「進研ゼミの教材ってどんな感じなのかな?」って気になっている人向けに、進研ゼミの教材の特徴についてまとめました!
本記事の内容
- 進研ゼミの教材の特徴(メリット)
- 進研ゼミの教材の弱点(デメリット)
このブログでは、読者の皆様が自分に合う教材を見つけられるように、教材の特徴を中立の目線で紹介します!!
執筆者について
僕(もちお)は元社会科教員
ざっくりと学校の勉強の経歴(?)を書くと、こんな感じ
- 小学生の時は偏差値40台だったけど、「学年で10位以内に入ったら携帯電話を買ってあげる」という親の言葉で火がつき、猛勉強。その結果、
- 中学生では、塾に行かずに学年1位
- 高校では、学年で1ケタの順位をキープ
- 東大文科三類不合格
- 浪人
- 東大模試で文科三類1位
- 東大に合格
この記事を書こうと思った理由
まず最初に、なんでこの記事を書こうと思ったのかというと、、、
進研ゼミの教材はかなり充実している

進研ゼミを運営しているベネッセさんから教材を実際に見せていただいて(←小1〜高3まで全部)、進研ゼミの教材の充実ぶりにビックリしたからです。
もともと進研ゼミの教材ってすごい充実してるよな・・・とは思っていたんですけど、その印象を超えてきた感じ。
でも、、、
進研ゼミの教材は過小評価されている
「進研ゼミってイマイチだよね」ってよく聞きませんか?なんかわからないけど、進研ゼミは超絶上から目線の評価をされている雰囲気がある。教育業界の最大手のベネッセ憎し!みたいな。大企業がやっていることはとりあえず叩く!みたいな斜に構えた感じ。
で、僕たち一般人はそういう口コミ(「進研ゼミはひどいよ〜」っていうレビュー)に影響されてしまう。
悪い口コミを聞いて動揺してしまうってのはわからなくはないです。
「塾に通わせようかな?通信教育にしようかな?通信教育ならどれがいいかな?」って迷っている時って、「失敗したくない」って不安に思っているはずなので。
ただ、本当にその悪い口コミは進研ゼミの教材の実態をしっかり捉えたものなのか?ってのは気になります(ていうか正直かなり疑問)。
実際に進研ゼミの教材をちゃんと見たら「進研ゼミってイマイチだよね」とは言えないはずなんですよ。

他の通信教育と比べると、進研ゼミの教材は圧倒的に充実しています。進研ゼミの教材がイマイチってことはないはずなんです(←教材の解説で不十分なところは毎年アップデートされているはずだし)。
だから「進研ゼミってイマイチだよね」ってドヤ顔で批評する人って、単に教材をしっかり使わなかった(勉強自体をそこまで頑張らなかった)だけなんじゃないかなって気がしています(違ったらすみません)。「進研ゼミがイマイチ」だったんじゃなくて、「その人が通信教育をやる力を持っていなかった」ってことなんじゃないかなって(違ったらすみません)。
迷っている人は自信をもって進研ゼミを選ぶべし
くどくて申し訳ないですが、
他の通信教育と比べると、進研ゼミの教材は圧倒的に充実しています。
僕はこのブログの運営を通して通信教育業界にだいぶ詳しくなっているので、それなりに説得力はあるんじゃないかな・・・と思っています(←自分で言うなって感じではありますが、いろんな通信教育についてかなり時間をかけて調べたので、確固たる信念を持って書いています!!!)。
※もちろんベネッセさんから教材を送っていただいたので、そのお礼の気持ちを込めて書いている・・・っていう側面もあります。教材を送っていただいている時点でベネッセさんと協力関係にあるのは事実です。
※なので、僕を全面的に信用する!なんてことはせず(←そんな人いないと思いますが・・・)、申し込みをするかどうかは、この記事を読んだ上でご自身の納得のもと決めてください。
※大事なのは「他人が薦めた教材を使うこと」「周りからの評価が高い教材を使うこと」ではなく、「自分で納得した教材を使うこと」、そして何より「早く教材を決めてさっさと勉強をスタートすること」だと思っています!
ってことで、進研ゼミの教材の特徴について説明していきます!(まじで前置き長くてスミマセン)
【全学年共通】進研ゼミの教材の特徴(メリット)
教材の種類・サポートが充実している
紙のテキスト
画像は中1講座のもの
タブレットを使う学習スタイルを選択した場合でも、紙のテキストも少し届きます。
これが地味に便利。学校に持っていけます(→テスト前の自習時間などで使える)。
デジタルの教材
進研ゼミ中学講座の教材
映像教材を利用できます。理科社会の学習は映像を使った学びと相性が良い!(←算数・数学の図形も)
オンラインライブ授業
画像は進研ゼミ小学講座のもの
通信教育を使った勉強は自主性が求められることが多く、教材をためがちですが、
オンラインライブ授業は日にちが決まっているので後回しにできず、強制力が働くの良いところ。
※当日ライブに参加できなくても、後日録画がアップされるので好きなタイミングで見ることもできます!
添削指導
画像は進研ゼミ小学講座のもの
添削指導があります。
質問できる
画像は進研ゼミ高校講座のもの
質問に答えてくれるサービスを利用できます。
保護者と子供の関わり方を教えてくれる
画像は進研ゼミ小1講座のもの
子供との関わり方のヒントなどが載っています。困った時に参考になりそう。
ここまで充実しているのは本当にすごいです。さすが教育業界最大手!って感じ。進研ゼミが最も万人受けする教材(ミスマッチが起こりにくい教材)だと僕は思います。
正直、他の企業がこのレベルに追いつくのは難しいかも・・・
→他の通信教育は何かしらトガらせて勝負をしている感じがする
(例)
- Z会:勉強が得意な人をターゲットにしている
- スマイルゼミ:タブレット1台しか使わない(←紙の教材や付録は一切届かない)
飽きにくい & 自分に合うものを見つけやすい
ここまで教材が充実しているので、いろんな手立てを試しやすい!っていうメリットもあります。
教材の種類が豊富であることのメリット
- 一つのやり方で飽きてしまっても、別のやり方で勉強しやすい
- 自分に合った教材・学び方を見つけやすい
教材が偏らない

本屋に行ったりして保護者もしくは自分で教材を選ぶとなると、どうしても教材のジャンルが偏りがち。
※「自分が子供の頃はこうやって勉強した」っていう自分なりのやり方を、保護者の方が無意識に子供に押し付けてしまう可能性もある
もちろん自分で教材を選ぶ力も育てる必要はあります(←大人になった時のことを考えると、自分で選ぶ力は必要)。
でも、「どんな教材を選べばいいのかわからない」「何から手をつけたらいいのかわからない」っていう人が多いはず。っていうか普通はそうです。
その点、進研ゼミは毎月いろんな教材を届けてくれるので便利です(→自分で教材を選ぶ力は、本屋に行って+αの教材を探す中で身につけていけばいいと思います)。
他の人と一緒に勉強できる工夫がある
通信教育の最大の弱点は「自分一人で頑張らなきゃいけない」「いまいち強制力が働かない」っていうところ(だからこそ、誰かと一緒に勉強した気になれる塾が人気なんだと思います)。
ですが、進研ゼミには「他の人と一緒に勉強できる」仕組みが用意されています。
オンラインライブ授業(小学・中学・高校)
画像は進研ゼミ小学講座のもの
通信教育を使った勉強は自主性が求められることが多く、教材をためがちですが、
オンラインライブ授業は日にちが決まっているので後回しにできず、強制力が働くの良いところ。
※当日ライブに参加できなくても、後日録画がアップされるので好きなタイミングで見ることもできます!
進研ゼミは「教材を届けて終わり!」っていう通信教育ではないということ。これは結構すごいことです!(←こういうのをやろうと思ったらかなりコストがかかるので・・・さすが最大手)
値段が安めでコスパがいい
進研ゼミは「この教材の充実っぷりでこの値段?すご!」ってビックリしてしまう料金設定になっています(送料も相当かかっているはずなのに・・・)。
くわしい値段は進研ゼミについて学年ごとに説明した記事でご確認ください!
※もちろん全て自分で教材を選べるのであれば、お金を払う必要はないです。
この料金は「教材の値段+適切な教材を選んで届けてくれる手間賃」って捉えるべし!
他の通信教育に比べたらかなりコスパが良いです。さすが最大手・・・
進研ゼミの教材の弱点(デメリット)
ただし、もちろん進研ゼミにも弱点があります。進研ゼミの弱点っていうか「通信教育の弱点」です。
どれだけ進研ゼミの教材が充実していたとしても、通信教育である以上、どうしても勉強の強制力が働きづらいんですよね。「塾に行くのをサボったら電話がかかってきて後で怒られる」みたいなことがない。だから本当に何もやらない子供が進研ゼミに申し込んだ場合、宝の持ち腐れになる可能性があります。
進研ゼミの弱点(っていうか通信教育の弱点)
- 強制力が働きにくい
- 自分一人で勉強をする力が求められる(他人との比較・競争をしにくい)
←ここが通信教育のいいところなんですけど・・・(後述)
強制された勉強であろうと、とりあえず「勉強をやった感」がほしい人(=塾に行って授業を受けたら「勉強をやった」気になっちゃう人)がいるのは事実です。先生の板書をノートにキレイにまとめたら「勉強したわー」って満足するみたいな。
そういう人は進研ゼミをやっても「イマイチだよね」って思ってしまうかもしれません。
進研ゼミの教材の弱点に対する僕の考え
ちょっとマッチョな考えかもしませんが、僕はこう考えています↓
勉強って強制されたり他人と競争したりしながらやるものじゃない
勉強は基本的には自分一人でやるもの
強制されて勉強したとしても、(悲しいけど)たいして力はつかない
机に向かった時間の長さが大事なんじゃなくて、知らないこと・わからないこと・今学んでいることを自分の頭でちゃんと理解しようとすることこそが勉強の本質
塾に行って授業を受けて、先生の説明を耳で聞いて板書をノートに写したとしても、自分の頭でちゃんと理解しようとしなかったらあんまり意味がないんですよね。
もちろん、まったく勉強しないよりは「とりあえず塾に行く」方が良いかもしれません。でも、塾に行っているのに全然成績が上がらない人っていますよね。これは「わからないこと」を自分の頭でちゃんと理解しようとする・・・っていう作業が足りていないからだと思います。
また、自分の頭でちゃんと理解するために、塾の先生の説明が役に立つことはあると思います。でも、その点に関しては進研ゼミの教材でもきっと同じ。どんな先生・教材でも、説明の仕方は大体同じです(むしろ口頭の説明よりも通信教育の教材の説明の方がムダがなくわかりやすかったりする)。
何が言いたいのかというと、結局のところ勉強で大事なのは自分の頭でちゃんと理解しようとすることだ!ってことです。
なので、僕は正直(こんなこと言ったら元も子もないですが)、塾でも通信教育でも何でもいいとすら思っています。塾に行っても、どの教材を使っても、どれでもOK。塾よりも進研ゼミの方がいい!って言いたいわけではありません。
大事なのは、塾の先生の説明を聞いたり教材の解説を読んだりしてわかったつもりになることではない。大事なのは、「あーなるほど、、、これってこういうことなのか・・・!」って理解し納得すること。そういう「わかった!」を目指す姿勢こそが勉強の本質で、こういう姿勢こそ子供の頃に身につけるべきだと思います。
そんな勉強の本質(=知らないこと・わからないこと・今学んでいることを自分の頭でちゃんと理解しようとすること)に向き合わせてくれるのが通信教育だと思っています。
通信教育は”学びに向かう姿勢””学ぶための基礎体力”を身につけるために有効な教材
通信教育での学習には「塾に行くのをサボったら電話がかかってきて後で怒られる」みたいなことがありません。保護者に怒られることはあるかもしれませんが、ベネッセの担当者から「最近◯◯くん調子どう?全然教材に手をつけてないみたいだけど・・・(ジロリ)」っていう冷や汗が出そうな電話がかかってくることはありません。
通信教育での学習には、「さあ勉強するぞー」っていう前向きな姿勢が求められるわけです。
ってことで、大人になってからも大事な力(つか大人になってから さらに大事になる力←大人には学校がないので)を子供が身につけられるように、通信教育を選ぶのは大アリだと思っています。
とりあえず「勉強をやった感」をゲットするためだけに”みんなと一緒の塾”に通うより、大変かもしれないけど通信教育で勉強する方がよっぽど価値があると思います。
んで、
通信教育の中で、進研ゼミはかなりおすすめです!教材がかなり充実しているので(←これが言いたかった)。
しかも進研ゼミには、「最初からいきなり一人で勉強するのはきつい・・・」っていう人向けに(←っていうかほとんどの子供がこうだと思う)、他の人と一緒に勉強できる仕組みが用意されています。
オンラインライブ授業(小学・中学・高校)
画像は進研ゼミ小学講座のもの
通信教育を使った勉強は自主性が求められることが多く、教材をためがちですが、
オンラインライブ授業は日にちが決まっているので後回しにできず、強制力が働くの良いところ。
※当日ライブに参加できなくても、後日録画がアップされるので好きなタイミングで見ることもできます!
こういうサービスを利用しながら、少しずつ”学びに向かう姿勢””学ぶための基礎体力”を身につけていけばいいと思います!
ここからは小学講座・中学講座・高校講座に分けて、教材の特徴をざっくり説明します!
小学講座の教材の特徴
教材の種類が豊富

おもちゃ的な学習教材が届く

保護者が子供の勉強を見ることができる(一緒に勉強できる)
画像は進研ゼミ小学一年生講座のもの
- 解説が充実している
- 保護者の関わり方についてアドバイスしてくれる情報誌が届く
※保護者が全部丸つけをするのは大変なので、子供が一人で丸つけできるようになるためのコツみたいなのも教材の中に書かれています。

実際にどんなものが届くのか?については、各学年の記事で確認してください!

中学講座の教材の特徴
教材の種類が豊富

→紙のテキストは、定期テスト前の自習時間(←学校の授業あるある)に使うことができて便利
※スマイルゼミのようにすべての教材がタブレットに入っていると、タブレットを学校に持って行きにくいのでそれはそれで不便
※進研ゼミは紙テキストの教材も届く
実際にどんなものが届くのか?については、各学年の記事で確認してください!

高校講座の教材の特徴
スマホで利用できるデジタル教材が豊富

- スキマ時間にちょこっと勉強!ってのができる
- 忙しい高校生の実態に合わせた学習方法
学習法をアドバイスしてもらえる
画像は進研ゼミ高校1・2年生講座のもの
高校別担任コーチ
自分が通学する高校の卒業生が個別に学習をサポートしてくれる。※高1・高2
- 学習計画作成
- 学習法コーチング
- 進路アドバイス
※「高校別担任コーチ」は順次採用を進めているので、対象外となる場合もある
※受講教科にかかわらず利用可能
※質問・相談の上限は10回/月まで
※質問・相談は基本的に日曜日、祝日、年末年始を除く7日以内で回答
まとめ
進研ゼミの教材の特徴(メリット)
- 教材の種類・サポートが充実している→ 飽きにくい & 自分に合うものを見つけやすい
- 適切な教材を届けてくれるので、教材が偏らない
- 他の人と一緒に勉強できる工夫がある
- 値段が安めでコスパがいい
進研ゼミの教材の弱点(デメリット)
=強制力が働きにくく自分一人で勉強をする力が求められる
でもこれは強みでもある
(理由)強制されようがされまいが、勉強で大事なのは知らないこと・わからないこと・今学んでいることを自分の頭でちゃんと理解しようとすることだから
そして進研ゼミには「他の人と一緒に勉強できる」仕組みが用意されている
進研ゼミについてもっとくわしく知りたい方はこちら
通信教育を比較
おすすめな通信教育についてまとめました(各通信教育の比較)。


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- 「社会は暗記すればOK!わからなくても覚えりゃいい!」っていう人を減らす
- 中学生〜大人(本質的な部分を解説しているので、中学社会にも高校社会にも対応しているはず!)