に叱っている」という強い思いがあれば大丈夫です。

 

大人が子供に指導をするのは、

子供の将来のため

ですよね。

叱りながら、

このままだとキミのことが心配だ

というメッセージを本気で伝えます。(意識せずとも、真剣に話をすれば伝わるはず)

真剣に叱った後は、フォローを忘れずに!

真剣に叱った後、そのまま放置するよりも、フォローを忘れずに行うようにすると良い関係を築けます。

  • その後、子供ががんばったことを認めたり

  • 子供がダメなことをしなくなった時に「ありがとねー!」と伝えたり

などです。

 

周りの大人がフォローするパターンもありますが、このことについては別記事に書きます。

ただし、なかにはどれだけ思いを込めても伝わらない人もいる

残念なことに、残酷なことに、どれだけ真剣に向き合っても伝わらない場合もあります。

その時は、他の大人に代わりに言ってもらったり、もう少し子供の心が育ってから伝えたり、などが必要です。

真剣に向き合って伝わらなかった時はツライですが…。

まとめ

  • 「ラインを超えていないけどダメなこと」はスルーせず、笑顔で注意する
  • ラインを超えたら、真剣な表情で叱る
  • 「キミの将来のために真剣に叱っている」という思いがブレなければ大丈夫
  • 真剣に叱った後は、フォローを忘れずに!

子供と向き合うのは本当に大変ですよね。

日々、真剣に向き合っている親(保護者)や教員の方々を、心から尊敬します!

 

そんな方々にとって、少しでも役に立ったと思ってもらえてたらうれしいです。

 

今回書いた内容は、ベストセラーの『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』がベースになっています。

これを読んで僕の価値観は変わりました。子供の教育に携わる親・教員は必読です。

(読む順番は『嫌われる勇気』→『幸せになる勇気』です)

 

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<目次>

  • はじめに
  • 第1章 長時間労働の理由
  • 第2章 生産性を意識する
  • 第3章 教員の仕事との向き合い方
  • 第4章 スケジュール管理・タスク管理
  • 第5章 作業環境を整える
  • 第6章 教室環境を整える
  • 第7章 メンタルを整える
  • おわりに

 

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