「地理のくわしい参考書が欲しいんだけど、『地理の研究』ってどんな感じかな」
このブログ記事は、そんなあなたに向けた記事です。
こんにちは。もちお(@softenisuke)です。
東大卒の元教員で、東大受験では地理を選択しました。
本記事では
という本のレビュー(評価)をします。
タップできる目次
『地理の研究』は東大受験生はとりあえず持っとけ。
『新詳 資料 地理の研究』は東大受験生はとりあえず持っとけ
です。
これで、レビューを終わりにします。
さよなら。
ってしてもいいくらいです。
ただ、それだと不親切すぎて●意が湧くと思いますので、この本の感想を3つ書きます。
【『地理の研究』の感想①】これ以上くわしい地理の参考書はないと思う

1つ目は、「これ以上くわしい地理の参考書はないと思う」です。
教員採用試験に向けて改めて「受験勉強」をした時に、いろんな地理の参考書を探したのですが、これほどくわしい解説が載っている地理の参考書を、他に見つけることができませんでした。
東大地理に感して言うと、正直いって東大地理に特化した「良い参考書」ってないと思います。
この『新詳 資料 地理の研究』よりも上の参考書は存在しないかな、と。
「東大地理受験生は待っとけ」と書きましたが、東大地理に限らず地理受験生は持っておいて損はしません。
あなたが「センター試験(共通テスト)で70点取れればいいや」って思っているのであれば、この参考書は絶対に必要ないと思います。
ですが、「地理でなるべく高得点を取りたい!」のであれば、持っておいて得することはあっても損することはありません。
【『地理の研究』の感想②】内容の割に、値段が安い

2つ目は、「内容の割に、値段が安い」です。
かなりくわしい内容が載っていて網羅性も高い参考書なのに、値段が約1,000円と安いです。
僕の感覚だと、こういう網羅性が高くて内容が濃い参考書は2,000円くらいするイメージ。
ですが、『新詳 資料 地理の研究』は約1,000円と、コスパが高いです。
【『地理の研究』の感想③】問題演習をしながら、くわしく知りたい部分を調べるために辞書的に使うのがいい

3つ目は、「問題演習をしながら、くわしく知りたい部分を調べるために辞書的に使うのがいい」です。
地理の基礎をある程度学んだ後って、問題演習をしながら深めていくことになると思います。
で、問題演習をすると
- 「ここよく分からないな」
- 「もう少しくわしく知りたいな」
と思うことがあります。
そんな時に、この『新詳 資料 地理の研究』を辞書的に使うと、理解が深まるはずです。
他の参考書を辞書的に使うと不完全燃焼感があったりするのですが、この『新詳 資料 地理の研究』ではそれがありません。
『地理の研究』は社会科の教員にもおすすめ

あなたが教員じゃないなら、読み飛ばしてOKです。
ちなみに、教員にもおすすめです。
特に中学校教員。
高校の地理教員とちがって中学校の教員は地理に特化しているわけではないはずで、そうなると
地理の授業を考える時に、いろんな参考書を読みあさる
ということになるはず。
そんな時に、この『新詳 資料 地理の研究』を一冊持っておくと安心です。
『地理の研究』のまとめ
以上、
『新詳 資料 地理の研究』
のレビューをしました。
まとめると、
- 問題演習をしながらやっていくことになると思うが、その時の辞書に使える
- これ以上くわしい地理の参考書はないと思う
- 内容の割に、値段が安い
- 問題演習をしながら、くわしく知りたい部分を調べるために辞書的に使うのがいい
となります。
合わせ買いさせるようであれですが、用語集も一緒に持っておくと、さらに理解が深まります。
というか地理の勉強をするにあたって、用語集は必須なので持ってない人はぜひ。
もちお(@softenisuke)でした。
夏期講習の情報はこちら
通信教育を比較
おすすめな通信教育についてまとめました(各通信教育の比較)。



進研ゼミ

- 全教科の対策をしたい!
- でも部活や習い事で忙しい!
- 自分で学習計画・学習内容を考えるのは苦手…
っていう人に向いているのが進研ゼミ。値段も比較的安めです。
くわしくは下の個別記事で。
家庭教師を探す
社会科の本質をわかりやすく【旧”社会科チャンネル”】
社会科(歴史・地理・公民)の内容について、本質的な部分をわかりやすく解説するチャンネルです。
【方針】
- 「つまりどういうことなの?」「なんでこれが大事なの?」ってのを解説する(木で例えると、葉っぱの部分じゃなくて幹の部分を説明する感じ)
- 細かい内容は省略する
- 社会科は人間の営みに関する学問なので、当事者のことをちゃんとイメージする(人間の心理も考える)
- 「社会は暗記すればOK!わからなくても覚えりゃいい!」っていう人を減らす
【対象】
- 中学生〜大人(本質的な部分を解説しているので、中学社会にも高校社会にも対応しているはず!)
※細かい内容はあまり扱わないので、細かくてマニアックな内容を求めている人は満足できないと思います。マニアックさを求めている人は、別のチャンネルを観るのがおすすめです。