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『村瀬のゼロからわかる地理B』を東大卒の元社会科教員がレビュー

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『村瀬のゼロからわかる地理B』のレビュー(評価)・感想を書きました!

『村瀬のゼロからわかる地理B』

値段約1,700円(系統地理編)
約1,700円(地誌編)
著者村瀬哲史
出版社学研プラス
出版年2018年
もちおのおすすめ度★★★★★

「ネプリーグ」などのテレビ番組にも出演している村瀬哲史さんの参考書です。

僕の評価

『村瀬のゼロからわかる地理B』の画像

テレビ番組に出る予備校講師の参考書って…大丈夫なの?って不安かもしれませんが、この参考書は問題なし!

迷ったら、とりあえずこれを選べばOKだと思っています。

センター試験(共通テスト)対策・二次試験対策のベースとなる知識・考え方を解説してくれている良書。

「学校の定期テスト対策をしたい」「センター試験の地理対策をしたい」「私大・国公立の地理対策をしたい」という全ての思いに応えてくれます。

評価が高めな理由

『村瀬のゼロからわかる地理B』の画像

僕的に高評価な理由は3つあります。

  1. 「なんでそうなるのか」の説明が丁寧で、良い意味で親切すぎ
  2. イラスト・図・表がわかりやすい
  3. センター〜東大まで全てのレベルに対応できる

①「なんでそうなるのか」の説明が丁寧

説明がものすごく丁寧です。「階段をひとつずつのぼるように」説明してくれる感じ。

「なんでそうなるのか」を説明する時、不親切な参考書って「階段を2段飛ばしでのぼるように」説明するんですよね。

もっと不親切な参考書だと「なんでそうなるのか」を全く説明してくれなかったり・・・。

一方、『村瀬のゼロからわかる地理B』は物事の理由を階段をひとつずつのぼるように丁寧に、飛躍なしに説明してくれます。

なので、学校の授業だったらわからなかった部分でも「あーなるほど!そういうことか!」って思う機会が増えると思います!

『村瀬のゼロからわかる地理B』の画像
『村瀬のゼロからわかる地理B』の画像

例えば「なんで石油は新期造山帯でとれるのか?」の説明はこんな感じ。丁寧で親切!

『村瀬のゼロからわかる地理B』の画像

丁寧に解説してくれているからこそ、こんなに分厚い(苦笑)

ざっくり教科書の2倍の厚さなので、教科書の2倍、丁寧に解説してくれているって感じかな。

②イラスト・図・表がわかりやすい

イラスト・図・表がわかりやすいです。

『村瀬のゼロからわかる地理B』の画像

ちょっとかわいくて親しみを持てるタッチで描かれているのも良い感じ。

リアルに伝えたい時は写真を使って、仕組みを伝えたい時は手書きっぽい図を使って…というように、使い分けてくれています!

『村瀬のゼロからわかる地理B』の画像
『村瀬のゼロからわかる地理B』の画像

③共通テスト〜東大まで全てのレベルに対応できる

全レベルに対応した参考書です。

この1冊(系統地理と地誌で合計2冊だけど)で、センター試験から東大の二次試験まで対応できます。

※東大の試験は特殊なので(今まで一度も見たことがないような問題で思考力を問うので)、この参考書で知識を身につけた上で別のトレーニングを積む必要があるけど

『村瀬のゼロからわかる地理B』の画像

知識的には『村瀬のゼロからわかる地理B』は網羅性が高い(抜け落ちが少ない)です。

『村瀬のゼロからわかる地理B』の画像

「え、東大も対応できるって…ってことは共通テストには必要のないことまで書かれてるの?」って思うかもしれませんが、地理は共通テストでしか使わない人も安心してOK

東大の地理は細かいことが問われるというよりも、共通テストのレベルをおさえたうえで丁寧に説明する力・思考力などが問われる試験なので。

東大地理に対応できるくらい、『村瀬のゼロからわかる地理B』は丁寧で親切で網羅性が高いです。

しっかりと取り組めば共通テストでも高得点が取れるはず!

※逆に言うと、解説が丁寧でボリュームがあるので「共通テストレベルの地理を2週間でなんとかしたい!」っていう超絶急いでいて切羽詰まっている人には向かないと思います。

読み込むうちに気になり始めた点

網羅性は高いけど、

「必要な知識をとりあえず詰め込みました!」感を感じるようになりました。

カテゴリー別にキレイに整理されていないというか、分類のレベルが揃っていない(=何が抽象概念で、何が具体概念なのか?の区別が曖昧)というか。

著者本人もしくは編集者が、レベルを揃えて物事を整理することが苦手なのかも(本当は地理のことよくわかってないのかも…?)・・・って疑ってしまうレベル

ただ現状、これ以上しっかりまとまった地理の参考書はありません

ってことで、迷わずこの参考書を買って大丈夫!説明自体はわかりやすいし!

評判

「こんなにおすすめするって怪しい…このブログの筆者(モチオカ)って村瀬と裏でつながってるんじゃないの?」って思われそうなくらい絶賛しているのですが、裏でつながってはいませんw

一応、Twitterで評判を探してみました↓

村瀬のゼロからわかる地理B(地誌編)を1周した効果が出たわ

https://twitter.com/kapustinica/status/1256485455677153280

村瀬のゼロからわかる地理Bを読んだだけで8割取れるようになるので初学の方は絶対買った方がいい

https://twitter.com/a_t_a_k_e_s_h_i/status/1542053018157588480

前で村瀬のゼロからわかる地理B読んでる子がおる……その本いいよな、わかる。頑張れ

https://twitter.com/Tp9JWiU8LCDOGp0/status/1622177670565101576

地理を独学していたときは、『村瀬のゼロからわかる地理B』の上下巻を中心に読み込んでましたが、センター・共テ地理7-8割は余裕で狙えるくらいの知識はつくと思います。もうちょっと先まで勉強したい場合は『新詳資料地理の研究』がオススメです。

おすすめの使い方

『村瀬のゼロからわかる地理B』の画像

とにかく、まずは1周ざっくりとでも良いから読むのが良いかなと思います。

1周するのにあんまり時間をかけすぎると気力が失われてくるので、ざっくりと素早く1周。

で、1周した後、問題集(共通テストの問題集)を実際に解いてみるのをおすすめします!

たぶん間違えまくると思うけど、それでOK。

問題集を解く

→間違えたところについて、『村瀬のゼロからわかる地理B』の該当部分を読んで復習する

ってのをひたすらくり返すっていう感じ。

『村瀬のゼロからわかる地理B』の画像

問題集を解きつつ、知識を固めていくイメージです。

地理は時間をガッツリかけられる科目ではないはずなので、問題演習しつつ知識を吸収していくのがおすすめ!

まとめ

『村瀬のゼロからわかる地理B』の画像

「良い参考書かな」って悩まなくてOK!迷わず買うべし。

理由

  • 「なんでそうなるのか」の説明が丁寧で、良い意味で親切すぎ
  • イラスト・図・表がわかりやすい
  • 共通テスト〜東大まで全てのレベルに対応できる

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  • 「つまりどういうことなの?」「なんでこれが大事なの?」ってのを解説する(木で例えると、葉っぱの部分じゃなくて幹の部分を説明する感じ)
  • 細かい内容は省略する
  • 社会科は人間の営みに関する学問なので、当事者のことをちゃんとイメージする(人間の心理も考える)
  • 「社会は暗記すればOK!わからなくても覚えりゃいい!」っていう人を減らす

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  • 中学生〜大人(本質的な部分を解説しているので、中学社会にも高校社会にも対応しているはず!)

※細かい内容はあまり扱わないので、細かくてマニアックな内容を求めている人は満足できないと思います。マニアックさを求めている人は、別のチャンネルを観るのがおすすめです。

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  • 社会科は人間の営みに関する学問なので、当事者のことをちゃんとイメージする(人間の心理も考える)
  • 「社会は暗記すればOK!わからなくても覚えりゃいい!」っていう人を減らす
  【対象】
  • 中学生〜大人(本質的な部分を解説しているので、中学社会にも高校社会にも対応しているはず!)
※細かい内容はあまり扱わないので、細かくてマニアックな内容を求めている人は満足できないと思います。マニアックさを求めている人は、別のチャンネルを観るのがおすすめです。

>>チャンネルはこちら

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POSTED COMMENT

  1. ヨッシー より:

    時々昔の勉強を復習してみたりしている高年齢の嘱託会社員です。
    今回は地理をやってみようかと思ってこの書籍を買ってみたのですが、実は読み進めません。というのも私は赤緑色盲とか赤緑色弱とか言われるものです。(所謂色覚異常)
    色盲とか言っても色が見えない訳ではなく、運転免許証も難なく取れました。しかし一部の色の細やかな違いが分からないことがあります。
    私のような人間は4%ほど居るようです。小中学校時代、クラスに2人くらいは居ました。
    その私から見るとこの書籍は大変きれいで魅力的に見えたのですが、様々なデータを地図上に色分けで示してあるのが実はそれだけのデータでは区別がつかないのです。
    下部などに色ごとに何を示しているか表示してありますが、この色と地図上の色が判然としないのです。例えば色ごとの区別のほかに番号とか記号とかが付いてあり、地図上の色の区分にも同じ番号、記号があれば非常に分かり易いのでしょうが、色だけで判断することは到底無理です。
    私が昔学校に行っていた時代はこんなにきれいな色使いは無かったので、かえって何の苦労もなく勉強することが出来ましたが、今こんなふうに色だけで判断しなければならないとすると、現在勉強中の4%の生徒、学生は大変な環境の中にあると言えます。本当に驚きです。色覚異常の人は他人の助けを借りないと独力では勉強できない事になるでしょう。困った時代になったものだと感じます。
    一般的には現代社会は色覚異常について以前より認知されるようになって、無用な差別がされないようになってきたと思っていたのですが。。。
    例えば私の時代、色覚異常の人間が理工系に進むには東大など一部の大学以外は健診で落とされましたが、現在はそんなことはなくなったとかなり以前聞きましたが。
    非常に心配です。
    本文の内容ではなくて図表に関する問題提起で申し訳ないのですが、4%の生徒、学生に代わって発言させて頂きました。
    本来これは出版社に対していう事なのでしょうが。ここにCOMMENTとあったので取り敢えず。

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