【Z会 実力をつける地理100題レビュー】良い問題集。古いのが難点
本記事では、『Z会 実力をつける地理100題』のレビュー(評価)・感想について書きます!
『Z会 実力をつける地理100題』の基本情報
値段 | 約1,400円 |
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著者 | Z会出版編集部 |
出版社 | Z会 |
出版年 | 2010年 |
もちおのおすすめ度 | ★★★★☆ |
Z会の「実力をつける」シリーズの地理ver.です。
系統地理と地誌の問題が1冊にまとまっています。
構成はこんな感じ。
- 系統地理が50題(各項目5題ずつ)
- 地誌が40題(各地域5題ずつ)
- 実際の入試問題が10題(うち5題が論述問題)
『Z会 実力をつける地理100題』に思うこと
地理対策をガッツリするなら必携
「高校地理で実力をつけたいならこの問題集かなあ」といった感じ。
実は日本史ver.の問題集のレビューでは酷評しまくったのですが、この地理ver.は良い感じの問題集です。
日本史ver.とは違って、『Z会 実力をつける地理100題』には細かすぎる知識を問う問題があまり掲載されていません。レベル設定が絶妙。
僕自身、高校3年生の時と教員採用試験の時の合計2回、この問題集を使ってみましたが、日本史ver.とは違って完走することができました。
かなり問題数が多く、大学受験で問われるテーマをかなり幅広くカバーしているので、地理対策をガッツリするなら必携の問題集だと思います。
少し古いのが難点
ただ、難点は少し古い問題集であること。この『Z会 実力をつける地理100題』は2010年出版なので、約10年前の内容。
日本史や世界史の問題集の場合は多少古くても大丈夫な気がしますが、地理の問題集は古いと少し不安。地理は時事ネタが絡むので。
例えば、石油の産出量のデータってここ10年でわりと変わっていますよね。
大学受験業界には地理の問題集にももっと力を入れてほしい。やる気なさすぎ。
ただ、これ以上に出来の良い問題集は全然ないので、『Z会 実力をつける地理100題』を選ばざるを得ないのが実情。
解説が充実
『Z会 実力をつける地理100題』のいいところは解説が充実しているところ。
問題冊子よりも解説冊子の方が分厚い仕様です。ありがたい。
論述対策もできる
あと、論述問題対策にも力を入れている問題集だなあという印象も受けました。
論述問題(記述問題)がたくさん掲載されています。
全て真面目に論述するのではなく、「問題をパッと見て頭の中で文章を構築して、解答・解説を読む」というやり方をしてもOK。
東大受験にも使える
個人的には、東大受験生もやっておくべき問題集だと思います。
東大地理に必要な基礎知識を満遍なく身につけることができる問題集なので。
もちろん、東大地理は出題の切り口が特殊なので、この問題集だけで東大地理対策が完璧になるわけではありません。
過去問をやる必要があります。
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