河合塾Oneとスタディサプリはどっちがいい?東大卒元教員の考え
望岡 慶(もちお)
もちおスクール
同じ「日本の歴史」の学習漫画でも、集英社と角川では「情報の届け方」のポリシーが異なる。
という立場の違いが、そのまま内容の違いを生んでいる。
自分がどちらのスタイルを求めているか、以下の比較を参考にしてみてほしい。

集英社は、東大日本史対策のプロ(予備校講師)の野島博之氏が総合アドバイザーを務めている。そのため、膨大な歴史的事実の中から「特に重要なポイント」を抽出し、凝縮する作業が徹底されている印象。
単に「何が起きたか」を説明するだけでなく、「その事件にはどんな意味があったのか?」という背景や意義、本質が、キャラクターのセリフやナレーションを通じて語られる。
情報の取捨選択が上手いため、文章量は適切に抑えられ、歴史の全体像を「構造的」に理解するのに非常に向いている。




対する角川は、東京大学の教授陣による監修のもと、最新の研究成果を丁寧に、具体的に盛り込んでいるという印象。
集英社が「抽象(本質)」を突くスタイルなら、角川は「具体(詳細)」を積み上げるスタイル。歴史的事項の説明が非常にきめ細かく、情報量は集英社よりも多い。
そのため、ページ内のテキスト量はやや多めだが、その分「なぜそうなったのか」のプロセスを詳しく知ることができる。最新の学説に基づいた「今の歴史」を詳しく学びたい人にとっては、これ以上ない学習漫画と言える。


こんな感じで選べばいいと思う。
| 巻数 | サイズ | カバー | カラー | 出版年 | 近現代史 | 受験に使えるか | Kindle版 | 値段 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 集英社 コンパクト版 | 22 (別2) | 四六判 | ソフト | 一部 | 2021 | 9/20巻 | ◎ | あり | 18,590円 |
| 角川 | 21 (別5) | 四六判 | ソフト | 一部 | 2015 | 9/21巻 | ◎ | あり | 23,760円 |