地理参考書の最高峰『地理の研究』を社会科の元教員がレビューする
本記事では『新詳 資料 地理の研究』という本のレビュー(評価)をします!
『地理の研究』とは
東大受験生はとりあえず持っとけ!っていう本
値段 | 約1,000円 |
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著者 | 帝国書院編集部 |
出版社 | 帝国書院 |
出版年 | 2021年 |
もちおのおすすめ度 | ★★☆☆☆ |
東大受験生はとりあえず持っとけって感じです。
使い倒せ!ではなく「とりあえず持っとけ」。
これ以上くわしい地理の参考書はないと思う

教員採用試験に向けて改めて「受験勉強」をした時に、いろんな地理の参考書を探したのですが、
これほどくわしい解説が載っている地理の参考書を他に見つけることができませんでした。

東大地理に感して言うと、正直いって東大地理に特化した「良い参考書」ってないと思います。
この『新詳 資料 地理の研究』よりも上の参考書は存在しないかな、と。
「東大地理受験生は待っとけ」と書きましたが、東大地理に限らず地理受験生は持っておいて損はしません。
あなたが「センター試験(共通テスト)で70点取れればいいや」って思っているのであれば、この参考書は絶対に必要ないと思います。
ですが、「地理でなるべく高得点を取りたい!」のであれば、持っておいて得することはあっても損することはありません。
内容の割に、値段が安い

かなりくわしい内容が載っていて網羅性も高い参考書なのに、値段が約1,000円と安いです。
僕の感覚だと、こういう網羅性が高くて内容が濃い参考書は2,000円くらいするイメージ。
ですが、『新詳 資料 地理の研究』は約1,000円。コスパが高いです。
問題演習をしながら、くわしく知りたい部分を調べるために辞書的に使うべし

地理の基礎をある程度学んだ後って、問題演習をしながら深めていくことになると思います。
で、問題演習をすると
- 「ここよく分からないな」
- 「もう少しくわしく知りたいな」
と思うことがあります。
そんな時に、この『新詳 資料 地理の研究』を辞書的に使うと理解が深まるはずです。
社会科の教員にもおすすめ
ちなみに、教員にもおすすめです。特に中学校教員。
高校の地理教員とちがって中学校の教員は地理に特化しているわけではないはずで、
そうなると「地理の授業を考える時に、いろんな参考書を読みあさる」ということになるはず。
そんな時に、この『新詳 資料 地理の研究』を一冊持っておくと安心です。
まとめ
- これ以上くわしい地理の参考書はないと思う
- 内容の割に、値段が安い
- 問題演習をしながら、くわしく知りたい部分を調べるために辞書的に使うのがいい
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【方針】
- 「つまりどういうことなの?」「なんでこれが大事なの?」ってのを解説する(木で例えると、葉っぱの部分じゃなくて幹の部分を説明する感じ)
- 細かい内容は省略する
- 社会科は人間の営みに関する学問なので、当事者のことをちゃんとイメージする(人間の心理も考える)
- 「社会は暗記すればOK!わからなくても覚えりゃいい!」っていう人を減らす
【対象】
- 中学生〜大人(本質的な部分を解説しているので、中学社会にも高校社会にも対応しているはず!)
※細かい内容はあまり扱わないので、細かくてマニアックな内容を求めている人は満足できないと思います。マニアックさを求めている人は、別のチャンネルを観るのがおすすめです。