「自学自習」ができるようになるために、最初に読んでほしい記事
僕は、誰でも自転車に乗れるように、誰でも自学自習ができるようになると考えています。
僕たちは学校で、数学や英語は教わってきました。なのに、「学び方」そのものを教わる機会はほとんどありません。そのことが「成績の差の固定化」につながっていると思っています。
そこでこの記事には、「学び方」について僕が学んだことを書き込みました。
まずはこのページで、「学びってそもそも何なのか」「どういう仕組みで人はできるようになるのか」の全体像をつかんでください。地図を頭に入れた上で、必要なところをさらに読んでいただければと思います。
なお、このページの内容は僕の思いつきではなく、学習科学(人がどう学ぶかを研究する分野)で現在定説とされている内容に沿って書いています。
そもそも「学び」とは何か
学習科学では、「学び」はこのように定義されています。
経験の結果として生じる、知識や行動の比較的永続的な変化
ポイントは3要素で、
- 変化であること(変化がなければ学習は起きていない)
- 経験によること(成熟や薬物による変化は除く)
- ある程度持続すること(テスト直後だけ再現できる状態は学習として不十分)
です。
もう一つ、現代の学習科学が強調する定説が、学習は既有知識の上への構築であること。白紙に書き込むのではなく、すでに持っているスキーマに新情報を関連づけて意味を作る。
「既有知識が最大の学習資源であり、同時に誤概念の源でもある」というのが現在の共通見解です。
学びの全体像
では、学びはどういうプロセスで実現されるのか。
「ミクロの層」と「マクロの層」の2階建てでとらえるとわかりやすいと思います。
- ミクロの層=1回の勉強の中で、頭の中で起きていること
- マクロの層=その勉強を、自分で回し続ける力
自転車で言えば、ミクロは「ペダルの漕ぎ方・ハンドルの切り方」、マクロは「乗り続ける習慣」です。どちらが欠けても自転車は進みません。
ミクロの学び
読解
知識と理解
知識は頭の中にどのようにして蓄えられているのか?
「理解する」ってどういうこと?勉強のカギは「結びつける」ことにある
なぜ同じ授業を受けているのに差がつくのか?なぜ人によって理解度が違うのか?
記憶と忘却
情報を長期記憶に定着させる方法
なぜ忘れるのか?
報酬(褒める)
条件づけによる学習
- 古典的条件づけ:生理的な反応を、別の無関係な刺激と結びつけて学習する
- 道具的条件づけ:自分の「自発的な行動」と、その「結果」を結びつけて学習する
観察による学習
- 代理強化:他者の行動と結果を観察することで、観察者に学習が成立する
- 自己強化:自分自身をほめることで学習が成立する
アウトプット
マクロの学び
ミクロの技術をどれだけ知っていても、それだけでは独学はできません。誰も指示してくれない状況で、自分で決めて、自分でやって、自分で振り返る必要があるからです。
自己調整学習
メタ認知
自分の理解度や勉強のやり方を、一段上から観察する力をメタ認知と言います。これが、独学者と「勉強しているのに伸びない人」を分ける最大の分岐点です。
動機づけ
環境を整える
教材を探す

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僕は今、学習に関する研究論文を読んでレビューをしています。新しいことがわかるたびに、この記事に書き足し、間違いがあれば直します。
だから、もしこの記事が少しでも役に立ったなら、ブックマークして、また来ていただければと思います。次に来たとき、地図はもう少し詳しくなっているはずです。

