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『三行で完全にわかる日本史』レビュー:ゆるく短時間で歴史の本質を学べる本

望岡 慶(もちお)
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  • なるべく短い時間で日本の歴史を学びたい
  • 歴史用語はたくさん出てこないでほしい
  • でも、本質はとらえて、歴史の流れはしっかりと学びたい

っていう人におすすめな『三行で完全にわかる日本史』という日本史の本のレビューをします!

 

[chat face=”mochioka-trans.png” name=”望岡 慶” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]学習教材について調べてまとめたブログ「もちおスクール」を運営しています。

このブログでは、読者の皆様が自分に合う教材を見つけられるように教材の特徴を中立の目線で紹介します!![/chat]

 

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『三行で完全にわかる日本史』はどんな本?

『三行で完全にわかる日本史』レビュー:ゆるい文体なくせに短時間で歴史の本質を学べる本

  • 野島博之(2018) 『三行で完全にわかる日本史』 集英社
  • 値段 1,404円(単行本)、1,264円(Kindle)

「日本史に野島あり」と言われた予備校(学研プライムゼミ)講師の野島博之さんの著書です。

 

『三行で完全にわかる日本史』レビュー:ゆるい文体なくせに短時間で歴史の本質を学べる本

この本は、歴史の流れをつかむ上で外せない重要なテーマをおさえています。

 

『三行で完全にわかる日本史』レビュー:ゆるい文体なくせに短時間で歴史の本質を学べる本

そして、それぞれのテーマについて、

  • 三行での解説
  • もう少しだけ詳しくした解説

の2つの形で説明をしてくれる本です。

 

忙しいけど学ぶ意欲のある人の時間を奪わない

歴史の流れをつかむ上で大切なポイント(テーマ)について、まるで新聞や雑誌の見出しかのように三行で解説してくれるので、

サクサク読み進めることができて、時間を節約しつつ学び直すことができます。

 

『三行で完全にわかる日本史』レビュー:ゆるい文体なくせに短時間で歴史の本質を学べる本

例えば、日本が太平洋戦争(第二次世界大戦)へと突き進む中で起きた超重要な五・一五事件について、このように三行でまとめられています。

首相・犬養毅が5月15日に海軍将校に暗殺される。

日本の民主主義は終わりを告げ、軍国主義へ。

国際連盟も脱退し、日本は世界から孤立していく…。

 

高校の日本史の教科書だったら十行近く読まなければいけないところが三行で済むので、時間を大きくかけることなく勉強することができます。

 

歴史の流れをしっかりと学べる

でも、三行だとしっかりと学ぶことはできないんじゃないの?

って思うかもしれませんが、大丈夫です!

 

『三行で完全にわかる日本史』レビュー:ゆるい文体なくせに短時間で歴史の本質を学べる本

「もう少しだけ詳しく」というページがあって、ここで重要なことはしっかりと説明してくれます。

 

「結局これだけの量の文章を読むんだったら教科書を読んだ方が良いんじゃないの?」って疑問が湧くかもしれませんが、これも大丈夫です!

教科書とはちがってかたい文章ではないですし、細かい歴史用語は出てこないです。

実際に読んでもらうと分かると思いますが、むしろかなり「ゆるく」解説してくれています。

 

 

『三行で完全にわかる日本史』はこのような作りをしているので、

  • 「三行」だけ読めば、サクッと歴史を勉強できる
  • 「もう少しだけ詳しく」の解説を読めば、もう少し深く勉強できる
  • でも、「もう少しだけ詳しく」の文章は硬くないしゆるいので、読むのにそんなに時間がかからない

という感じで、忙しいけど学び直しをしたい意識の高い大人の方にかなりありがたい本になっています。

 

ゆるいくせに本質を突いている

「でも、ゆるく書いてあるって聞くと内容的に間違っていないのか不安になる。日本人として恥をかきたくないから歴史を学びなおそうと思っているのに、学び直した歴史が「間違った歴史」だったら、結局恥をかくことになるよね。」

って思うかもしれませんが、、、大丈夫です!

 

『三行で完全にわかる日本史』レビュー:ゆるい文体なくせに短時間で歴史の本質を学べる本

 

ゆるい文体で書かれてはいますが、歴史の本質をしっかりと突いています。高校レベル(大学受験レベル)の本質的な部分をちゃんと説明してくれています。

 

例えば、江戸幕府の各種制度のところでは、

税金も通過ではなく基本兵糧米で取る。これが原因で、江戸幕府は米の値段によって税収が左右される、国庫収入が不安定な国家経営を強いられることになるのだ。

という解説がされていますが、これは江戸時代の歴史の流れをつかむ上で、超重要な話です。(多くの受験生はそんなに意識せずスルーしてしまっている、という部分でもあります)

 

このように、ゆるい文体ではありますが、歴史の本質をしっかりと説明してくれている本です。

こういう内容的な部分は、東大日本史の講座などを担当していて、超評価が高い野島博之さんが執筆した本ですので、安心して大丈夫です。

 

「間違った歴史を学んで、結局恥をかくかも」と不安になる必要はありません。

 

 

いろんな学習教材についてはこちら

日本史Bの参考書・問題集

高校日本史Bの参考書・問題集を東大卒元教員が紹介【大学受験にもおすすめ】

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中学社会の参考書・問題集

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日本の歴史の漫画を東大卒元教員が比較して紹介

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歴史の勉強法

歴史・日本史の勉強法(覚え方)を東大卒の元教員が解説

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社会科の本質を解説するブログ・YouTubeはこちら

日本史まとめ記事【日本史サイト】

 

 

 

社会科(歴史・地理・公民)の内容について、本質的な部分をわかりやすく解説するチャンネルです。

【方針】

  • 「つまりどういうことなの?」「なんでこれが大事なの?」ってのを解説する(木で例えると、葉っぱの部分じゃなくて幹の部分を説明する感じ)
  • 細かい内容は省略する
  • 社会科は人間の営みに関する学問なので、当事者のことをちゃんとイメージする(人間の心理も考える)
  • 「社会は暗記すればOK!わからなくても覚えりゃいい!」っていう人を減らす

 

【対象】

  • 中学生〜大人(本質的な部分を解説しているので、中学社会にも高校社会にも対応しているはず!)

※細かい内容はあまり扱わないので、細かくてマニアックな内容を求めている人は満足できないと思います。マニアックさを求めている人は、別のチャンネルを観るのがおすすめです。

>>チャンネルはこちら

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ABOUT ME
望岡 慶(もちお)
望岡 慶(もちお)
思春期ブロガー
関東で生まれる → 公立中学校 → 公立高校 → 1年間浪人 → 東大(教育学部) → 東大院(教育学研究科) → 修士課程修了(教育学) → 公立中学校の教員に → 退職 → ブログをがんばる → ?
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