「自学自習」ができるようになるために、最初に読んでほしい記事

望岡 慶(もちお)

僕は、誰でも自転車に乗れるように、誰でも自学自習ができるようになると考えています。

僕たちは学校で、数学や英語は教わってきました。なのに、「学び方」そのものを教わる機会はほとんどありません。そのことが「成績の差の固定化」につながっていると思っています。

そこでこの記事には、「学び方」について僕が学んだことを書き込みました。

まずはこのページで、「学びってそもそも何なのか」「どういう仕組みで人はできるようになるのか」の全体像をつかんでください。地図を頭に入れた上で、必要なところをさらに読んでいただければと思います。

なお、このページの内容は僕の思いつきではなく、学習科学(人がどう学ぶかを研究する分野)で現在定説とされている内容に沿って書いています

モチオカ
モチオカ
Profile
千葉の公立中・公立高から、1年間の浪人を経て東大へ(文三→教育学部→大学院教育学研究科)。公立中学校の教員になった後、数年で退職。現在はブロガーとして生計を立てて8年目。目標は、誰もが「勉強ができる」ようになること。「もともとできる人だけが伸びている」という現実を変えたい。「塾に入れたのに成績が伸びない」という家庭を減らしたい。そのために、「自分で学ぶ」ための教材・勉強法・指導法を紹介するブログを運営中。誰でも自転車に乗れるように、誰でも自学自習ができるようになるはず。学ぶって、こんなに楽しかったのか。そう思う人(仲間)を一人でも増やしたい。
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そもそも「学び」とは何か

学習科学では、「学び」はこのように定義されています。

経験の結果として生じる、知識や行動の比較的永続的な変化

ポイントは3要素で、

  1. 変化であること(変化がなければ学習は起きていない)
  2. 経験によること(成熟や薬物による変化は除く)
  3. ある程度持続すること(テスト直後だけ再現できる状態は学習として不十分)

です。

もう一つ、現代の学習科学が強調する定説が、学習は既有知識の上への構築であること。白紙に書き込むのではなく、すでに持っているスキーマに新情報を関連づけて意味を作る。

「既有知識が最大の学習資源であり、同時に誤概念の源でもある」というのが現在の共通見解です。

学びの全体像

では、学びはどういうプロセスで実現されるのか。

「ミクロの層」と「マクロの層」の2階建てでとらえるとわかりやすいと思います。

  • ミクロの層=1回の勉強の中で、頭の中で起きていること
  • マクロの層=その勉強を、自分で回し続ける力

自転車で言えば、ミクロは「ペダルの漕ぎ方・ハンドルの切り方」、マクロは「乗り続ける習慣」です。どちらが欠けても自転車は進みません。

ミクロの学び

読解

教科書を読んでも頭に入らない…その理由とは

知識と理解

知識は頭の中にどのようにして蓄えられているのか?

「理解する」ってどういうこと?勉強のカギは「結びつける」ことにある

なぜ同じ授業を受けているのに差がつくのか?なぜ人によって理解度が違うのか?

記憶と忘却

情報を長期記憶に定着させる方法

なぜ忘れるのか?

スキーマとは?勉強が得意な人は、なぜ覚えられるのか?

勉強したことを覚えやすくする方法【精緻的質問】

勉強したことを覚えやすくする方法【自己説明】

報酬(褒める)

条件づけによる学習

  • 古典的条件づけ:生理的な反応を、別の無関係な刺激と結びつけて学習する
  • 道具的条件づけ:自分の「自発的な行動」と、その「結果」を結びつけて学習する

観察による学習

  • 代理強化:他者の行動と結果を観察することで、観察者に学習が成立する
  • 自己強化:自分自身をほめることで学習が成立する

アウトプット

マクロの学び

ミクロの技術をどれだけ知っていても、それだけでは独学はできません。誰も指示してくれない状況で、自分で決めて、自分でやって、自分で振り返る必要があるからです。

自己調整学習

メタ認知

自分の理解度や勉強のやり方を、一段上から観察する力をメタ認知と言います。これが、独学者と「勉強しているのに伸びない人」を分ける最大の分岐点です。

動機づけ

環境を整える

音楽を聴きながら勉強しない方がいい

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僕は今、学習に関する研究論文を読んでレビューをしています。新しいことがわかるたびに、この記事に書き足し、間違いがあれば直します。

だから、もしこの記事が少しでも役に立ったなら、ブックマークして、また来ていただければと思います。次に来たとき、地図はもう少し詳しくなっているはずです。

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