「論述問題・記述問題が苦手。書き方(コツ)がわからない…」
「論述問題・記述問題を得意にしたい。」
このブログ記事は、そんなあなたに向けた記事です。
こんにちは。もちお(@softenisuke)です。
本記事では、
論述問題・記述問題の書き方のコツ
について説明をします。
この記事を読むと
- 論述問題・記述問題の書き方のコツがわかる
この記事の信頼性
僕(もちお)は、勉強が得意。
- 小学生の時は偏差値40台だったけど、「学年で10位以内に入ったら携帯電話を買ってあげる」という親の甘い言葉で火がつき、猛勉強。その結果、
- 中学生では、塾に行かずに学年1位
- 高校では、学年で1ケタの順位をキープ
- 東大模試で文科三類1位
- 東大に合格
僕(もちお)は、元社会科教員。
- 文章が上手な生徒と上手でない生徒を見た経験あり
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目次
【論述問題・記述問題の書き方】4つのコツ

論述問題・記述問題に答える時は、いきなり書き始めるのは絶対NGです。
4つのステップで解答をします。
論述問題・記述問題に答える時の手順
①要求を把握する | 何を書いたら点数がもらえるのか?を確認 |
---|---|
②構成を決める | どういう順番で書くか?を考える |
③中身を考える | 勉強して覚えた知識を思い出して、中身を決める |
④解答欄に書く | ゴリゴリっと書く |
論述問題・記述問題が苦手…というか、全然点数がとれない原因は、たいてい「①と②をすっ飛ばしてしまっていること」にあります。
①と②が超重要です。
①要求を把握する

まず、問題文を読んで「問題作成者は何を要求しているのか?」を把握します。
言いかえると、何を書いたら点数がもらえるのか?を確認するということ。
というのも、「問題作成者は何を要求しているのか?」をしっかり理解しないと、ズレた解答をしてしまう可能性があるから。
「何を書けばいいのか?」を理解せず、「書くことを求められていない内容」を書いてしまうと、それだけで0点扱いになることもあります。
例えば、こんなやり取りは0点ですよね。
聞いてること答えろや、って感じじゃないですか。
会話では問題なくやり取りができるのに、論述問題・記述問題になった途端、こういうことをやってしまいがち。
実際、僕も教員時代に定期テストなどの採点をした時、「聞いてることと全然違うこと書いてる!」っていう生徒が結構いました。
「問題作成者は何を要求しているのか?」=「何を書いたら点数がもらえるのか?」をまず把握することが超重要です。
②構成を決める

「何を書けばいいのか?」がわかったら、次は文章の構成を決めます。
言いかえると、問題作成者が要求していることをどういう順番で書くか?を考えるということ。
例えば、こんな感じ。
もちこさんの要求は2つですよね。
- (1)どっちが好きか
- (2)その理由
で、もちこさんの要求がわかったので、次は構成を決めます。
「(1)どっちが好きか → (2)その理由」という構成で答えることにします。
内容的には0点って採点したくなる解答なのは置いといて…構成がしっかりとした解答になっているので、OKです。
もし、次のような答え方をしたら減点になります。
上の解答は「(2)理由 → (1)どっちが好きか → (2)理由」という構成になっていて、グチャグチャ。
これじゃダメ。
もしかすると、大学生などのバイトが採点をする模試なら点がもらえるかもしれません。
ですが、実際の入試の時にこういう解答をしたら、「この生徒は頭の中がグチャグチャだなあ…」って思われて減点される可能性が高いです。
というわけで、「何を書けばいいのか?」が分かったら、次は文章の構成を決めるのが大事です。
③中身を考える

「何を書けばいいのか?」が分かって、「どういう順番で書くか?」を決めたら、最後に「中身を考える」作業をします。
先ほどの例で言うと、「スタバの方が店員さんがかわいいから」の部分です。
他にも、
- フラペチーノがおいしい
- Wi-Fiの接続が速い
などなど、いろいろな中身が考えられると思います。
勉強して覚えた知識を思い出して、中身を決めます。
④解答欄に書く

「何を書けばいいのか?」が分かって、「どういう順番で書くか?」を決めて、「中身を考える」作業をしたら、解答欄にゴリゴリっと書いていきます。
【論述問題・記述問題の書き方】例題を解いてみますよ

もう一度まとめます。
論述問題・記述問題に答える時の手順
①要求を把握する | 何を書いたら点数がもらえるのか?を確認 |
---|---|
②構成を決める | どういう順番で書くか?を考える |
③中身を考える | 勉強して覚えた知識を思い出して、中身を決める |
④解答欄に書く | ゴリゴリっと書く |
では、実際に例題を解いてみます。
聖徳太子が行なった政治の特質や、聖徳太子がそのような政治を行なった背景を述べなさい。
まず、「①要求を把握する」です。

問題文を読むと、書くべき内容は2つあることが分かります。
- 聖徳太子の政治の特質
- 聖徳太子の政治の背景
逆に言うと、この2つ以外を書いてはいけません。
例えば、「聖徳太子は実在したのか、疑問視されている」「聖徳太子は厩戸王と呼ばれることもある」といった内容を書いても意味ないですし、減点される可能性があります。
次に、「②構成を決める」です。

△△という背景により行われた聖徳太子の政治は、●●という特質をもっていた。
このように、「背景 → 特質」という構成で書くことにします。
そして、「③中身を考える」です。

ここでやっと、勉強して覚えた知識の登場。(要求を把握して、構成を決めるまで、勉強して覚えた知識は頭の中に封印しましょう。中身について先に考えてしまうと、勉強した内容をあれもこれも書きたくなってしまって、ミスります。)
△△という背景により行われた聖徳太子の政治は、●●という特質をもっていた。
「△△」と「●●」を埋めることと、中身を考えることはイコールです。
「△△」の中身 | 中国を統一した隋の高句麗に軍隊を送って、国際的緊張が高まった |
「●●」の中身 | 強い国家づくりのための政治改革 |
最後に、「④解答欄に書く」です。

日本語がおかしくならないように、少し表現を調整しつつ、解答欄に書きましょう。
中国を統一した隋が高句麗に軍隊を送って、国際的緊張が高まったことを背景に行われた聖徳太子の政治は、強い国家づくりのための政治改革という特質をもっていた。
これで、解答の完成です。
【論述問題・記述問題の書き方】まとめ

①要求を把握する | 何を書いたら点数がもらえるのか?を確認 |
---|---|
②構成を決める | どういう順番で書くか?を考える |
③中身を考える | 勉強して覚えた知識を思い出して、中身を決める |
④解答欄に書く | ゴリゴリっと書く |
点数がとれない原因は、たいてい「①と②をすっ飛ばしてしまっていること」にある。
補足
論述問題の書き方(コツ)について説明をしましたが、残念ながら書き方(コツ)を理解するだけでは力は伸びません。
文章を実際に書いて、信頼できる人に見てもらうことが必要です。
学校の先生や塾(予備校)の先生に見てもらうようにしましょう。
もし、信頼できる人がいない場合は、家庭教師などを利用するのもありです。
また、「単に知識不足」というのが理由で、論述問題への苦手意識がある場合もあります。
その場合は、勉強するしかないです。
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引用:スタディサプリ
個人的に、スタディサプリというPCやスマホで受けられる動画授業サービスがおすすめです。


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論述の定義をもう一度確認したほうがよいかと思います。
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